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出たばかりだったから、たまたま本屋で見つけて買ってしまった。
だってこれを読むと「世界を動かしているものが何か」ということがわかるって書いてあるから。
1,2章はたぶん後の章を理解するための基礎となる説明なので、結構退屈だけど3章からだんだん面白くなってくる。
エントロピーはなぜ増えなければいけないのか!
熱力学が時間とも関連しているなんて!
なんだか世の中の真理がひとつわかった気になりました。
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熱力学の入門書、少しわかりづらい所があるが、3法則をまとめてある。もう少し、実例があると分かり安いかもしれない。とにかく、エントロピーは大事な概念なので、もっと勉強せねばならない。
第0法則、温度の概念。とくにボルツマン分布。
第1法則、内部エネルギー、エネルギー保存則
第2法則、エントロピー、自発的な変化の特定
第3法則、絶対零度
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「アトキンスの化学」の人、店頭で見かけて手を出してみました。内容はわかりやすいと思いますが、熱力学と熱統計力学の両方の基礎知識がないと理解しにくいです。本書は教養授業の副読本として読むべきでしょう。
数式を用いないで法則を説明するのは難しいのですが、第ゼロ法則と、第三法則のくだりは読みやすいです。あまり授業でも触れられない概念「負の温度」もやさしく説明してあるので、復習がてら、目を通してみるのも面白いです。
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アトキンスの切り口は面白くて、解りやすい。
この人の物事を俯瞰する、他分野への造詣の深さは本当、すごいな。
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第0法則 温度の概念,平衡という概念と温度,統計熱力学と温度。
平衡を説明するのに圧力の例を出している。
第一法則 エネルギーの保存
第二法則 エントロピーは増大する。クラウジウス:熱力学:変化を説明,ボルツマン:統計力学:絶対量を説明。
エンタルピー,ヘルムホルツエネルギー,ギブスエネルギー
第三法則:ゼロには到達できない
参考文献:ガリレオの指,エントロピーと秩序,物理化学要論,物理化学, ランドル熱力学,化学系の統計力学入門
訳:アトキンス物理化学,
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最近、絶対零度よりも低い温度に到達した研究が話題になっているが、熱力学に詳しくない自分にはそれが何を意味しているのかまったくイメージできなかった。本書には最後に絶対零度が負になる意味について解説されており、今回のニュースを理解する上で役立つと思う。
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「アトキンス」と聞いて「物理化学」が思い浮かぶような理系人間に最適の熱力学入門書。入門書とはいっても薄いのは本の厚さくらいなもので、内容が薄っぺらなわけでは決してない。
正直、教科書の「物理化学」は難しくて若干挫折気味だったけれど、はじめにこっちを読めばよかったのだ。ただ分かりやすいだけではなく、所々にウィットに富んだ文章も配置され、つまり面白さを感じながら読み進めるだけで知識がすーっと入ってくる。
教科書の「物理化学」の本の厚さを知っているだけに、これだけの内容をよくもまあこのページ数でまとめられたものだと感心する。上から目線でごめんなさい。
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《目次》
・ はじめに
・1 第0法則 温度の概念
・2 第1法則 エネルギーの保存
・3 第2法則 エントロピーは増大する
・4 自由エネルギー どれだけ仕事に使えるか
・5 第3法則 ゼロには到達できない
・ 結び
・ さらに知りたい人のために
・ 訳者あとがき