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紙の本
河童のキョウちゃんと河童の川流れのココロちゃん
2008/11/21 16:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2巻は前後編というか続き物になっている。そのためかほぼ全編に渡って学園パートで占められており、死神パートはおそらく次巻でたっぷり出てくるのであろう。その学園パートがもぅおバカの連続でかなり面白い。声に出して笑ってしまうところ満載である。クラスメイト、特に男どもの愛すべきおバカ振りが弾けまくっている。その馬鹿馬鹿しい心情というか心意気が解るだけに余計ツボにハマる。そして前巻での悲しい事故で中断されていた序列戦が再開される。今回は随分と変わった競技だが、ここでもホント懲りないクラスメイト達の活躍(?)が見られる。キョウと恭也、肝心の2人の生活には、キョウの妹分の死神見習い【ココロ】がやってくる。これが極度のキョウ姉様信奉者、それもちょっと間違った方向にイッてしまっている困った娘である。当然ながら恭也は敵である。あの手この手で恭也を困らせるのだが、次第に雲行きの怪しいエスカレートを見せ始め、最後の、それ冗談レベルじゃないよね、という引きに繋がっていく。学園パートの合間にも死神世界での名前の意味や運命的宿命的に抱えていること、仕事や任務のことなどで幾つかのキーワードが出てきており、そうした謎がどういった展開で明かされていくかが楽しみである。しかし本巻でのキョウはちょっと恭也を斬り過ぎでは。せっかくあと少しで○○出来るところまで近づけたんだからもう少し素直になったら?
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