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石油高騰、地球温暖化、食料問題、少子化・・・今世界規模で起きている問題を、具体的なものやデータをもとにして問題の本質を探っていく。資源争奪という観点から見た歴史や、水という観点から見た地政学を論じているのは新鮮な話題で面白かった。問題の本質を見逃さないで、将来への対策を立てていける智慧を磨いていきたいと思った。
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少し難しいが、コメ、農業、環境、水などを語る上では外せないであろうデータがある。
深い内容なので、一気に、章ごとに読むといい。神門先生との3人の対談がとてもためになった。ただ、難しい。
08年10月5日19時4分1秒より更新
イミダスと平行に読むと面白い。この本はいい。教養になるし、考える基準になる。
比較対象を考えようと思った。無意味な比較が多すぎると思った。
09 0218 11時20分50秒
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著者二人の対談。モノとう現実から日本を考える。竹村氏は、国土交通省の河川局長を勤めた人。石油や水、森林や河川などの下部構造から日本の文化や歴史を洞察する。いままで知らなかった独自の視点による情報が新鮮で、興味深く読んだ。江戸時代末期、日本のエネルギーとしての森林利用は限度に達し、いたるところ禿山だらけだった。その限界を打ち破ることが出来たのは、黒船来航による開国だった等々。文科系の人間が見落とすような発見に満ちている。
たとえば、アメリカ自由経済は原油価格が上がらないことを前提として成り立っていた。それを視点にするといろいろなことが見えてくる。戦後7回あった不景気のうち6回は原油価格値上がり後に起きている。その原油に限度が見えてきたから、バイオエタノールに必死にシフトしようとする。そこから穀物の値上がり等の問題も起こった。しかしアメリカとエネルギー問題は解決不能で、インフラが石油依存(たとえば自動車依存)のため、それが切れたときのショックは大きいという。
さらに、地球温暖化問題の具体例の一つとして水問題がある。日本が水に恵まれているのは、国土の70パーセントを覆う森林の恩恵によるが、地下水を利用するアメリカ農業はやがて限度に達するだろう。中国は、水の限界のためこれ以上発展することはできないだろう。北京の砂漠化も近い将来深刻化する。日本も、水に恵まれているからといって安閑としていれば生き残れない。森林、河川、海岸、海域等の環境を守っていくことが必要である。
この他、なるほどと思わせる発見や洞察が随所に見られる。最近読んだ本のなかでもとくに興味深く読めた。
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養老先生は博識 さらに国土にくわしい竹村氏
お二方の対談は 自分の知らないこと
一歩奥の事がたくさんあって 楽しく読めました。
偏らず 事象 モノを一つ一つ捉えていくこと
それらの累積が知になっていく っと思います。
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社会の変化の表層を追いかけている。いつでも足元がグラグラと不安定だ。
養老先生は現代社会のさまざまな課題を概念ではなく具体的なモノやデータに即して考えれば本質が見えてくると言う。ダム行政に手腕を発揮してきた国土交通省河川局長との対談や農業経済学者との鼎談で見えてくる事象に、そうだったのか!!と胸に手を当ててしまった。
あの昭和天皇は「先の日米戦争は油(石油)で始まり油で終わった」とか「雑草という草はない」など自然科学者として健全な精神を持っていたとの部分も記憶に残る。
日本の環境や食料、エネルギーについてきちんとした視点を持つことを学んだ。
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『本質を見抜く力』環境・食料・エネルギー 養老孟司 竹村公太郎
対談集だ。養老氏の前書きには「自分が生きてきた時代、様々なイデオロギーに翻弄された」とある。その上で氏は五感を重視するか、概念を重視するか、の違いを指摘した上、五感すなわち知覚できる実感や事実、「ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい」という。オビには「日本の将来を本気で考える」とあるから、どうしても「ご高説賜ります!」と読む前に力が入る。
しかし構成が対話形式ゆえか、日本語特有の話法も手伝い否定肯定が不分明で、二人の立場の違いもわかりにくい。対話の流れは速く、もうちょっと知りたいと思っても、話は強制的に先に行ってしまう。総じて何となく飲み屋で放談中の知的オヤジにお付き合いさせられているような……。
