投稿元:
レビューを見る
軽快な前半と容赦なく悲劇な後半の落差がちょっと空恐ろしい。
世の中くだらねーと思いながら少年ジャンプは毎週読んでいたのかな。
だけど最後まで一環して野ブタに対する視線が暖かい。
いい話とは思わないけど、嫌いじゃないなぁ。
読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
ドラマ化されていますが、内容は異なります。ラストの展開で後味の悪さは残りますが、これで修二が本心を打ち明けて改心(?)すると言う展開だったら、ここまで評価は高くなかっただろう。でも、修二のこれからを思うと、きついと思うよ。
投稿元:
レビューを見る
この本は、いじめられっこを人気ものにするという物語です。最初のほうはとてもおもしろくて軽い話かと思ったのですが、読んでいくうちに、だんだんと暗い話になっていきました。誰もがみな、素をださないで、生きているのだと思いました。最後の結末もかなり重く、いろいろ考えさせられる内容でした。最近の高校生の悲しい現実を知り、少し複雑な気持ちになりました。でもわたしもどちらかと言うと主人公の性格と共通するものがありました。たぶん今の若者はこういう人が多いと思います。
投稿元:
レビューを見る
人気者の修二(主人公)の高校に転校してきた小谷信太(野ブタ)。
デブでおかっぱでオドオドしてて確実にいじめられるタイプの奴。
そんな野ブタが、修二に憧れ弟子にしてくれと頼みプロデュースの開始!
徐々に人気者になっていく野ブタ。ひょんな事をきっかけに逆に嫌われていく修二。最後は修二がそのまま転校してしまう話。
投稿元:
レビューを見る
これもドラマで見ていたので内容を知っていたけど、
久し振りに本を読んでみまいした。
もう内容を忘れていたこともあり、始めから
面白くて、あっという間に読んでしまいました。
この三人の関係性や、ノブタがどう成長いくか
が気になって、とても楽しく読めました。
この本を読んで、高校時代を思い出しました。
こんな毎回楽しいことや事件が起きる
高校ならもう一回行きたいです。
今度もう一度読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
ドラマの前にこの本を読みました。
本の方がリアリティがあって好きです。
修二と似ている部分が自分にもあるなぁと思いながら読んでいたので最後は複雑な気分になりました。
投稿元:
レビューを見る
この作品はテレビドラマでやっていたのを見ていたのがきっかけで読んでみました。クラスの地味な子をクラスの人気者がどうかえていくのかを自分で予想しながらよんでいくとおもしろかったです。
投稿元:
レビューを見る
イケてない女の子を人気者にさせる物語。学校でみんなからの人気者の男。一人でいるがいつもおちゃらけているKYな男。その二人にプロデュースされるまったくイケてない女。少し笑える青春系。意外に面白い。
投稿元:
レビューを見る
いじめらっれこを助けるクラスの人気者の話。
青春っぽいところもあっておもしろかった。
いじいめられっこがだんだん馴染んでくるのもよかった。
でも、最後クラスの人気者の子がはぶかれるのは切なかった。
投稿元:
レビューを見る
クラスの人気もののしゅうじが突如転自分の高校に転校してきた典型的ないじめられっこ(野ぶた)を男2人でクラスの人気者にプロデュースする話で、
ドラマと違い終わり方が小説のほうがなんだかさびしいかんじで終わる
「ぬいぐるみをかぶっている」と言っているとことはうまい表現だなぁと思った。
僕が読んできたなかでクラスメイトをプロデュースするなんてとてもびっくりするほんだった。
またドラマが見たくなつた。
投稿元:
レビューを見る
修二と彰が同じクラスの地味な女の子の小谷信子を変えようと
人気にさせる作戦を成り行きで考えます。
その名も野ブタ。をプロジュースが始まります。
髪型を変えたり、修二と彰と買い物に行き、今までとは違う小谷信子が生まれ始めます。
キャラも性格もまったく違う3人は野ブタ。をプロジュースをきっかけに一緒いることが多くなっていきました。
