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若者はみな悲しい、若人にありがちな習性をリアルなタッチで描いた作品。
女って罪な生き物だよね・・・。
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2009.06.15
坊ちゃん ◎
冬の夢 ◎
子供パーティ
調停人
「常識」 ◎
温血と冷血
グレッチェンのひと眠り
ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギ○スの皇○子
赦免
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若者!アメリカ!て感じ。
年代と文化が違うからちょっととっつきにくかったけど、
いつの時代も若者ってこんなものなのねと思った。
ブラックというか皮肉な話が結構良かった。
「グレッチェンのひと眠り」が好き。
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人間は瞬間を生きる動物。そこに意志が孕むから大変なんだ。
【お坊っちゃん】
アンソンは愛を知ることが出来るのかなぁ。女性の特質を冷笑する割に、女性に求めるものは自分への服従に似たもの。
【冬の夢】
デグスターは若い。女性への要求が「所有」になっている。美しさは内部に発生させるもので、外に求めてはならないのに。消えても記憶として残るから、内部なら。
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短編集。
*お坊ちゃん
*冬の夢
*子どもパーティ
*赦免
*ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギ○スの皇○子
*調停人
*混血と冷血
*「常識」
*グレッチェンのひと眠り
なんというか、古きよき時代の粋がつまってる感じです。
っても、出てくる人物はそれぞれに虚無をかかえ、窒息感にあえいではいるんだけどね。その姿すら、美しい。
そう、美しいということが大切なように思った。
ずっと一人の女性を思い続けた男の顛末を描く「冬の夢」
自分のものにできず、そして最後に彼女の境遇を聞いても、主人公はただ心を痛めるだけだ。決して彼女を責めない。彼女が自分を選ばなかったこと、それはそれと考える冷静さがある。
物語の美しさは、この冷静さと分別によって織りあげられているのかもしれない。
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ポーラとの破局のせいか結婚できないでいる「お坊ちゃん」
美しいジュディに夢中になり結婚を反故にしてしまう「冬の夢」
子供たちの喧嘩に父親同士がけりをつける「子どもパーティ」
自分が嘘をついたことを告白しに教会へ向かう「赦免」
天真爛漫なお嬢様相手に一芝居うつ
「ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギ○スの皇○子」
自分勝手だった妻が看病と家事に追われる「調停人」
プロのお人好しだったジムが変わろうとする「温血と冷血」
恋人と結婚するために仕事に励むが時間は無常である「常識」
チャンスを掴むために働きづめの生活を送る夫が面白くない
「グレッチェンのひと眠り」
装画:望月通陽 装丁:木佐塔一郎
お金と恋の短編集。
時代柄なのかお嬢様に夢中になる男とか
わがままな妻に困る男とか、そういう話が多い。
私からすればなんでこんな女にそこまで尽くすかなと思いますが
これが男のロマンというものなのですか。
「調停人」のルエラの成長ぶりはすがすがしいです。
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「グレード・ギャッツビー」のフィッツジェラルドの短編小説集。
優雅さの中に時の儚さが描かれる。
年をとって大人になって今までで振り返るようなそんな恋愛小説が多数収録。
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理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」。アメリカが最も輝いていた1920年代を代表する作家が、若者と、かつて若者だった大人たちを鮮やかに描きだす珠玉の自選短編集。
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フィッツジェラルドの自選短編集。華やかな人生の影にある虚しさや、自分の思うようにいかないのだという嘆きを感じた。
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「お坊ちゃん」「冬の夢」「子どもパーティー」「赦免」「ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギリスの皇太子」「調停人」「温血と冷血」「常識」「グレッチェンのひと眠り」を収録した短編集。仕事に打ち込むあまり家庭で不和を引き起こしたり、恋する人にのめり込む青年が描かれている。
個人的には「温血と冷血」が一番好き。短めの話の中に教訓めいたものが織り込まれており、日本人にあっている。
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サリンジャーが少年期ならば、フィッツジェラルドはまさに青年期にふさわしい。
失ってしまったもう戻らないもの、失うまいと光を追い求める人々、この短編集に出てくるすべての悲しみや情熱や美しさや儚さは、全部わたしたちの中にあるものだ。失ってしまったものを取り戻すために、それらを思い出すために文学が存在するとしたら、フィッツジェラルドは永遠に忘れ去られることはないだろうと思う。
原題は"ALL THE SAD YOUNG MEN"だが、これを『若者はみな悲しい』と訳した翻訳者のセンスに敬意を表する。
若者はもちろん、かつて若者であったすべての人々に読んでもらいたい作品だ。
中でも『冬の夢』と『常識』は特に好きな短編です。
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2012.2.25読了。
フィッツジェラルドは映像が細やかに頭へ浮かんでくるので、読みながらにして映画を観ている気分になる。
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夢から覚めてゆく若者たちの話。
大人になる悲しみってやつなのかな。
男性が読んだ方が共感できる本だと思う。
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悲しいけれど、淡々と語られてどことなくミニシアター映画のような短編集。
『お坊ちゃん』と『冬の夢』が好きだった。
『冬の夢』の主人公の現実や心を支えていたのは叶うことない夢だったのだろうか。
主人公の考え方には基本的に共感しないけど、孤独感や疎外感は誰にでも感じ得るものだけにどの作品も惹きこまれる部分があった。
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私も一応「若者」に属するので気になって読みました。
20代の登場人物がでてきます。
20代って一番、色々な変化がある時期だと思います。
そういう悲しさっていうか、切なさっていうのか、そういうものが集まった短編集です。
とにかくみんな性格が激しいというか、心の浮き沈みが激しいというか…これも20代特有の不安定さなのかもしれません。
訳もとても読みやすくて、理解もしやすいです。
フィッツジェラルドはフィルム、映像を見ているような文体なので、ワクワクさせられました。
さらっと読めたのであまり心には残る感じはしなかったので、星3つです。
私は少し難読なぐらいの方が、じっくり読めるのですきだなぁと感じました。