だからお酌でもするつもりで、あえてゆっくり読む。二人の知見を味読するのがいい。前書きには「モノという現実」から日本を見ようとする最初の試み、ともあって、今回はその最初のゲストとして竹村氏が招かれて話をした、と捉えてから読むことを勧めたい。そう読むと、ゲストが養老さんに何を理解して欲しいかがわかるのだ。
今回のゲスト竹村氏は、東北大工学部土木工学科修士課程卒で元国土交通省河川局長。前に『aqua』の水に関する書評で触れた、世界水フォーラムの事務局長でもある。主張に通底しているのは国土の開発という立脚点か。
竹村氏は、マスコミの煽りなども含めた通説や俗説を表面的な情報として、教えられた歴史の解釈も一旦は排す。その上で、日本国ではなく、日本列島という「モノ」としての資源や状況、実力、事実を「解剖」し、その本質を整理する。
基層もしくは下部構造のことをインフラと呼ぶが、食料やエネルギーを語る場合のインフラとしての「国土」を量的質的に論じようとする観点には、養老さんの「モノの見方」との共振性が感じられる。
が、国が国土をどのようにイジったかについての実践編となると疑問符もつく。100年前と今では日本列島の緑が濃いと国家事業を称えても広葉樹林の激減に触れなかったり、官僚という方々には、持論と国論の両立という隘路が見え隠れする。どうしてもマクロな整合性を求めてしまうように思えた。
養老氏は言及しないが(例えば植林の成果について)、昆虫の生態系は100年では回復しないなど、あくまで自分の五感で情報を評価する態度を崩さない。
さて、全体感としては、地球温暖化対策も、エネルギー問題も、食料も、世の対応や解釈、歴史認識に対して批判的な立場で話が進む。
戦争は石油争奪が主因、主義主張の違いは表層で、資源のない日本という前提でのエネルギー利用に活路がある。温暖化はデメリットだけではない、日本列島が南北に長いメリットが生きる。日本は小さいことに価値を見出してきた。少子化も、大きくなるよりはるかにマシだ。日本のは水の国。水資源は足りているというモノサシで利用を組み立て直す。カロリーベースの自給率はまやかし、米も野菜もなんとかなる、問題は動物タンパクとしての水産資源だ…etc.
そんななか、農業につ��て論じた農業経済学の神門善久氏を交えての鼎談は異色だ。氏は、日本農業の可能性はとても大きいとしながら現状を憂い、「公明正大で公平なルールのもと最大限の自由を担保すべき」と論じる。その中心に農地、雇用、加えて日本の民主主義の問題を据えて、無秩序化が進んでいる今の農政を正面から糾弾する。
鼎談ではその体系化された中身の入り口を垣間見るが、ぜひ氏の著書『日本の食と農』で、その本質を読み解いてほしい。
今後このシリーズが続いて、養老さんの「ヒトから見たモノ、それで社会を論じたい」という「モノの見方」が、多方面の事実と結びつき体系化されていくことを期待したい。
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値段(760円)の割に相当お得な本である。
きっかけ:石破茂農林水産大臣のすすめ
普段考えてもみなかった視点を得られ、世の中の見方に関して相当考えさせられた。自分たちの存在のベースになっているものはエネルギーということに気付かされた。
○アメリカの言う自由経済は、原油価格が上がらないという前提あっての概念なんですよ。(p14)
アメリカの言う自由経済には、実は「無限にオイルを供給する」という条件があった。
ex;70年代から石油の輸入国になる フランクリン・ルーズベルトが、40年代半ばにすでにサウジに行っている。
○先の日米戦争は油で始まり油で終わった。(p20)
ヒトラーがバルバロッサ大作戦で旧ソ連に入っていったことも、おそらく石油が原因。
昭和天皇は、「先の日米戦争は油で始まり油で終わった」とおっしゃています。
○禁煙ブームの裏にあるのは自動車業界と石油業界のたくらみ(p24)
油の命を長らえてなおかつ収益を上げる。そうするのが一番効率いい。ヨーロッパははじめから排出権取引で儲けようと思っていた。
○何かをやりとげようと思ったら、敵を作らないこと 誰かの信用を得るには直接その人と会わないとだめ
○日本は水に関してニュートラル。国際河川を持った国と丁寧に、忍耐強く話し合うことが日本の国際社会での任務なのです。(p123)
○みんなが「日本の食糧自給率は40%」と刷り込まれてしまった。生産額ベースで計算すると、70%もあるのです(141)
○先の省庁大編成のいちばんの問題は、省庁が少なくなって、事務次官がみんな東大法学部になったことです。しかも年齢も同じです。東大法学部の同窓会、同級会で会議をしても緊張感はなかなか維持できません。(156)
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『本質って何だろう?』って思ってたので、読んでみました。
前半はメチャ面白かったです♪
後半は、失速気味、かなぁ?