この本は、人間関係やイジメのリアル感が描かれていて自然と物語の中に入っていけました。
高校生のノリや行事などがすごく懐かしくて、また高校生に戻りたいなと思えました。
投稿元:
レビューを見る
いじめられている野ブタを修二と彰がプロデュースする話。しばらくすると野ブタも徐々に人気が上がり、野ブタと修二と彰の3人でいることが多くなった。この話はドラマでもやっていたので知っている人も多いかと思います。ドラマとは違うところもありますが本の方もなかなかおもしろかったのでぜひ読んでほしい本です。
投稿元:
レビューを見る
これはドラマにもなったから、ストーリーも想像しやすかったし読みやすかったです。いじめられても学校にちゃんと来る野ブタ(のぶこ)は偉いなと思いました。人気者だった修二が途中はぶられてしまうのは、すごく悲しくなりました。やはりどんな形でもいじめはいけないと思いました。それでも自分を信じてくれる友達が一人二人いるだけで全然違うなと思いました。本当の友達とは何か、考えさせられました。
投稿元:
レビューを見る
この本はドラマにもなっている有名な本です。内容はみんなのあこがれのまり子を彼女にする桐谷修二はクラスの人気者。ある日、いじめられっ子の転校生、小谷信太が学校にやってきた。修二の人気を見た信太が修二に弟子入りを志願した、そして、あらゆる規則を作り野ブタ(信太)をクラスの人気ものにしてゆく。しかし、修二もささいなことでいじめにあっていく・・・。その一方で信太はどんどん人気になってゆく、しかし、さいごにはクラスの皆もわかってくれて、最後はハッピーエンド。この本はドラマとは違う内容なのでまた違った感覚で楽しめると思います。また、修二の感性は、自分にもないのでちょっと関心しました。
投稿元:
レビューを見る
斉藤美奈子も解説で書いているが、まず書き出しにやられた。「辻ちゃんと加護ちゃんが卒業らしい。」は「我輩は猫である。」と同じくらい作品の充実を保障している書き出しに思えた。
KAT- TUNとか山ピーとかでドラマ化されて人気だったことは学生たちから聞いていたので、ちゃらいイメージしかなかったが、帯を見て文藝賞とやらを獲ったこと、さらには芥川賞の候補にもなったらしいことを知り、意外に読み応えがあるのかなと思った瞬間にその書き出しが目に飛び込んできて、購入を決めた。
いきなりだが、人類の歴史とは人類が白けていく過程だと、このごろ思う。アリストテレス、コペルニクス、ニーチェ、フロイト、アインシュタイン。絶対だと信じたものを次々に失い、我々はどんどん相対化していく。
誰も俺の孤独を癒せるわけがない、弱冠17歳でそう看破している本書の主人公は人類の最新型だと言えるかも知れない。それは「ライ麦畑」のホールデン・カパーフィールドよりも徹底した白けだ。彼にとっての愛や友情はもはや、プロデュースして遊ぶ対象でしかない。
しかし愛や友情が、この21世紀に効力を失ったかと言うと、そうでもない。「孤独は癒されない。だから愛さない」人がいる一方、「孤独は癒されない。だけど愛する」人も大勢いるのだ。というか後者の方が圧倒的多数なのだ。その意味で前者の立場をとった主人公は、本人の表現を借りれば、障害物競走で障害があるからというだけで別のコースに逃げてしまう弱い人間でもある。人類にとって重要なのは、孤独が癒されるかどうかではなく、癒そうとするかどうかなのだということに気づき遅れた主人公は、当たり前のようにますます孤独になっていく。多数派の前に少数派はなすすべもなく、教室の片隅の机で一人丸くなっているしかないのだ。人間社会とはそういうものであることを、現代の高校生である主人公はよく知っているのに。
愛や友情は、それが美しいから実践されているものなのか。あるいは、いまだ人類の多数派が実践しているから、自分も実践するものなのか。それとも、人類の多数派が実践しているから、美しく感じられるのか。白けにはキリがあるようでキリがない、まだまだ人類は白けられる、それは嬉しいことなのか、そんなことまで考えさせてくれる、読み応えのある本だった。