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[ 内容 ]
『蟹工船』の作者、小林多喜二(一九〇三‐三三)。
その生き方と作品群は、現代に何を語りかけるのか。
多喜二に魅せられ、その育った街・小樽に住んで多くの資料・証言に接した著者が、知られざる人間像に迫る。
絵画も音楽も映画も愛し、ひたむきな恋に生き、反戦と社会変革をめざして拷問死に至った軌跡が、みずみずしい筆致の中に甦る。
[ 目次 ]
第1部 世界と向き合う作家へ―助走の日々(近代としての北海道―その「心臓」小樽;少年期の眼差しとことば;人生観、世界観の形成;記憶される青年・多喜二)
第2部 銀行員からプロレタリア作家へ―「人間への信頼」を基に(田口瀧子との運命的出会い;「頭から」でなく「胸の奥底から」;第一回普通選挙と日常生活;『一九二八年三月十五日』の壮絶;『蟹工船』という鏡)
第3部 小樽から東京へ―「体全体でぶっつかって」(クビになって執筆する;「田舎者」の新進作家;新聞小説『安子』;全力疾走―『党生活者』;東京の冬空の下の死)
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[ 関連図書 ]
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プロローグとエピローグは、多喜二さんへの語りかけ。
小林多喜二の人生に寄り添って、様々な出来事や出会いを紐解いていく筆者の語り口がとても素敵。
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#英語 では Kobayashi Takiji for the 21st Century でしょうか。
小樽でふらっと入ったお店にこの本がありました。
売るための本ではなく、お客さんに自由に読んでもらうための本だったかと。
その後購入して #読了