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たぶんライトノベル、だと、思う……。
けど、かなりしっかりとしたファンタジーですね。
世界観っていうんですか?
国のあり方とか、制度とか。
王がどんな存在で、どんな部下がいて国が成り立っているのか、気候風土や歴史によって生じた制度なんかがかなりリアル…?
リアルでいいんでしょうか、かなりファンタジーな内容ですが。
とりあえず世界も、そして提示される謎も魅力的!
来月に下巻発売だそうで、とても楽しみです。
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某所で絶賛されていたので面白そうだなと買ってみました。ネタバレというか、さわりを読まなければ良かったかしら? 30過ぎで出世欲より隠居欲、自分では平凡で目立たない男と思っているが実はイケメン、細々と大人しく生きていたいのに周りのダメダメさに我慢できなくなってつい自分がまとめてさっさと片付けてしまう、こころでは周りに激しいツッコミ…
設定は面白いけれど(私の期待が大きすぎたのか)設定以上に広がりはないな〜と感じました。主人公以外のキャラたちが王道すぎるのかな? ちょっと主人公のいつものペースを切り崩すようなキャラが出るとイイのかな? それともずっと主人公視点だからかな? ちょっと他の人視点の話があると面白いかも…
姫様の様子の変化の理由もその年齢から予想できたし、キレのある出来事がないな…
とか、いろいろと(笑)考えてしまった本でした
でも基本的に面白いのだと願っています。下巻に期待したいです
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タイトルに惹かれて買ってみた作品です。
思った以上に内容は深かったような気がします。
完全に理解できていないところもあるので、また読み直そうかな・・・。
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「過去を視る」力を持つ帝国史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝気な皇女に振り回され休まる暇もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気付いていく…。歴史の光陰が織り成す壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる(小説、あらすじより)
――― 感想 ―――
最近読んでいた本の中でも格別に面白かったのが、コレ「翼の帰る処 上下」の二冊です。
とはいえ、正直万人向けではないです(多分)。主人公ヤエトの年齢が36なので青年主人公がお好きな方には厳しいかな?とは思いますが、個人的にはすっごく面白かったです。
まず、主人公のヤエトのキャラ設定からして笑えます。((過去視))の力(過去にあったことが見える特別な力のこと)という特別な能力の持ち主なのですが、特筆すべきはその超虚弱体質。
下巻までくると、正直何回倒れてるのか。うっすら思い出しただけでも、3,4回は死に掛けてるんじゃなかろうか。おまけに、過去視の力を使うだけでぶっ倒れそうになるので、能力自体は良いものなのか、否なのか。若い頃に長くは生きられない宣告をされているらしく、本人はかなり潔い性格。悪く言えば潔すぎで、要は諦めが速い。多分、生への執着はあんまない…よなぁと読んでる限りでは思います。むしろ、彼の夢が「隠居」で何度も苦しい思いするくらいなら、いっそ楽になりたい〜、なんて思っているようなのでヤエトは結構地味に隠遁生活と安楽な死と生を愛する男です(それ故に、未だに独り身を貫いているらしい)
そんな訳で、主人公の年齢が気にならない本格なファンタジーがお好きな方には個人的におすすめな一冊です。ヤエトや皇女はもう地上では失われてきた古き神々の恩寵を得た一族の末裔です。それ故、様々土地に特別な神が居り、もう時の彼方に埋もれたはずの過去が、ヤエトの恩寵の力によって現在に蘇っていく様子は圧巻です。まぁ、その力を使うたびにぶっ倒れたり吐いたりと可哀想な主人公ですが、神々がヤエトの力を介して今の時代へと舞い戻り、飛べなくなっていた北嶺の鳥たちも飛翔の力を得、次巻では大空を羽ばたいていけます。過去は確かに過去ですが、やはり「今」を知るためにはヤエトの力って本当に重要で凄いものだと思えます。ある種、竜種の皇女よりその力は貴重なものなのではないのかなと思います。
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安心して読めるファンタジー。
主人公がかなりの率で寝込む仕様。
妹尾ゆふ子先生の過去作品と世界観を共有している箇所もある為、過去作品を読んでいるとニヨニヨ。
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まず主人公が印象的。どこにでもいそうなのに、なかなかいないというちょっと不思議な感じのする人物。有能なのか有能でないのかが果てしなく疑問。でも面白いですよ。
お姫様との恋愛しそうな感じですが、結構年が離れているあたり断定していいものかちょっと疑問。さすがに一回り以上違うとなんとも肯定しがたいものがあります。
伏線が思い出したころにやってくるのですが、忘れるほどではなくてちょうどいい感じでした。
