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全国各地の刑務所や少年院をボランティアで慰問(才賀師匠は「芸で激励=芸激」と書いている)を続けている師匠のエッセイ。
刑務所は「先行きのみえない閉塞感に包まれた日本の縮図」であり、受刑者も刑務官にもストレスが充満しているという(現に刑務官は、国家公務員の中で定年後半年以内に亡くなる率が最も高いそうだ)。だからこそ刑務所に心の余裕が必要だと考え、慰問を続けている師匠。
笑いあり、真面目な提言ありの一冊。
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才賀さんの慰問話はラジオで何回か聞いてたけど、なかなか興味深かったです。
しかし、刑務所でシモネタOKとは…ちょっと驚き。
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慰問をはじめたきっかけからその現状、笑わせ方やネタの選び方などさまざま書かれてておもしろかった!
刑務官ってすごい仕事だ。労わるべきはこちら、というのに納得。
はじめたきっかけがまたおもしろい。ほとんどノーギャラでも芸人さんを惹きつけるものがあるんだろうなあ。
噺家さんの文章はたいてい読みやすいと思いました。流れが綺麗。
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25年間も全国の刑務所、少年院を慰問し続けている落語家:桂才賀師匠の笑いがたっぷり、そして切ない人情にもあふれた慰問体験話。人を笑わせるというのは本当に稀な才能だと思うのだが日頃抑圧された環境にある塀の中の人々を笑わせるのはまことにアタマが下がる思いだ。罪を犯し、罪を償うために入っている刑務所。ちょっとお近づきになりたくない場所だけれど、そこに自分から入っていって慰問活動を何十年も道楽で続ける。それを「楽しくてやめられない」と言える強さや心の広さに感じ入らせてもらいました。それをさらっと読ませて笑わせるその技量はまさに「師匠!」という感じです。良い本に巡り会えました〜☆
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TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」に桂才賀さんが
ゲスト出演されおり、興味を持ち読んだ本です。
きっかけは、
奥さんの実家が沖縄らしいのですが、
奥さんは旧友との再会をしているのですが、自分は暇
行くところもなくなったために、
老人ホームに慰問にでも行こう。
と考えたらしいのですが、その隣にたまたま少年院があり、
そこに行ったのが、きっかけらしいです。
そこから、病み付きにもなり、現在に至るらしいです
ちょっと驚いたのは、
この慰問は、周到に計画が寝られての慰問ではなく、
唐突の訪問らしいので、有償ではないらしいです。
ただし、・・・・・
昔はどこぞの団体の若頭を喜ばせるために、
密かな収入を得たらしいのですが、
現在はなかなかそれも難しいようです。
ちなみに、
受けるネタは刑務所独自の隠語を用いたネタで、
その他には、下ネタ、
ご法度だと思われる刑に関連するネタらしいです。
後は、
刑務官の方は、
転勤も少なく、有事のために敷地内に住んでいることが多く、
かなり大変な職業のようです。
ふだん触れることの少ない刑務所、少年院のことを
あまり暗くもなることもなく、知ることができるので、
読んでも損はない本かと思います。
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テレビで見なくても地道な活動して
それを楽しんでるのが素敵だなと思った。
一般人にはできないことだし。
どの人間にも笑いは救いになると思う。