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超整理法シリーズは昔から愛読しています。もちろん超整理法手帳も。
15年前にベストセラーであった前作のスローガンは、「分類するな。ひたすら並べよ」であった。今回は「分類するな。検索せよ」がモットーである。
最後に必要な力は、「問題設定力」「仮説構築力」「モデル活用力」この3つの力で知的生産力を飛躍的に拡大させよう!
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http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51527577.html
<目次>
序論 『「超」整理法』を書き直す時がきた
第I部 デジタル・オフィスの作り方
第1章 Gメール 革命
1.Gメールのどこが革命的なのか?
2.人名をキーとしてメールを読む
3.メールのストックを活用する
4.合理的な仕事のシステムを作ろう
第2章 デジタル・オフィスはオンライン
1.なぜオンラインがよいのか?
2.個人データをオンライン格納
3.近づくクラウド・コンピューティング
4.グーグル・フォビアを克服できるか?
第3章 紙との共存
1.現実的になったデジタル・オフィス
2.ワーキングファイルの扱い
3.「神様ファイル」の扱い
4.「みんなの協力」が不可欠
第II部 IT時代の知の技法
第4章 検索を制するものは知を制す
1.なぜ検索の方法論が必要なのか
2.検索で難しいのは何か?
3.具体的にはどうすればよいか
4.有用なデータはどこにあるか
5.自分のデータの検索
第5章 検索は知のスタイルを変える
1.検索を使えば目的に直接到達できる
2.百科事典とミシュランの思想
3.プッシュの受け手から積極的なプルへ
4.新しい知の時代における勉強法と教育法
5.新しい時代が求める専門家はどのような人か?
第6章 新しい時代における知的作業の本質は何か?
1.知的作業の核心である三つの作業
2.具体的にはどうすればよいのか
第7章 新しい知的生産技術
1.みんなで作る知の体系
2.コンピュータは知的作業を代行できるか?
第III部 知の産業革命
第8章 日本で知の産業革命が起きるか?
1.知的奴隷が使えれば、知の産業革命は起こらない
2.搾取されている若い知的労働者
3.知の産業革命を起こす主体は知的労働者
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GMailの活用を推奨、これからの時代の知的作業は検索力で差がつく。
知的作業の核心は、問題の設定、仮説の構築、モデルの活用
p89 GMail Drive shell extension: GMail Drive 作成 PC内のファイルをコピー
p113 デジタルカメラでデータをメモする
p119 重要な資料をPDF化
p124 写真、手紙、カード、卒業証書、誕生日カード、子供の描いた絵など捨てられないが、使わないもの:コピーを検索可能な形で保存、テキストで説明をつける。
p137 検索 雑音の排除
p139 知りたいことの答を教えてくれるサイト:はてな、Yahoo!知恵袋、教えて!goo、教えて!アメリカ生活
p141 知的作業は検索力で差がつく
p153 情報力の差は、仮説構築力に大きく依存
p157 IMDb 映画データベース
p166 有用なデータベース
p217 リバース勉強法
p230 知的作業の核心:問題の設定、仮説の構築、モデルの活用 最も重要なのは、問題の設定
p293 Cuil:新しいサーチエンジン
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Gmail活用法が多すぎるような気もするが、Gmailの「時系列に並べるだけで分類しない」という発想が、15年前に「超」整理法で提唱された考え方と偶然にも一致しているのだから、野口先生が興奮してGmailを活用するのもやむを得ない。ただ、Gmailのスレッド単位管理方式には疑念を呈しており、もっともなことなので、せめて、メール単位管理モードとスレッド単位管理モードを切り替えられるようにしてもらいたい。
