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巨大投資銀行(上)では、専門用語の意味やバブル期の金融概況を本から学ぶことが出来たが、巨大投資銀行(下)は主に一人の投資銀行マンのキャリアの歩み方について考えさせられる良本でした。
社会貢献とは・・・、キャリアの締めくくり方とは・・・、投資銀行マンの歩むべき道とは・・・、といった深い人生論のようなものを学ぶことが出来た。
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上でギブアップして、
まだ読んでないけど、
今度気持ちを新たにして、
上下いっきに読むぞ~~
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バブル崩壊後、日本には危険なデリバティブが溢れ、外資系投資銀行は存在感を増していた。そんな中、桂木は邦銀の再生に乗り出す。
邦銀の閉鎖的な経営体質が描かれおり、それによって邦銀がいつまでたってもローカルな経営から抜け出せないことがわかる。
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フィクションとノンフィクションが織り交ぜられながらストーリーが展開していく。
過去の日本・世界の金融界の動きがすごくよくわかって、面白い。そして投資銀行いきてーなーと思わせるだけの何かが詰まっている。顧客の利益に反する行為を行っていることとかは除いても。
それでいて「結局はマネーゲームで何も残らない。商品を売っていたほうが面白い」というセリフや、主人公が最後には日本の国益のために働き始めるのには重みがある。
必死で働いて、必死で儲けて、いい家に住むだけが幸せではない。それだけが人生じゃない。でも、必死で働いてプロになって人生の選択肢が増えることは素晴らしいと思う。
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感動した。金融の世界でこんな風に働いて、死んでいけたら・・・
金融を目指す方には是非一読してみて下さい。
もちろん、金融工学や細かな取引の内容はわからないけど、
そんな事はおかまいなしです。
もお読み始めたら止まりません。
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自分が社会人になって働き始めたころの重なり、アジアの通貨危機でエライ目にあった事やその時、世界で起っていた事が思い返されます。個人的には、主人公がニューヨークで働き始めた時に、不安から妻に八つ当たりするところが、自身の境遇と重なり何とも言えない気持になります。これからは、妻に優しくなろうと思います。
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バブル崩壊前後の日本経済について小説とはいえ理解できる。
バブル崩壊はなぜおきたのか、当時の外資・日本の金融界の考え方
とう興味深く読ませる。
あくまでフィクションであるが、事実に基づいて書かれているようだ。
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登場するのは架空の人物ではあるが、事実が織り交ぜられながらストーリーが展開していく。当時の日本・海外の金融界の動きがよくイメージできる。マネーゲームと揶揄される投資銀行業務がいたってニュートラルに描かれている一方で、主要登場人物が個々人として生き生きと描かれており、小説としての読後感もよかった。
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この間のバークレイズのLIBOR操作の件もありますし、外資を美化しすぎじゃないかとの疑問は消えません。
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それほどグイグイ惹き込まれるようなものは無かったが、
投資銀行の具体的な姿が業務を通して描かれているので、外資系投資銀行=ハゲタカといった偏ったイメージを払しょくするのには良かった。
図体だけデカくなったものの、金を抱え込んで国債を引き受けるだけの存在のように見える邦銀とは根本から違う印象。
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久々に没頭して読んだ小説だった。外資系投資銀行に勤めてる友人なんていないけど、エッセイを読むと、著者の経験に裏打ちされた説得力のようなものがあるんだよね。外資系投資銀行の栄枯盛衰という大きな流れを味わえすスケールの大きい小説。個人的には下手な娯楽小説より遥かに面白かった。ただ、外資なのはわかるけど、会話をいちいち英文+訳か、英文カタカナ表記+訳で表示するのはやめてほしい。あれのせいでかなりリズムが悪くなってる。なければ星5個だった。
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桂木の後半戦。
いろいろと勉強になった。
金融は非常に複雑で、ジェネラリストではなくスペシャリストが必要だと分かった。
私も様々なものに力を割くのではなく、一つを極めたいと思う。
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金融業界と歴史の動きを一気に読ませてもらいました。面白かった。
欲を言えば、物語の進行をもっとジックリ進めても良かったと思う。
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社会人になってすぐ、大先輩に薦められて購入し、読もうとしたけど、言葉が分からな過ぎて数ページで挫折。でも、いつか読もうと思って本棚のよく見えるところに並べていた本。
そろそろまた読んでみようかな、と手に取ってみたら面白かった!!分かるようになった喜びも相まって、というところかな。
フィクションとは言え、ほぼほぼ実在の人物や実際に起きたことが時系列に沿っていて、バブル~10年前ぐらいの金融界を実際に生きた気分。
自分が生まれた頃、無邪気に学校の校庭を走り回っていた頃…何も知らずにすくすく育ったけど、日本の、世界の経済では大変なことが起きていたんだなと改めて思う。
そして、歴史は繰り返す。歴史から学べることは学んでおくべきとも思う。
他の黒木作品もぜひとも読んでみよう。
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上巻では外資系投資銀行におけるビジネスが中心であったが、下巻では日本人による邦銀の再生が中心。
金融業界の仕事の厳しさ、難しさ、汚さ、そしてあるべき姿を垣間見ることのできる物語。