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つっこみどころが満載過ぎるw
とりあえず、帯!この人、デビューしたのはかなり前だったと思うんだけど、なかったことにされかけてません?(笑)
他にも、キャラクターとか言いたいことがあるんですがw
ストーリーに触れますね!
ミステリの雰囲気や登場人物は坂木司に似ています。でも犯人は『異常犯罪者』。なので出てくる事件も、ハッピーエンドで終われない犯罪です。
そしてキャラクター小説っぽいのに、キャラクターがなりきれてない・・・。結局ヒロインがどんな子なのか、印象が薄かったです(ry
でもこの前『メフィスト』で書いていたSF話のノベル化は楽しみにしてます!
この作者さんのボーイ・ミーツ・ガール話は好きなんですvv
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名前、見たことあると思ったら「水の時計」の人でした。女子高生のマドカと相方・サファイアが町内に集まる犯罪者と対決する連作…ひらたくいうと女子高生版ジョジョ第4部?サファイアの色々アレなところは是非本編読んでいただきたい。登場人物はそれぞれ色々重いんだけど女子まみれのキャッキャした世界が救ってる感じです。そして女子も大人になるのだ。関係ないけどリボンの騎士はフランツより後半出てくる海賊の方がいい男だと思う。
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思っていたよりもミステリーでした。面白かった。
ラフレシアの話が民話やら天気やら色々あって楽しかった。でも、楽しいだけでは終われない、ちょっとした悲しさや理不尽さ?が登場人物たちの間にある感じがしました。
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凶悪犯罪者は、裏での通り名を持つと異様に凶悪に見える。
サファイアが飛び回る姿を想像するとかわいい。
二人がこれからしあわせになりますように★
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初野さんの作品は三作目になります。
最初の一作目を読んだ時には、あまり好きではなかったのですが、
本数を重ねていくうちに、彼の書く文章の中に魅力を感じるようになりました。
どこかに何かある人々の、凶悪事件に対峙していく普通の話です。
でも、どこか面白い。それが、この本の素敵なところなのかもしれません。
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これがファンタジックミステリーというなら、赤川次郎も十分該当するのでは…というくらい、それを期待すると肩透かしを食らう。
はじめの勢いはよかったけれど、だんだんと主人公のマドカがのび太くんに見えてくる不思議。サファイアに頼りすぎでしょう!
また普段からサファイアとの掛け合いが多かったらよかったのに、事件がらみに都合よく駆り出される印象ばかりで、なんだかなぁ。
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読み始めて30分、「騙されたっ」と表紙を見直したのはわたしだけではない、はず!良い意味でね。
これは良かったー。読んで良かったー。
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ファンタジックな雰囲気に溢れた連作ミステリ。どこかしら寓話めいていながらも、起こる事件や犯人は現代社会の狂気そのもの。「ドッグキラー」「インベイジョン」みたいな犯人は実際にいそうな気もしてぞっとします。
ただし一方で、その狂気は物悲しいものだったりもします。「ラフレシア」は特にそうですね……「灰男」での結末を思うと、さらに悲しくって。
でも読後感はしんみりほんわかとした感じです。優しい気分になれますね。「サファイア」の正体についてもだいたいの伏線はあったんだけど。気づけなかったなあ。
個々のキャラクターも魅力的。どっぷりと浸りこんで読みたい一冊です。
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先に結果があってその後に説明が来る・・。
この手法?がとても読みにくかった・・・・。何度か前に遡って読み返して??だったので読み勧めたらそこに原因がある。
どのお話もドキドキして読みました。
サファイアとの後日談も気になるし・・・。ゴリラもサイもキリンもきになるぅ
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2010年3位]
びっくりした。
傑作。やばい。