また、グーグル恐怖症(フォビア)を気にするなという文脈では、自分たちはグーグルやCIAに監視されるほど重要人物ではないと指摘しており、それはそのとおりなのだが、身の回りの悪意を持った人物にパスワード破りを仕掛けられる可能性は、グーグルやCIAに監視される可能性ほど無視することはできないのではないか。せめてオンラインバンキングにおけるレベルのログイン技術を有料ででも提供してもらえれば、堂々と業務用に使えると思われるのだが。
(参考)CNN.co.jp:ペイリン副大統領候補のメールアカウント、ハッキングされる
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200809180028.html
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・人名をキーとしてメールを読む
仕事は人名で分類できる
・グーグルデスクトップで多くの問題が解決できる
・検索の前に必要なこと
問題の設定、仮説の構築、モデル(フレームワーク?)の活用
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なるほどGメールによるデジタルオフィスの自動構築ねえ。
あいかわらずコラム(眠れる森の美女)や知的作業の本質についての洞察はためになります。
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デジタルオフィスの作り方として、Gメールを利用したPCのHD不要且つどこからでもアクセス可能な状態を作り出す方法を薦めている。
確かに、メールは媒体にして情報をストックする方法は、メールサーバーやメールソフト自体のスペックによっては大変有用なはず。
自分自身も筆者と同じように、検索してファイルを抽出したりするからだ。
ところが、本書も触れているが情報漏洩に対して厳しい会社にとって、顧客情報などをGメール上に置く事はあり得ない。その意味で、他人の情報を扱わないライターなど個人事業主に限って有効な手段になっている。
残りは検索の仕方に重きがおかれている。どんなワードで、どのように保存するか。
確実に見つけられる方法で保存して、あとは必要な時に検索すればいいという安心感はあるかもしれない。ただ、個人的には難しい。
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■■目的■■
日々大量に浴びている「情報」を、どうやって活かすか?適切に扱うか?
それらを「整理法」という視点から考えてみたい。
■■要約■■
「分類するな!検索しろ!」
これが本書のメインテーマとなっているコピーである。
PC及びネットの技術の進歩で、かつては夢物語であった「デジタルオフィス」が現実のものとして可能になった。
それを主に牽引しているのが「グーグル」であり、「Gメール」である。
著者はかつて『「超」整理法』で書類を封筒にファイルし、タイトルをつけ、時系列でひたすら並べ保存するという
整理法を提案していたが、それをGメール、及びスキャナをつかった「書類のPDF化」でウェブ上で保管・検索で引出すという、
新たな整理法に行き着いた。
要するに時代が進むにつれ、技術が進歩するとできることが増える。
それを上手いこと利用する側に回らないといけない。ということ。
著者は昔唱えた整理法を、ウェブの力を借りてさらにパワーアップさせて再提案している。
今後ともどんな新しい技術・発想が生まれてくるかは分からないが、
常に柔軟に。常に利用する側に回れるように試行錯誤していく姿勢が大切だ。ということを言っているのでは?と感じた。
■■書評・感想■■
○さまざまな最新の(もっと新しいものが出てきているのかも知れないが)ウェブ・デジタルツールの利用法が提案してある。
特に著者が強く書いてある「デジタルオフィス」には三種の神器があり、
「Gメール」「デスクトップ検索(これもグーグルサービス)」「スキャナによるPDF化」である。
○すこし、グーグルに頼り過ぎている気もしないでもあるが、それは著者も自覚しており、
「現状ベスト」的に利用しているらしい。そのあたりは柔軟性がある人なんだろうという印象をうける。
今後何か革新的なサービスがでてきたら、あっさりとそっちに乗り換えるのだろうと思うと、好感が持てる。
○特に目新しい検索方法があったわけでもないが、現状考えられる「効率的検索方法」を一通り紹介してくれてはいる。
そのなかでもやはり、Gメールに関する検索の利用法・活用法は「なるほど」と思った。以下に例を書いてみる。
→①「人名(特に固有名詞)」での検索がもっとも重要。