いやいや、僕の経験知が足りなかっただけです。
いい本です♪
以下、メモ。
________________________
肺がんの発生の原因は、タバコよりも排気ガス。
アメリカの自動車業界は、日本車が売れないように、燃費の悪いトラックタイプを税金を安くして販売した。
日本の石油使用量が減りつつある現在も、アメリカの石油使用量は増える一方。
アメリカの農業はいずれ立ち行かなくなる。
エネルギーがなかったことは、今となっては幸いだった。日本はきっと生き残れる。
青木ヶ原は、できて1200年ほどしか経っていない、若い森。
富士山の噴火後にできた森なので、虫はほとんどいない。
離島の住民のために、税金がかなり使われている。
だから、離島は居心地がいい。
列島中に水が流れている日本は、太陽エネルギーの満ち溢れた国。
アメリカの火力発電所はとても古く、減価償却が済んでいるので、動かせば動かすほど儲かる。
今の米どころは、かつて、ほとんど海だった。
金をかけていまのシステムの中で、炭酸ガス排出量を減らせると思っていること自体がおかしい。
自給率を高めることと、フードマイレージを低く抑えることは必ずしもイコールではない。
北海道から九州に運ぶより、韓国や中国から買った方が、フードマイレージは低く抑えられる。
国という枠を作るから話が違ってくる。
本当に環境問題重視するのなら、フードマイレージを優先すべき。
分権していくと、全体の自給率なんて意味がない。
温暖化が進むと雪がなくなる。
雪がなくなると、水の問題が起こってくる。
西日本の生態系は温暖化に弱い。
東日本の生態系は、温暖化が進んでも、北に逃げられる。西日本では、すぐに限界が来る。
温暖化した未来では、北海道は大穀倉地帯として、日本人にとっての切り札となる。
人間には多様性が必要。日本人が全員、東京人になってはいけない。
『国際競争力をつける』というスローガンは必要ない。
どうしてまだ膨張する必要があるのか。
「縮小しよう」というと元気が出なくなるからか。
野心的で枠から外れた人間を残しながら、どうやって国家規模を小さくするか。
『日本もEUに加盟してみてはどうか?』
『そのとき、何が問題となるか。』
そういう視点で物事を考えることが、本当にグローバルに考えることにつながる。
日本が将来を見据えて根本的に政策を見直すなら、一切のドル依存をやめるべき。
踊りや祭りを利用する。
基礎から考えることが大事。
何かをやり遂げようと思ったら、敵を作らないこと。
味方は少なくてもいいが、敵を作ると、その敵に対応するエネルギーが必要になり、前向きな自分のやりたいことへのエネルギーを消耗させてしまう。
誰かの信用を得るには、その人に直接会わないとダメ。
ある見方から言えば、身体を使ってものをつくっている国は二流。
『俺たちは二流で行く』と腹をくくれるか。
そこが勝負。
中国の金持ちは、日本のお米を食べている。
日本人は、細工をしないと『不細工』といい、詰め込まないと『つまらない』という。
細工をして、詰め込むことは、日本人の美意識になってしまっている。
中国人や、韓国人は、大きくすることが好き。
日本人は縮んでいるときが一番成功していて、外へ広がろうとすると失敗する。
問題を直視することはつらいことだが、目をそむけずにジッと見ていれば必ず解決策はある。
移動の自由というのは、人間の自由の権利の中で、もっとも大きなもの。
途上国の人たちにも、移動の自由を認めるべき。
ウナギなんて土用の丑の日にだけ食べればいい。
牛肉も、昭和の初期には3週間に1回くらいだった。
そんなものでいい。
今の人は食べすぎ。
あえて、正しい字があるという教育を日本はしている。本当は「正しい読み方」しかない。
「正しい受け取り方」はあっても、「正しいやり方」はない。
言葉には根っこがある。
つまり、表に表れている部分だけでなく、裏に隠れているものがある。
「100人いれば、100人が異なった視点でものを見ている。言葉はそれを一般化する」
人はその一般化した言葉で、共有の概念を築いていく。
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ファクトベースの大切さ を国土・エネルギーなどをテーマに論じた本。
文型人間の抽象的思考は大層批判されています。
確かに仕事とかだとfact baseの大切さは理解してるんだけど、自分の生き方を考えてるときはファクトベースじゃない気がする。
でも実際は多分ファクトベースで、しかもディベートで培ったdead body countingで世の中のimpactを捉えていると思う。それ以外に異なる価値を適切に比較する手段がないと思うから。
但し、1人を殺して10人を生かせばよい、という功利主義を採用しているわけでなく、命を奪われないということは、人である以上最低限守られるべきことだと思っている。
