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西洋の歴史は良く知らないし、マキャベリのことも良く知らないし、チェーザレ・ボルジアのことも良く知らない。でも今月からWOWWOWでボルジア家のドラマが始まるので、予習として読んでみた。
読んでみたけど、マンガなので良く分からなかった。
結局は塩野七生の『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を読んだ。
これを読んだ後に読み返してみると、うまくまとめられているマンガということがわかった。
このマンガ『君主論』を読んで、チェーザレのようなリーダーになろうと考える人がもし自分の周りにいたら、やめとけ、と助言したい。
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マキャベリの『君主論』を読む必要が出てきたのだが、受験科目で選択をしなかったので世界史をほとんど勉強していなかったため、本に出てくる内容についてあまりに知識がなく困っていた。という状況にてこの本を読んで、よくわかった気になった。媒体としての漫画の力は侮れないと思った次第。
文字の本だと、まず地名と人名が頭に入ってこないんだよね。
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まんがで読破を読破するシリーズ。
マキャベリズムの由来となるマキアヴェッリの君主論。前半は彼の生きた時代背景の説明で、後半に君主論の内容。
リーダーは人から恐れられる存在になり、また人から恨まれないこと。
正義と力を持つこと。
人からの軽蔑をさけること。
現代にも通じる内容だと思うので、肝に銘じておこう。
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君主論の理論を歴史的背景と合わせて学ぶことで理解が深まる。
リーダーに求められるのは、『恐れられること』『うらまれないこと』。
相反しているようだが、両立は可能。うらまれないようにするには、人の権利やモノを奪わないことが大事。
チェーザレがカッコいい。
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君主論の内容のみならず、マキアヴェッリがどういう人物だったのか、書かれた時代背景が分かりやすくまとまっていた。
リーダーが組織を守るためには、人から恐れられてなおかつ人から恨まれない存在になること。そして人からの軽蔑を避けるために、判断力の欠けるところを見せてはいけない。また、優秀な部下を手に入れることでリーダーは優秀な部下から忠誠を得ている人物として尊敬される。人の意見を聞く英明さも必要である。せっかくの部下の良案を潰すような環境を作ってしまえば、忖度がはびこる組織になってしまう。
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『君主論』ではなくこの本の感想なんだけど
改めてイタリア統一までのイタリアの混乱ぶり。
そしてすぐれたリーダーの重要性。
そして、そのすぐれたリーダーに必要な素質。
そのあたりが後半から面白くなってくる。
優れたリーダーは希有な存在だけど、そのすぐれたリーダーを見極められる人物もまた貴重であることは確かで、だいたいの人がその判別ができない。
優秀な人物が衆愚な世俗に飲み込まれてしまう悲哀も。
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軍事的な色合いが強い時代であるため、現在の企業では危機的状況にある場合に近く、トップダウンのリーダシップがスピードと統率の意味で大事でだという言葉には納得感がある。ただ平時においての策が有能な人材を集めるというだけでは少し寂しい気がしました。ただ追従者を徴用するのではなく、口に苦いことがあっても良案を話してくるものを徴用するようにという言葉もあり、具体例も少し挙げられているのかなと感じました。
また今回は漫画という形態をとるため、焦点を絞る必要があり、書いた時の政治状況を中心に置き、結果マキャベリがこう考えましたよということをまとめて書いてある。そのため言いたいことが非常に薄く感じられたのは残念であった。
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マキャベリが生きた戦乱の世と彼の活躍、その経験から君主論が生まれたことを漫画にしたもの。彼がどんな経験をしてなぜ君主論が生まれたのかを知っておくとかなり納得感を持って君主論を手に取れそうである。
当然、君主論に強く興味をもった。
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マキャベリが主人公で「君主論」を作成するまでのストーリー
○知らなかったこと
・マキャベリが生きた15〜16世紀のイタリアは小国から成り立っており、統一国ではなかった
・チェーザレを参考に、乱世の理想の君主像を設計した
- 人から恐れられる⇨正義感と力を持つ
- 人に恨まれない⇨奪ったり、独占しない
- 軽蔑されない⇨決断力のないところを見せない、優秀な部下を持つ
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「リーダーがどうあるべきか」がわかる本。
リーダーのある振る舞いによって組織が良くなったり、悪くなったりする例を、物語の中で教えてくれるから理解しやすい。
何かしらのリーダーをやってる人はみんな読むべき。
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君主論の内容そのものよりも、マキアヴェッリの伝記的な要素や、当時の歴史の説明が多い気がする。
君主論をきちんと理解するためには、そういった背景もしっかり把握する必要があるのかもしれない。世界史を学んでこなかった自分にとっては結構面倒な作業でもある。
この状態で原本の君主論を読んで理解できるんだろうか?