→人名で検索・分類すると時系列に結果が出る。それでほぼ欲しい情報は取り出せる。
→②「自分オリジナルのメールルール・雛形をつくると便利」
→③自分にメールを送ったりする場合、検索しやすいキーワードをつけると便利。
→例:著者は「あああああ」と頭につけているらしい。
○勉強法もネットの利用で変わってくる。
→著者が提案するのは「ヘリコプター勉強法」何も一歩ずつ山を歩いてあがる必要はない。ざっと分かればいい。
○勉強にしても検索にしても大切なのは次である。
→①まずは【問題設定】:何が問題なのか?何が知りたいのか?��れらを明確にしておく。
→②次に【仮説の構成】:問題に対する暫定的な答え・命題・主張・意見。理解や説明だったりを設定する力が必要。
→③考える道具=【モデル】の必要
以上のことを進めるには「考え抜く」しかない。
それら知的作業を助ける具体的な方法として
→とにかく「はじめる」こと。
→行き詰ったら「歩いて考える」こと。
→寝ている間に考えが進むことを「期待する」こと。
などがあるが、どのみち「材料を仕込んでおくこと」が絶対に必要である。
■■チェック項・紹介されているサイト・ツール■■
○GMail Drive shell extension(フリーウェア):マイコンピュータに「GMail Drive」が作成され、
PC内にあるドライブのように使える。ドラックアンドドロップでGメール上に保存される。
いちいちログインする必要がない。(P89)
○シュガーシンク(有料):複数のPCを同期することができる。WinもMacも可。(P92)
○ドンピタくん:テキストファイルを「超整理手帳」に挟みやすい形状に整形するソフト。
著者が提案。講談社のポータルサイト「MouRa」で無料提供している。(P114)
○Technorati(テクノラティ):話題になっていることをブログ検索してくれるサイト。(P154)
○以下「餅は餅屋」的検索サイトの紹介(P166~)
→①「総務省統計局」:日本の統計データ
→②「日本銀行」:金融関係
→③個別的な資料やデータ→目的の業界の主導的企業や業界団体のサイト。「データ集」「豆知識」「Q&A」などあるか見る。
→④新聞社・テレビ局・雑誌社なのでも経済データは得られる。*過去記事は期間が限定的なので有用ではない。
→⑤アメリカの新聞社のウェブサイトはかなり有用。
→⑥電子図書館の利用。
○「グーグルデスクトップ」の利用(P178~)
■ダウンロードするとウェブと全く同じ感覚で自分のPC内を検索できる。
■テキストファイル以外にも、ワード・エキセル・PDF(一部)・ウェブ検索履歴なども検索してくれる。
■「and検索」もできる。さらにある程度あいまいな検索もやってくれる。(*GREP検索のような完全一致検索の必要がない)
■検索結果が時系列順に表示される。
■特定ファイルの検索用インデックスから削除も可能。
▲おもろ▲
○「コピペ」がだめで図書館にある参考書をつかうのはOKっていうのはおかしい(P220~)
→それは単なるサディスト的な発想。
→ウェブで得たカンニングペーターを持ち込み可にして、その上で「問題解決能力のテスト」をすべき。
→入試試験では「検索エンジンを用いて新しい仕事の企画書をつくってみよ」などの問題をだせばよい。
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野口悠紀雄教授のベストセラーである「超整理法」から早15年。 知識社会の変化を捉えた上で大きく書き直したのが本書、超「超整理法」 である。 あれからもう15年も経つのか?という思いもありつつ、流石は野口教授、変化の激しいコンピューター時代の中にあって確り順応しつつ新しいものを取り入れてゆく姿勢は素晴らしい。
15年前の超整理法では、紙と言う物理的な情報源を極力少ない労力で整理するにはどの様にしたらよいのか?というもの。 一般的な"整理法"と思われていた「カテゴリー分けすること」という思い込みを撤廃し、画期的な整理法を世の中に提唱した。 今回野口教授が目をつけたのがGoogleであり、そのメールサービスであるG-Mail。 殆どの資料が電子化でき、検索エンジンを使えば混沌の情報の吹き溜まりから自分が欲しい情報を的確に取り出すことが出来る。 検索の方法さえ分かっていれば、もはや整理する必要が無いのだ。 新しいPCの概念を導入することにより、人間の知的生活は格段に向上する。
後半は情報化社会の有り方を述べた章となっている。
