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ホラーとミステリーが混じった作風が特徴だが、今回はミステリー色は薄く、ホラー:ミステリー=9:1といった感じ。
謎解きもあるが、それは主人公の少年が怪異から逃れるための謎解きであり、一連の現象は恐らく山の怪異が原因であり、そこに人為的要素はない。
同作家の、家に纏わる、主人公が子供の作品という共通点がある「禍家」は主人公は怪異から完全に逃れられるが、今作では最後の一文で怪異から逃れられていないことが判明する、後味の悪さが残る作品である。
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今回も楽しかった。
珍しく(?)友達と協力するシーンが出てきて、ワクワクドキドキした。
幸平がいいやつすぎる!
特に屋敷に侵入して、日記を取りに行くなんて勇敢さぎる。
なぜか幸平は、クレヨンしんちゃんのまさおくんをワイルドにした感じをイメージして読んでた笑
怖さはあまり無く、この手の話特有の読み始めが同じような流れはちょっと飽きたけど、幸平との場面が楽しかったので★4。
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小学生とその家族が田舎に引っ越したのだけど、そこは神様がいる山を拓いて造成された住宅地。当然ながらみんなひどい目にあって、というお話。
正直、いろいろ感じた事がありすぎて困っているのですが、まずはひとつめ。すでに呪われてしまったおばあさんやおねえさんの家にいったときのエピソードについて、生理的に嫌悪感を覚えます。その書き方に。書き方ひとつで怖がらせようとするところ。このあたり、恩田陸の「禁じられた楽園」で感じたものと似ているような気がします。
加えて、前の住人の少女が書いた日記。小さな子どもがこんなにきちんと文書をかけるはずがない。ということを、作家だったり、出版社でこの本に関わった方は、気づかなかったのかな?あまりに違和感がありすぎて嘔吐しそうです。
いろいろな伏線が回収されずに残されてしまった、というのも、作者の怠慢だと思います。
なぜ、このような本が世にでてしまったのだろう。それこそがホラーなのかもしれない。
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なんというか、いろいろもったいない…
この作者の作品は過去何作か読んでいるけれど
いつも同じ感想を持つ
書きたいことは分かるのですが…
主人公の設定にどうも違和感がある
中学生くらいに年齢を上げた方が自然な気がする
作者が時々主人公の年齢設定を忘れているんじゃ?と思ったり……
新聞の新刊広告に目を通すような子なのだから、大人びた小学生だと思えば良いのかもしれませんが、子供向けのリライト本読んでるんだよなあ……
なんかちぐはぐ…
ラストは想像はつくけれど、悪くないと思います。