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小さい頃は「こんな学校に通いたい、こんなところでのびのびと教育されたい」と思った小説。ベリーどんな味なんだろう、とか。
大きくなってしまった今読むと、すべての物事や巡り合わせは、その時だけに限って発生しているわけではなく、経緯(過去)と展開(未来)があるんだなあ、と。……四部作だからかもしれませんが。
さて、「続」のほうで荒ぶっておりましたが、こちらと「続」のほうは、アニメ「ナンとジョー先生」が出た頃書店に並んでいた抄訳版のほうで購入、そちらは筋を暗記する程度には読み返しました。
ただ、やはり飛び飛びの感があったのと、遅れて手に入れた角川文庫版「第四」の記述が非常に詳細を究めているので、おそらくこれも完訳版読めばもっと面白いんだろーなー、と思いつつ月日が経っていたものです。
とりあえず「海綿の作文」をはじめ、ぶつ切りに感じられていたエピソードの繋がりが判ったのが一番の収穫です。あれ、ダンの博物学絡みから始まった催しだったのね……。
あと結構、抄訳版の方もテイストを崩さないよう頑張っていたのもわかった。
「第四」で起こることのフラグっぽいものも散見されたので、今度は若草物語シリーズだけ借りてきて通し読みしようかと思います。「高慢と偏見」上下と一緒だったから……時代が……混じった……(笑)でも高慢と偏見の乗り物解説のおかげで、ローリーのセレブっぷりが言葉でなく心で判った気がする(笑)
でなわけで、読了日は「ざっと読み終わった日」なので、通して細部まで読み込んだわけではありません。近いうちに再挑戦したいです。
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プラムフィールドの少年少女達が可愛くて生き生きしていて、それぞれ個性が際立っている。
最後は少し出来すぎてる感じがするけど、理想の教育とは何か?理想の家庭とは何か?を考えさせられた。
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個人的に「わんぱくな少年少女の話」に感情移入できず苦手なので、他の3巻に比べると、読んでいる最中の楽しさは少なめだった。それでも、教育に関する考え方や子供たちへの接し方など、感銘を受けるシーンも多々あり、本当にこんな学校があれば良いのにとつくづく思った。デミの「心の扱い方」の話はとても興味深かったので、自分も実践してみようと思う。登場人物に関しては、ローリーが素敵なおじさまになっていて、若い頃の彼より好きかもしれない。