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村上隆はちょっと苦手なのでその意識が強くちょっと素直に読めなかったかもしれない。
ビートたけしはすごく好きと思ったことはなかったけれどもしかしたら好きなのかもしれない。
「第一章◎そもそも、アートってなんだ」
アートっていうと美術のほうを思い浮かべてしまうが芸術もなんだよなと。
だから、表現する人たちが全般的にアーティストと言うのも間違ってはないんだな。
「第二章◎ところでアーティストってどいつだ」
アーティストという言葉が乱発されていて、結構辟易しているのだが、自分でアーティストと言ってしまう人達より、自分のことを芸人といってしまうたけしのほうが格好良い。
『アーティストの概念は言葉の問題にすぎない』とも言っていて、そうだなと思う。
「第三章◎どーしたら、アートは生まれる」
私は物を作ることは好きだけれどどうしても実用品になってしまいアートとは程遠い。
発想力の差と痛感。
「第四章◎アートとにっぽんを考える」
海外の金持ちのアートに対する立場というのが面白かった。
芸術家に対しての歴史的な土壌が整ってるんだろう。
たけしと村上隆が掛け合い式でひとかたまりづつ文章を書いていくのだけれど結構面白い対談だった。