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カフェで勉強や仕事をするのが
はやっているようだ。(斉藤孝先生の
本が最近出ていた)
もちろん、ただぼんやりするだけでも
よい。
家とも会社や学校とも違った場所を
、人は無意識に求めているのだと思う。
カフェが舞台になる、小説や映画
演劇は多く、この作品も、そういった
系統に属するものだ。
また、
①主人公の行介がかっこよすぎる
②短編のため、ストーリー展開が
やや駆け足になっている
点は認めるが、静かな余韻に
満ちた小説だ。
傷ついた者が集まる、こんな
珈琲屋を、自分の心の中に
持ちたいと感じた。
珈琲屋の店主、行介が出してくれる
ブレンド珈琲の苦味と熱さを味わって
みたい。
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バブルの悪夢がこんな街の珈琲屋にまで、おかしな影を落としている。
バブル景気の後期、土地の地上げによって商店街に嫌がらせめいた行為が蔓延していた。
そんな中、商店街の高校生が暴行をうけて、自殺してしまう。
主人公である珈琲屋の息子行介は、ふとした弾みで地上げ屋を殺してしまう。
それから、十年服役した行介は死んでしまった父の代わりに珈琲屋をつぐが。
珈琲屋へやってくる訳ありな人々の話しの連作。
全体的に暗めのトーンで話しは続いていく。
完璧な主人公に完璧な登場人物ではないが、完璧じゃないからこそしみる部分もあるのでは。
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すごい入り込めるわけでもないけど、飽きずに最後まで読めた。珈琲屋さん舞台にもっと面白い本ありそうな気がする。
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主人公(?)は殺人者っつー重い設定だけど、登場人物の内面があんま深く描かれてないのでさらさら~と読んだ。もっと踏み込んで欲しかった。
珈琲が飲みたくなった。
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ある事情で殺人を犯した主人公が経営する喫茶店「珈琲屋」に訪れたり関わる商店街の人々のお話。
古いドラマにありそうな設定、やりとり、お話。
この人の作品、2冊しかよんでいないけれど、描写が説明的すぎて面白くないかも。
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設定は暗いのですがするする読めました。
最後をナゼこうしたのでしょうね。
まだ話が続くような余韻をもたせたかったのか?
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池永作品にあるときからはまりました。本作は、珈琲屋というコーヒー屋を営む行介さんをめぐる人々の短編連作です。ちょっと無理があるかなあ、という感じがしますが。
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ある事情をかかえたマスターが経営する喫茶店。決して賑わっていないけどこの店の常連客を取り巻く話し。静かでシックな雰囲気が醸しだされ行ってみたい衝動に駆られる珈琲屋。
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題名に釣られて借りてみた。何処かにも書いたけれど、以前は生業にするほど、珈琲そのものに凝っていた。生豆を仕入れ、焙煎して淹れる、カップにも凝り、好きな様に遣っていた。唯、雇われ店主だったので、売り上げや利益にも気を遣わなければならず、オーナーからの突き上げもツラく、友人に代わって貰い、手を退いた。後の事は知らない。さて、この話はどうなのだろう?結果、☆3つ半かな。古い商店街の其々二代目の、三人の幼馴染に纏わる七編の恋物語。紆余曲折を経た不惑間近の男女の恋愛って、自分自身も、とおって来た道、全く解らない訳ではない。あの頃はああだった、自分の時はこうだった、とか。若い人にはオジサンの恋愛はこういうモノなんだと、過去に通り過ぎてきた方には、笑い飛ばして、苦虫を噛み潰して、時には微笑んで読んでほしい。本当は、☆5つ以上挙げたいが、戒めのつもりで3つ半、作家さん、ごめんなさい。
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読み始めはそれほど面白いと思わないのに、気がつくと作品世界に引き込まれている本というのがあって、本著もその一冊になった。 喫茶店「珈琲屋」のマスターは9年前に地上げ屋を殺し、8年間服役していた。当時の恋人は結婚したものの最近になって離婚し、実家の蕎麦屋に戻ってきている。彼らを応援している島木は洋品店の店主。 この幼なじみ三人が中心人物だ。 さびれかけつつもそれなりの生活が営まれる商店街で、人々がそれぞれの悩みを抱えている。彼らは珈琲屋を通り過ぎていくとき、ちょっとマスターの魔法にかけられて屈託を手放していく…。 私の「珈琲屋」も「香菜里屋」もどこかにないかなあと思う。
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暗い過去を持つ男が営む喫茶店「珈琲屋」。亡き父親がつくった店だ。そこに、心に傷を負った人々が集う。7つの連作短編。
登場人物たちが傷を負った経緯にいささかぎこちなさを感じたが、人間心理を描こうという著者の筆致に、多くの人がどこか自分にも引っかかるものを感じるのではないだろうか。
人の心の中にある湖。大きいのか小さいのか。いずれにせよ深く、底は見えない。本人でさえわかるのは透けて見えるところまで。
ところが、何かをきっかけに、心の湖に漣が立つ。大きなうねりになる。すると、本人さえ見たことのなかった深いところが一瞬見えたような……。
「自分にできることなら何でもする」、心の底からの謝罪の言葉。しかし、「好きになれ」ということには……。
浮気している亭主を非難する妻。亭主に浮気の理由を問いただすと……。
荒んでみえる少女の心。でも、本当は……。
恋愛経験の少ない60代男性の心に吹き込んだすきま風。
7つの物語に、人間の二重底的な心を再認識させる小さな事件が描かれている。二重底的というのは、単純な本音と建前というのとは違う。もっと心の奥の奥にある本心。実際に追い込まれないと出てこない、心の奥底にしまいこんでいる感情というものを意識させる作品だった。
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とある商店街で喫茶店を営む魔スタート
そこに集まる常連客を取り巻くお話。
マスターが前科者という設定。
おいしい珈琲をゆっくり飲みたくなりました。
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キャラやその他の設定はよいのですが…、
お話自体はなんとなく物足りない…。
深みがないのかな~?、もったいないです…。
でも…、こんな行きつけの珈琲屋を持っていると、
慌しい日常のふっとした休息の場になって、
いいなぁと思いました…。
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珈琲屋を営んでいる主人公。
そのお店にやってくるちょっと悩みを抱えたお客さんとの人間模様が面白かった。
丁寧に入れてくれる珈琲がみんなのココロをほっこり暖めてくれます。
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池永 陽
双葉社 (2009/1)
『珈琲屋』の店主とお客の人間模様
かなり深刻な内容
おもしろかったよ
こういうお店少なくなったよね
今の『カフェ』はみんな一人の気がする
近所にまさにこういう店がある。珈琲もおいしいしカップもいい。
でもそこでゆったりとくつろぐ人たちはみんな顔馴染みのような
初めてだと なんかちょっと居心地が悪い
町のこういう『珈琲屋』やってみたかった ずっと
あ~とにかく熱~い珈琲がのみたくなることは確か
≪ 珈琲で 一息ついて また向かう ≫