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主人公が30代半ばの男性、それも病弱とは、少年少女向けライトノベル(装丁はそんな感じ)としてはかなり珍しいのでは。でも精霊の守り人のバルサも30歳だったか。それはともかく、病弱ながら頭が切れて、隠居願望がありながら要職に就き、苦労なんかしたくないだの、もう死ぬかも、だの文句をたれながら大活躍する物語。
しょっぱなからダメ会議をとりなして議事進行させるシーンで、主人公の能力の片鱗を読者に見せていて、おおおこれは有能ながら苦労しそうだな、と話に引き込まれた。貴族の重々しい言葉遣いもありながら、会話のテンポがよい。時折みられる現代っぽい軽い調子も楽しい。周囲を固めるキャラクターもよい。全般に、それほど心根の曲がった人間が少ないことがうれしい。
挿絵のイラストレーターさんとわたしの感覚がどうやら違うようで、わたしにはちょっと合わなかった…。文章から想像していた映像とかなりずれがあって、残念。
あこがれの隠居生活からどんどん遠ざかってるな、というところで下巻につづく。
本書内容とは関係なく、そもそもわたしに邪念が多すぎた。死にそうなほど病弱な主人公ときいて「しゃばけ」シリーズの若旦那を思い浮かべ、30代にして隠居願望というところで銀河英雄伝説のヤンを連想し、美形の騎士はエスカフローネのアレン、その恋人の貴婦人はマレーネ姫、鳥の騎士はナウシカのトリウマ、過去視の能力は「アブホーセン」のリメンブランサー、などなど、余計な連想回路が暴れて閉口した。しかし読み進めるうちに頭の中のイメージが固まって、しっかりした世界観が組み上がった。
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いや〜、面白い! 下巻が楽しみになりましたよ!
いいよ〜、ヤエト君♪ その「目指せ!楽して隠居生活」のポリシー、好きだよ(笑)
ビジョルドの「死者の短剣 惑わし」とか「チャリオンの影」を読んだ時も思ったけど、
30過ぎのおじさんが頑張る話は結構ツボです。
この手の挿絵では割と美形に描かれていてカッコ良く見えちゃうし〜(笑)
話の中でも年齢不詳な顔みたいだし〜、
特殊能力(=神の恩寵というらしい)のせいで虚弱だし〜
でも真面目で、つい余計な仕事をかかえちゃう損な性分もツボよ〜(o'艸゜):;*。ウプププ
妹尾ゆふ子さんって知らなかったけど、いいわ〜♪
下巻も期待しちゃうわ〜☆
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早く隠居がしたい身体の弱い中間管理職・ヤエトはとばっちりをうけて北の僻地へ左遷されてしまう。しかしそこは、あまりにも仕事が進まないところで、おまけにある日、皇帝の愛娘が領主としてやってきて、なぜかヤエトは副官に命じられてしまう。北の僻地に眠る伝説と恩寵のちからと、世界が濃やかに形成されたとてもいいファンタジー。隠居願望のある主人公、とてもよいです。
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病弱で、夢は隠居の36歳。
ようやく左遷をされ、やっと半隠居生活ができる! と思いきや…。
苦労性主人公は、隠居先で仕切る破目になっています。
かわいそうに…というよりも、こんな事でもめるな、という周囲。
そして現れた『上司』のおかげで、更に右往左往する事に…。
ここまでくればいっそ立派です(笑)
それでも職務を全うしようとするその姿が…
休んでください、と言いそうになりますw
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表紙買いで久々に当たりを引いた本。
主人公ヤエトの性格がまずツボに入ったのが大ハマリの一因だったのは否定できません……。
ストーリーとしての盛り上がり方は静かな感じなので、(内容自体は結構劇的なのだけども、ヤエトのテンションが常に低めの所為か)、物足りないと感じる方もいるかと思いますが、ファンタジー好きさんにはぜひ薦めたい一冊。
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はじまり。
主人公は隠居したい文官。しかし、何の因果か皇女の副官となってしまう。
なんで俺が、といいながらも仕事は放棄しない、できない、真面目な性格がたたって(?)どんどん北嶺の人たちには慕われ、皇女にもなつかれ、まわりは楽しそうなのに、本人だけ楽しそうじゃない(笑)
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無茶苦茶切れる人間がやる気ないのって、なぜこうもかっこよく見えるんだろう…いやむしろ、虚弱体質この上ないのに、なぜにカッコいいのか…。
もちろん、政権争いやらその他もろもろ、引き込まれて止まらん止まらん。
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基本は主人公ヤエトの視点で描かれています。
ときおり覗く隠居願望は微笑ましく、また政治面でのヤエトの切れ者っぷりにほれぼれします。
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元々、ファンタジーが好きで、絵柄も好みで、設定が面白いと思ったので、買ってみました。
読了の感想は、ヤエト先生(三十代)は、厳しい方という印象を持ちます。
イロイロとフムフムとしながら(?)読んでみて、ジワジワお話の面白さが来ました。今まで感じたことが無い、新鮮な感じを受けました。