整理法の話でありながら、検索を軸として知のスタイルにも触れている。
知的作業に必要なプロセスとして
- 問題意識
- 仮説の構築
- モデルの活用
を挙げ、PCによる検索力が上がったとしてもそれを使う人間側が正しいプロセスで動かして行かねば知的生産は出来ないとしている。
このようにIT環境の変化・発展に伴い人間の知の営みが変わってくることを本書を通して野口教授は指摘している。
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・「問題設定」「仮説構築」「モデル活用」
・Gmail Drive Shell Extention・・仮想ドライブ
・SugarSync・・・複数マシンの同期(有料)
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結局はインターネットをうまく使うことなわけですが、特にGoogleをうまく使うノウハウが書かれてます。ただし僕はAppleのMobile Meを使っているので既に、この本で書かれているノウハウは知っていることが多い。でも無料でここまで出来るGoogleはやはりすごい。
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感想はこちら↓
http://mdef.blog29.fc2.com/blog-entry-21.html
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野口教授の「整理法」の本は何冊も読んでいるが、最新版、デジタルオフィス/IT時代の知の技法。
Gメール革命、大量のデジタルデータを無料で蓄積・検索・通信できる。
デジタルオフィスの基本的な「考え方」、?データを自分で抱え込まない(自分宛メール、オンライン格納)?どのような能力を磨くかについての見極め、(クラッチ操作)
「検索力」こそ最重要の技能、情報力格差が生まれる原因は、「知りたいと望むかどうか」「検索力を磨くかどうか」、それだけである。
「インターネット超活用法2001」・・・グーグルの紹介
「はてな」「ヤフー知恵袋」・・・知りたいことの答えを教えてくれる。
検索を制するものは知を制す・・・基本は複数の直交検索語を用いたand検索、デスクトップ検索、餅屋検索。
プッシュされた情報を受け取るだけではなく、問題意識を持ち情報をプルする。供給者・消費者双方の「ロングテール」の追及。
「ヘリコプター勉強法」「数学は暗記だ」「理解せよ、自分で考え出せ、は誤り」「リバースエンジニアリング(分解・分析・模倣生産)」
発想の条件は考え続けること、ニュートンの発見、とにかく始めること、構えないで開始すること、無責任な態度で始めること。第一歩を踏み出すことは難しい。
グーグルApps・・・情報処理作業支援サービス
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超整理法の続編。
超整理法は主に紙データ等の整理方法が記述されているが、
超超整理法ではインターネット上にデータを蓄積できるようになった事により、
新しい整理術の考え方を説いている。
・機械が将来やってくれる事に熟達しても意味がない
・インターネット上のメールを利用すれば大量のデータベースをどこでも閲覧できるようになる
→大容量の保存容量と、強力な検索機能の2つがあり始めて実現した。
・今後は、ネット上のメールをいかに検索し易くするか?等の自分の中でのルール作りが肝になる。
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情報をGmailに集約し
検索によって情報を取り出すことの利便性がかかれている
データを手元ではなく
ネットに置くことの有用性
デジタルに統一することで
検索力が向上する
Gmailを使うこと
ネットの利用法は
こうやってブクログを利用している人であれば
有用性を実感として分かっている
そして実際に使っている人が多いのでは無いだろうか
そういった意味で自分にとってのインパクトは弱かったです
文中ところどころに
出版社とのやりとりの事情
官僚のシステム 教育の現場など
著者の体感体験が書かれていたところ
面白く感じました
出版社や新聞社にpdf デジタルで情報を送ってくれ
といっても 対応してくれないらしい
企業が大きすぎることや 分業化が進んでいることによる
情報システムの変革がしずらい状態になっているそうだ