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言葉選びと、リズム感。
小説と言うと少し敷居が高く感じられるが、この作品は読むというより、感じると言った方がぴったりの小説。
また読み返したい1冊。
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ボードゲーム『スコットランドヤード』がある種キーポイントとなっている恋愛小説。
ドラマの脚本で知られている野島さんらしい作品だなと感じました。
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野島伸司のスコットランドヤード・ゲームを読みました。
ボードゲームのスコットランドヤードを題材にした小説でした。
スコットランドヤードは24ターンのうちに5人の刑事が怪盗Xを捕まえるというゲームです。
この小説では、最愛の人を事故で亡くしてしまった女の子と、その女の子を好きになる青年の二人が中心になって物語が語られていきます。
青年の愛や嫉妬や優しさなどの気持ちが5人の刑事になって、女の子の心を捕まえるというモチーフになっています。
途中で明かされる久喜夏彦の正体にはちょっと驚きましたが、まあ、普通の恋愛小説でした。
脚本家が書いた小説なので仕方がないのかもしれませんが、登場人物の気持ちが会話の中で言葉で解説されているのは気に入りませんでした。
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とてもいい作品。展開は極めてベタで、どこかで読んだ気がしないでもない話だけど、設定が凝っていない分心にダイレクトに来る。現段階では今年一番の作品。
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話の筋としては、死んだ人間を美化して、次に進めない女の子を当の死んでしまった恋人が見守り次に進むための後押しをするというこんなことがあったらなあという話。
樽人と夏彦、杏の会話が軽快で、ユーモアがあって楽しめる。
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アンズタルトの物語。
父親を生まれる前に亡くしたタルトと、恋人を事故で亡くしたアンズ。
そこに加わる謎のイケメン。最後はちゃんと、アンズタルトの物語になってました。
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軽くてさくさく読めました(^O^)内容のほうも淡々としていて軽い!よかった、、ようなー、、?(笑)あまりこれといって記憶に残りませんでした(笑)
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【2012/9/30】
言葉遊びみたいな会話がリアリティを感じさせず、それがテンポ良く読んでいく事に一役買ってくれる。
大好き!と言える作風ではないけれど、読後の清涼感はなかなか☆
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まず、カスヤナガトさんのイラストの表紙がすてきです♪
会話の掛け合いが面白くて、テンポよく読むことができました。
ミニョンのケーキが食べてみたいです!
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切ない恋物語かと思いきや、なかなかユニークで軽快に読める物語だった。
タルトとクッキーの毎回の掛け合いが面白くて、2人が話すのを楽しみにしながら読んでいた。
最後の分かれのシーンも湿っぽいだけではなくて、クスッと笑えて最後まで明るい気持ちで読めた。
2013.2.6 P.310
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すっごく今の自分の心境に合った本。
自分の設定と本の設定は違うけど、本質は似ていると思った。
・・・21ターン・・・
この数字の意味はなんだろうか?
それを考えながら読んでいた。
それを超えることは許されないのか?
ホントに思った。
好きな人を思う気持ち。
好きな人に好きになってもらう気持ち。
そして、二人のベクトルがお互いを向く気持ち。
何かきっかけがなければ、同じベクトルになることはない。
トラウマがある人こそ読んで欲しい本。
恋愛に臆病になっている人に読んで欲しい本。
僕はこの本を読んで、輪廻転生も考えたし、好きな人と一緒にいるためにどうしたらいいかを本気で考えた。
そして、答えは出た。
・・・・・
それは
相手のことを思うならば、本気でぶつかれ!
それだけだった。
自分が傷つくことを恐れるのではなく、自分の気持ちに正直になること。
スコットランドヤードゲームみたいに考えて考えて考えて、21ターンのうちに答えを出す。
期限があるからこそ答えを出せるものだ。
21ターン
頑張る
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会話のテンポが、読んでいて心地良い。
夏彦が明るいキャラクターなせいか、赦しに近い癒やしがテーマになっている割に、暗くなかった。
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野島伸司のドラマが好きだった。今はもうテレビを見ることがなくなってしまったので、本でまた野島氏の世界に触れられると楽しみに手に取る。
イギリスのゲームに準えて、恋人を失った彼女を父を失った過去を持つ主人公が追う話。最初から夏彦が気になっていて、誰?感、怪盗は誰なの?感。
ターンが少なくなるにつれて、色々な事が解っていく感は面白い。なるほど、そう言う状況の人はそういう思考になるのかな!と思う箇所もあったが、ドラマのようなもっとドロドロ、暗い感があまりなかったのは物足りない。
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樽人と杏、そして夏彦の物語です。
物語の殆どが樽人と杏、樽人と夏彦の会話で進行していきます。会話のテンポが良く次のページ次のページと引張られます。
樽人は上司との酒の付き合いで終電を乗り過ごしてしまう。そんな時は漫画喫茶へ行くのだが・・・・
深夜の漫画喫茶でゲラゲラ笑う女の子の杏に出逢ってしまう。
また、ほぼ同時期に祖母の経営するケーキ屋で住み込みでバイトを始めたという夏彦と出会う。
物語は死んだ恋人の思い出を引きずる杏に引かれた樽人が、自分の想いを伝えたり立ち直らせようとしたり、そんな樽人を夏彦が支えたりという・・・
単純な話ではありませんでした!
物語に登場するボードゲームのスコットランドヤードゲームを子供や姪がもう少し大きくなったらやってみたいと思いました!
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驚きの連続.ナレーション部分がほとんどなく,物語の大半が二人の男の会話となっている.飽きてしまいそうだが,軽快な会話に引き込まれ思わずにんまり.ストーリも想像の遥か上を行く.嘘っ?と思わず口に出してしまうほどに.「ウサニ」,「スヌスムムリクの恋人」に続き3冊目の野島作品だったけど,どの作品も最高でした.お世辞抜きでオススメします!!
以下あらすじ(巻末より)
湘南の鵠沼に住むサラリーマン・石井樽人は、深夜のマンガ喫茶で知り合った女の子に恋をする。彼女の名前は杏。ケーキ屋「ミニョン」を営む祖母のマキさんが、通院している病院で働く看護師だった。樽人は自分の気持ちを伝えるが、彼女は心を開かない。杏は、三年前に大切な人を亡くした喪失感から立ち直れないでいた。その力になりたいと悩む樽人に、同居人であり親友の久喜夏彦は厳しくも優しいエールを送る。樽人は、二十四日以内に杏を恋人にすることができるのだろうか。脚本界のトップランナーによる、甘く切ない小さな恋の物語。