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20代から40代の、異なる世代の女性6人を主人公にした短編集です。
日常にひそむ、せつなくて危うい女心のやるせなさ。。。。。。ちくりと胸が痛くなるような物語でした。
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これが恋だろうか。
誰一人として憧れをいだくことのできる女性が出て来ない。
恋ってもっとなまなましいものだと思います。
そして強く人を魅きつけるもの。
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年代別、読みやすい恋愛短編集。といったところでしょうか。
20代、30代、40代、50代。
なんか複雑に分かれるのは30代と40代なのかな。
結婚してる、独身、子どもがいる、離婚、再婚。
「春に踊る」
「鍵」
「がまんくらべ」
「せつなさ探検隊」
「月とシャンパン」
「スパーク☆」
この中で一番しっくりきたのは「月とシャンパン」の波子かな。
バリバリキャリアウーマン。
いやみのなさ、品性、余裕、適度な陰影。
みんなの憧れ。そして自分でもそれを保とうとしている。
でも、彼女は自分で決めてる。
そこがいい。
「昔の男」との再会、付き合い、が多いのも特徴かな?
「イチバンの男友だちは昔のオトコ」ってよく言うし分からなくもないけど、普通の男友だちより一線を簡単に越えやすい気がする。
私は昔のオトコじゃない男友だちを大切にしたいかな。
そういう関係でなくとも、人と人として付き合っていける人。
男女にかぎらず、私はそういう人が好きです。
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20代から40代の女性を主人公にした6編の短編集。
相手役の造形にまったく感情移入出来ず。
そういう意味で新鮮で面白かった。
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20代、30代、40代それぞれの恋愛
『スパーク』なんの問題もなく女子大卒業後見合結婚、無事子育ても終わり…でも夫は仕事が忙しく、子どもたちはそれぞれの生活が…そんな時偶然元カレに再会…元カレにふられて帰ってくると、家族の優しさを感じ、さらにダンナに抱きしめられ、優しい言葉をかけてもらうけど、『もう夫に恋はできない』元カレとの偶然の再開で、恋によって生きられることを知り、死ぬまで恋したい。恋を探そう…瑞江さんがんばれ〜
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そうか、人生はやり直しがきくというのは、過去を取り戻せるのではなく1から始められるということなのか…というのに気付けた短編集でした。
恋愛小説だし、ほとんど不倫や浮気…それも過去の恋人と、というお話が多い中で思うことじゃないのかもしれないけれど。
自ら辞める女性もいれば、男性がブレーキかけるお話もあって、それも良かったです。いつでもまた始められるのだ、新しく。皆さん強くて良いです。
「よかった、自分が自分でなくなりかけてるところで踏みとどまれて」。こうでなくちゃ、と。