かといって君主論のまとめ情報をみても身にならない気もする。
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マキャベリという人がどういう人でどういう経緯で、
君主論を記したのかはよくわかった、
最後に君主論の内容は軽くまとめられてるけど、ちゃんと理解するには、ちゃんと原著をあたらないとダメみたい。
どうやら君主論はチェーザレ・ボルジアという人の影響を強く受けているようで、リーダーたるもの厳格さや威厳を持って部下に当たらなければいけない、というのが一番の核みたい。
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君主論を読む前に大筋を知るために購入。
大体どういう内容なのかを掴むのには十分な内容と思う。
慕われるより恐れられることを選ぶ
恨まれない。そのために人から奪わないこと。
裏切る可能性のある他者に大事を任せない
人に軽蔑されない。そのために判断力を示す。
優秀な部下を手に入れる。そのために人の能力を見抜く力をつける。
未来を予測するため過去の歴史を学ぶ。
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なんでも漫画にしちゃうイースト・プレス社の『まんがで読破』シリーズ。
今週は『君主論』を読んでみた。
『君主論』とは、激動の時代に生きたイタリアフィレンツェ出身のマキアヴェッリが書いたいわゆるリーダー論の本である。
この『まんがで読破』シリーズのあるあるのひとつに、「これ、もうただの著者の伝記じゃん」がある。
今回の君主論もそれ系。
つまり、『君主論』の内容ではなく、マキアヴェッリの伝記を漫画にしたものが本書。
だからこの本のターゲットは、『君主論』の内容をざっくり知りたいという人ではなく、「なぜ、マキアヴェッリは『君主論』を書いたのか」を知りたい人ってことになる。そこは注意して買うべし。
読後感は、悪くない。ちょうど小学校の図書館にピッタリハマる。
サラッと読めて、かつ、いい具合に脳を刺激してくれるからだ。自然と自分の意見が浮かぶような本書のような漫画は、日本の武器だとすらボクは思う。
基本的に、古典として残っている書物というのは、必ず一定の学ぶ点がある。だからこそ、長い時間廃れずに残されているわけだが、古典を読む際に大切なのはその時代背景である。時代背景を知らないまま読むと、何言ってるかわからない文章も多いからだ。
そういう点を補ってくれるのが、この『まんがで読破』シリーズだったりする。
今回の『君主論』もおすすめの理由はそこにある。本書を読んだら原著にあたりやすくなるのは間違いない。ぜひ、原著の前の入門用に読んでほしい。
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君主論を漫画で読める!と言う事で読んでみたわけだが、君主論の内容は20%弱という状態です。
が、この本が言いたいのは過去の失敗から学んだことをマキャヴェリが綴ったものであり、そのために80%ほどを割いてマキャヴェリがどのような時代にどのような人生を歩んだのかが情勢と共に描かれます。
結果として生まれた彼の「君主論」。
君主論の内容についてはマキャベリズムと言う言葉からは想像できないほど当たり前のことが記載されています。
こんなリーダー居たら組織が腐るよね、と普通に思う事ばかり。
導入としても、そして何を言わんとして書かれた本なのかを読むための本としてまさしく★5です。
詳しく君主論を学ぶ前にこれを一冊読むことで、理解がしやすくなることは間違いないでしょう。