つまり、世界でもっとも価値のある行動は、そのままでは命が奪われてしまう人をなるべく多く救うことだと思っている。そういう意味で、飢餓を解決することは日本の派遣労働者を救うより価値のあることであり、やるべきことだと考えている。
当然生きたくても死ぬ人が生きたくなくて死ぬ人より優先される。
だから、自殺が多い社会はおかしいし改善されるべきだと思うけど、最重要な案件ではない。
要は地球全体の「人間」にとってのnet benefitを最大化することが善だと考えていて、その結果、世界の死にゆく人を救うことがもっとも大事だと考えている。
ちなみに、主語を人間に限定するのは、突きつめると自分が人間であるから、以外に理由はない。アニマルライツを主張する人には種のエゴだと言われるだろうが、その通り。逆に人間という種の優越性を根拠にすると、障害者の権利が実現されないのは正義論の教えるところである。
高度な文明を持つ宇宙人に殺戮が支配されるのを容認しなくてはならない、という言説に対抗できるのは種としてのエゴだけである。
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一番面白かったのは第6章の日本の農業、本当の問題、という部分。少子化肯定や農林漁業の100年の計、人類史をエネルギーからみるという視点は一気読みした後に2度、3度と読み直したくなります。新書なので入門ではありますが、この分野に詳しくなりたいと思えるいい読書タイムを過ごさせていただけました。
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肺癌と大気汚染 生態系は100年で回復しない 新しい森には虫がいない 人類の文明史のなかで植林で山の木を守ろうとしたのは日本文明のみ。 エネルギー源を日本国内で分散すべき いまの人はいらいらしがちですぐ全か無かと考えますけれども、生態系を扱うにはほどほどという考え方が重要です。エネルギーの問題も正解はなんだという態度ではなく、ほどほどのところで収めようとすればよい。 問題を直視すればかならず解決策はある。 ただしい受け取り方はあっても、ただしいやり方はない。
2015/6/7 購入にして再読
山の木を植林で守ろうとしたのはおそらく日本文明のみ
ギリシャ文明は奴隷制の上に成り立つ アテネ市民10万人に、奴隷が10万人いた 古代ギリシャの民主制を賛美する人は奴隷の存在をわすれている
概念でなくモノを残せ
概念には当然ズレが生じる
千葉の銚子には鬼怒川しか流れなかったのが、利根川、渡良瀬川を銚子へ流した 江戸時代
家康がなぜ駿府を終の棲家としたのか
鎌倉と同じ天然の要塞
河川法の第一条に環境保全をいれた
いまの医学には現物がない。あるのは検査の結果だけ。つまり情報だけ。医学が情報処理になって、生物を扱わなくなった
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理科系の視点として「モノ」から物流、歴史、環境問題を論じようという養老氏の試みにより出版された本。
人間の感情や、思想から行動が起こるのではなく、全ての事象は「モノ」に起因するという信念を養老氏は持っているというが、随所に前者の文系的視点での議論もあり、「モノ」だけで議論することの難しさを感じる。
好き勝手に喋っている対談なので、逆に読みやすい。
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小さいことが好きな日本人。
虫が好きなのは日本人だけ?
湿地に大都会をつくったのは日本だけ
植林をした山には虫が少ない、生態系が回復されていない
ヒマラヤでは海抜4千mでも虫がいる
日本の本当の農家は30万戸だけ
エネルギー(石油)・水・食料が世界が直面する危機であり、日本の現状を示している
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[目次]
第一章 人類史は、エネルギー争奪戦
第二章 温暖化対策に金をかけるな
第三章 少子化万歳! ――小さいことが好きな日本人
第四章 「水争い」をする必要がない日本の役割
第五章 農業・漁業・林業 百年の計
第六章 日本の農業、本当の問題(養老孟司&竹村公太郎&神門善久)
第七章 いま、もっとも必要なのは「博物学」
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共感する部分としない部分, 2009/7/13
が多々ありました。養老孟司というひとはあまり好きになれないなあ。温暖化対策意味無しといいつつ、温暖化対策の切り札と称する燃料電池のCMにでていたり・・・というかCMの燃料電池は温暖化対策と言うより、ガス増販装置だし