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総論として、面白くさらさらと読める。
(ただ、総論なので、実務担当者であれば具体的かつ詳細な本がほかに欲しくはなる)
会計士の書いた本は末節は正しいけど全体としては読みにくい本が多いが、これはそんなことなく読みやすい文だ。
また、新しい会計基準の本は、たいてい辟易するほど「詳細は専門家に」と書いてあるけど、これは最小限度にとどめてある。
アメリカの一国支配から欧州が主導権を奪い取れるのか、また完全に蚊帳の外の日本、といった図式につい思いを馳せてしまう。
日本は世界の流れに関する本では大抵ヨーロッパと同一視されているけど、会計制度においてはさらに衰退しているのだろうか。
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国際会計基準(IFRS)が日本の会社経営に
もたらす影響をまとめた一冊。
そのインパクトを記載した一冊で経営者の方々に
危機感を持っていただくには良い一冊ですが、
少々宣伝ぽい感じが否めません。
監査法人やコンサルタント会社にとっては
新たなビジネスチャンスなんですが、
企業に努めている我々にとっては、たとえポジティブ
に書かれていてもそう思いました。
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IFRSの流行を先取りした本。
それだけに、後発の本や雑誌の方が内容が充実している。
特に読み返す必要もなさそう。
一応プロジェクトの計画表などの例があるが、内容がざっくりしすぎていて、実践的ではない。
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平易で、基礎的なことが書かれており、背景を理解するにはいい。
ただ、具体的なことはあまり記載がなく、このあと続けて実務的なものを読む必要がある。
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業務上関連深い内容であったが、ポイント引当金に関してはごく一部。
既に海外(ヨーロッパ)では適用されているということですが、
国内で適用した際の影響を考慮し、当社戦略優位性を見出すミッションの
解は見つからず。。。
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とかくIFRS本は、細かに変更点について触れている内容がほとんどの中、
本書は細かな変更には一切触れず、専門家に任せるスタンス。
せっかくだから追い風にしよう。
何故IFRSが必要なのか?
それによって経営方針をどう変えるべきか?
など、IFRSを経営者の立場から俯瞰的に見ている内容は、
会計や財務を実務にしていないほとんど多くのビジネスパーソンを
対象としており、実に分かりやすい。
財務諸表作成に携わらないのであれば、このレベルで十分。
リーマンショックの原因が国際的な指標がなかったことに起因する
という考え方も本書を読むと納得できるし、
今後の世界経済を踏まえても、世界で一番出遅れている日本は、
その遅れを取り戻す必要もあると感じた。
言いたいことだけを簡潔に記述している内容は、
大変分かりやすく、この潔さは好印象を抱かせる。
最後がPWCの宣伝になっているのはどうかと・・・
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国際会計基準、IFRSの概要や背景を掴む上で有用でした。細かな変更点等にあまり触れずに展開していくため、はじめの一歩として良いチョイスだったかなと思います。
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世界各国の投資家から資金を集められるようになった今、
投資家の投資判断基準となる会計基準が、統一されたものが
主流に使われていくのであれば、
それにシフトできない会社は資金を集めるのに苦労するだろう。
また、グローバル企業として成長していくのであれば、
その国々によって変わる会計基準を採用せず、国際基準を
使うことで、オープンな財務諸表になると思う。
企業経営の立場からメリット・デメリットを考えなくてはいけないが、
ここは「のらない」選択肢はないんじゃないかって思った。
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・国際会計基準について、ざっと書いてある本。国際会計基準って何なの?という状況から読むのに適しているかな。ほどよい分量で概略をさっと掴める。
・2009年1月発行であるため、その後の国際会計基準導入に関するニュースは自分でフォローする必要がある。