ライトな文体できっちりしめてきやがった。
きちんと奇抜なトリックと、強烈な個性。
ハロ。やば。
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タイトルに惹かれ、あらすじの「サファイア」の惹かれ、表紙の「サファイア」らしき絵に惹かれて借りた。
…御免、侮ってた。
てっきり本の中から飛び出してきた「サファイア」が云々、って話だと思ったら、ちゃんと推理物。それに「サファイア」は何でもござれのスーパーマンじゃない。
かなり好み。
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マイノリティに着目したファンタジック・ミステリ。
喘息を持つ主人公には共感できた。
何かが欠けていて、それを埋めることを諦めない人たちは強く美しい。
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はじめのつかみは完璧。
会話のテンポもセンスもよく楽しめた。
ただ文章になにやらひっかかりを覚えるところがしばしば…
なににひっかかったのかはわからない。
ちょっと観念的な物言いが多くてわかりづらかった。
暗いテーマが多かったけど終わり方には救いがある。
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主人公マドカは高校3年生。進学や部活、そして恋愛に悩むごく普通(?)の少女。恋に落ちた相手「サファイア」は実は…女装趣味のある美少年で、しかも幽霊!そんな二人の出会いに忍び寄る影…彼らの街に異常犯罪者が牙をむいた。久しぶりに涙を抑えることが出来なくなるような本に出会った!出会いの序章から心を弄ばれた。(以下ネタバレ注意)わたし=マドカは、後輩からの羨望の眼差しを集めてることから始めはかっこいい男の子(ホントは女の子)かと誤解し、好きな相手が「王子」だっていってたのに実は×××で、でも×××じゃなくってやっぱり○○○で…。なんだなんだと思ううちに、ちらっと哀しい未来を予感させる叙述があって、序盤から心を鷲掴みされてしまった。このあと、おかしな騎士(オカマお化け)と正義感の強い少女(レズ嗜好)のコンビが立ち向かうことになる相手(犯罪者)は、序盤戦、中盤戦、終盤戦、一騎打ちとだんだん手ごわく残忍になっていく。ドックキラーの犯行は最低で卑劣(手口はシンプルだが)、インベイジョンは正体不明の不気味さと手口の意外性(○○の中で××を育てるなんて想像できるわけない!)に驚かされ、ラフレシアは犯人の動機の切実さに胸が締め付けられ、グレイマンにいたっては完全な狂人。登場人物たちの多くが少数派であるこの物語では、マイノリティの窮屈さや生き辛さが、被害者や弱者という立場だけでなく、それゆえ加害者となりうる心の弱さも含めて双方の視点で描かれている。弱者への同情に偏ることなく、素直に読める気がした。主人公の二人と事件関係者(ゴリラ、サイ、キリン、ロク、サン…)が各話で少しずつ繋がっていく経緯が無理なくスムーズな流れ。ふたりの楽しそうなじゃれあいも挟まれていて話に明るさを保っているので、重い内容になっていっても陰鬱な感じにはならない。グレイマンとの対決の前に消えてしまったサファイアが、以前マドカのためにしてくれていたある頼みをゴリラから聞いた場面、その後の奇跡には涙が溢れて…(泣)。サファイアの正体は最後にわかって、一応納得のいく結末にまとまっている。論理的に納得できるかどうかは、読む人によっては異論もでてくるかもしれないけど…わたしには冷静な判断は下せない。なぜなら、この奇妙でセンチメンタルでファンタジーな世界観にどっぷり浸っているから。「1/2の騎士」というタイトルにも、表紙のイラストにも納得。特に一見引いてしまいそうな乙女チックな表紙は、読みながら何度も眺めてイメージを膨らませるのに意外とピッタリ。あー!こんな小説はめったにない!
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ファンタジィ しかも ミステリ。高校生女子が主人公で入ってる部活がアーチェリー。もうそれだけで食いついちゃったのだけど、メルヘンなジャケットやロマン的タイトルとは想像できないほどの重く苦しい事件が次々と起こる…社会的マイノリティや病理を抱えた人がわんさわんさと出てくる。彼らは事件の被害者であり加害者であり。けれどそういう「普通一般的ではない」ことは、人間の存在としては何も重要なファクタではない ということがよく分かる。上下二段組400ページ余りの中編集でテーマの重さもあってさくさくとは読み進められないのだけど、明るいだけの小説に飽き飽きしたヒトにはうってつけだな。ただ自分としてはラストの展開にちょい不満があったので☆は一個マイナスですです。