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「怖いよ」「人間不信になる」と先に読んだ夫。
「これから子供を生む時期に読まないほうがいい」とも。
これはですね、小学校受験を控えたママたちの
嫉妬や隠し事が渦まいているドロドロドラマなのです。
どのママの悩みや心の揺れも共感まで至らずとも、
理解や同情はできる内容でした。
夫が私を心配してくれるのは嬉しいのですが、
あたくしも何年も女やってますので、
ねたみ、仲間はずれ、慣れっこです。
でも女同士っていいこともあるヨ。
とはいえ自分が努力すればなんとかなるってもんじゃなく、
「子供」ですから思い通りにならない上に(この本ではとくに)精神的にデリケートな生き物なので、
本当に大変そう!
生活レベルとか、子供の能力とか、
見栄を張ったり比べあったりしちゃうんだろうなあ。
そのときになってみないと分からないですが、
なんらかの障害や悩みにはぶつかるのは間違いないですね。
ま、この時代に望んで授かった以上文句は言えないです。
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図書館。
あー、怖かった。どんどん友情(?)が綻んでくのがハラハラでした。
どこぞで、キャラを混合してしまう、とあったので、
はじめから、箇条書きしていたせいか、混乱はなかったです。
一気に読めました。面白かった。
やはり、自分に近い価値観の人とつき合うのが楽でいいなぁ、という結論をえました。
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面白い。子育てにほとんど参加しなかった評論家のような意見かもしれないが、大変な世界を垣間見た思いがする。あと50頁余り。睡魔には勝てず、今夜はここまで。
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角田 光代さんの本は初めて読みました。イマドキの母親の目線で さまざまな対人関係に悩む母親。
子どもをとおしての人との係わり合い ママ友ではなく本当の友達が欲しい でも子供同士をくらべてしまう
母親の葛藤をリアルに描いている 幼児教育に関心をもつ一方 受験には一線をおきたい・・。
でもだんだん巻き込まれていく そして 友人との距離もねじれていく・・・。
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7/25
図書館より
幼稚園に通う子供がいるのですごく身近に感じて共感するところも多く怖かった
思わず自分の子供は大丈夫かとか自分は大丈夫かって不安になる作品でした
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待つこと数か月、やっと図書館で借りました。 待ったかいがあった…。 幼稚園の母子仲良しグループに、最初はほんの少しだけ気持ちのずれが生じ、最後にはどうしようもない亀裂になって卒園していく話。 ずれの原因は、子供同士のささいな衝突、小学校受験、疎外感など。 自分にも似たような経験があって、〈この中で考え方が私に似ているのは…〉なんて考えながら、登場人物たちのすぐそばで見守っているような気分で読みました。 親兄弟、よほどの旧知の友でなければ、人間関係は浅く広くにとどめておくに限ります。
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怖かった。
他人と自分の持っているもの、境遇を比べても何も生まないね。
自分をきちんと持たなければ、流されてしまう。
幸せの基準は他人にはないもの。
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主婦たちの織りなす物語。
子育てって、結局自分のプライドを満たすためだけにするのか?
子どもはつまり、自分の評価なのかー。主観と客観。
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読後にはじっとりと粘つく不快感が!
子供は母親の夢と理想と自己顕示欲のための代理走者か。
女の浅ましさを懇々と諭すかのようなこの作品を男性は受け入れられるのだろか??
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この本、小説としての満足度は★5つですが、登場人物たちの不安や焦燥、嫉妬といったネガティブな気持ちが、リアルで、とても怖くて★4つ。
20代後半で、結婚にちょっと意味を感じられない人や、妊婦さんは絶対読まない方がいい1冊。暗くなります。
人はゴールの見えないものと向かい合った時、不安になる。選択肢が多いほど、選び取ることが難しくなる。
この本の中では、閉ざされた環境の中で、多様な価値観をオブラートで包み、「子どものために」悩み、疑心暗鬼にさいなまれながら、本来は設定していなかった「お受験」というゴールに向かう、東京の文京地区の母たち。
友人などの話を聞いていると、実際にはもっと楽しみながら育児していると思うものの、多かれ少なかれ、ここで描かれる母親たちの気持ちは、「わかる、この気持ち」って共感しそうな感じを受けた。
あらすじを知らずに読んだため、読み進むにつれ、犯罪につながるのだろうと思いきや、起こらなかった。しかし、いつ犯罪が起こってもおかしくない状況だった。
数年前に、お受験に絡んだ殺人事件があったが、加害者(母親)に同情の声すらあったことを思い出した。殺人事件はもちろんあってはならないけれど。
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なぜ女は、周りと自分を比べたがり、自分がどう思われているのかを気にするのだろう。
自分なりの幸せがわかれば、苦しむことはないのに。
いつしか虚像に支配され、その軸がぶれ始めた時の喪失感が登場人物達を、まるで別人格を持つ人間に変えてしまう。
それを家族、特に小さな子どもが敏感に感じ取ってしまうのが見ていて痛々しかった。
子どもがお受験に成功して、幸せの絶頂にいるはずの瞳を見れば、確実な幸福の条件などないことがわかる。
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自負心というものの、もろさと、あやうさ。子どもという、自分の外にあって、より自分を熱くさせる存在によって、女性は自分の生き方を狂わせてしまう。
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2010.09.05. 人間の心は、基本的にこちら側なんだろうか。最初は心から一緒にいて楽しいと思えた相手が、負担になったり、依存したり。そういう気持ちが、無意識のうちにどんどん進んでしまう怖さ。
2009.09.10. 怖い、ママ友こわい。最初は利害もなく楽しい友だち(ママ友と言うより、本人たちの希望で友だち)だったのに、いつの間にか少しずつ均衡は崩れ、心の声は不満が増える。バランスを失った人間関係の恐ろしさ、依存、嘘、でも笑顔、お付き合い…。語り口をどんどん変えて、彼女たちの内心があらわになればなるほどぞうっとした。角田さんは、いつからこんなに鋭くなっていたんだろう。★4つ
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主人公が多い話は苦手なオバカの私。最後にやっとキャラ把握。子供を通してのこわいお話でした、意外と身近に起こるかもだから。
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女性の心理がすごくリアルに描かれてて、恐ろしかったです。
誰でもこんな嫌な部分は持っていると思うけれど、
それが少し違う方に転んだだけで、
とんでもない方向に行ってしまうのだと感じました。
小説の話だけど、現実も本当にそうだと思います。