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主人公の名前が「涼ちゃん」で、なんか混乱した。
自分の経験と合致する箇所が多くて切なかった。
失った恋人は戻ってこないわけですよ。
その代償として得たものを確かめることで、
人は報われたりするんだろうね。
そこでひと段落着いたとき、確かめられたとき、
失ったものへの未練がなくなるんだと思う。
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熱帯魚なんて興味ないのに
ディスカスなんて見たこともないのに
なんでこんなに引き込まれるんでしょうか?
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ふと本屋で見かけて気になった本。
作者の「パイロットフィッシュ」の読後感がとても好きだったので
ひょっとして、続編・・・?と思って図書館に予約。
結論。
熱帯魚を飼ってる人って、凄いわ・・・。
スゴイでもすごいでもなく、凄い。凄まじい。
主人公の執拗なまでのディスカスへの執着に気圧されます。
恋愛要素よりも熱帯魚についての記述の方が圧倒的に多いです。
熱帯魚への愛かと、本気で疑いました。
でも、やっぱりこの人の読後感が好きだなあ。
ぬるく漂いながら時が流れていく雰囲気を
最後の最後に感じました。
主人公には共感できないのに、なんでだろ。
不思議。
でもキライじゃない、この感じ。
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ディスカスそのものが好きなひとにはいいかもしれないけど。
とりあえずディスカス飼ってみたいとは思った。
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熱帯魚の王様「ディスカス」を通して世界を知る.
何事も極めれば同じところに辿り着くのかもしれません.
ただ残念なのは,別れた彼女の話がくどい.
純粋にディスカスの話だけなら★4つ.
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これは削って100枚程度にできそうだった。
よく知ってるなぁ、とか、やったんだろうなってのはわかるけど
押し付けがましくなると、色々見えなくなる。
恋愛との繋げ方は、よかったかな。
ディスカスから宇宙が知れるってのは、よかった。
でももっとおおきく話を書けたらいいのにな、と印象。
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大崎善生の小説。
熱帯魚のディスカスを飼う事に没頭しながら、過去と向き合ったり、そこから目を逸らしたり。自分と愛する人、その結末をディスカスの水槽を通して見つめる。
日常のゆったりとした流れの描き方とディスカスにまつわる細かな描写はさすが、
「パイロットフィッシュ」を思い出すなあ。
水槽を前にして過去の思い出や、様々な出来事がすべて繋がっていくのを感じている。
事実帰ってこないものでも、心の中をいろんな物に投影することがある。
熱帯魚には何かしら宇宙とか神秘性を感じてしまう。
何かを理解出来るかもしれない喜びや興奮はロマンでもあるわけで。
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タイトルに反して飼育本ではなく小説。
ディスカス飼育にのめりこんでしまった男の話。
飼育のウンチクは熱帯魚をやったことがないと読むのは辛そう。
なんともいえない不健康な雰囲気が一冊通してただよう。
ただ熱帯魚をちょっとでも好きな人はそれなりに面白く読めると思う。
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「大崎梢」と間違えて借りたって事はここだけのヒミツです(笑。でもまさに「ケガの功名」、とても切ないラブストーリーでした。お話はもちろん「ディスカスの飼い方」を中心に進むんですが、その合間にはさまれる彼の彼女への想いに心がうずきます。
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この人の作品って、持ってる雰囲気がきれいだなぁって思う。
『パイロットフィッシュ』によく似てる気がする。雰囲気も読後感も。
パイロットフィッシュ、アジアンタムブルーと、登場人物が同じかな?と思って、図書館で借りたんだけど、また別物だったのねw
話の筋とはずれるかとは思いますが、
別れた後の恋人が、ああいう風にきれいに想い返してくれてたらいいなぁ、ちょっぴり思いましたw
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ディスカスって名前だけは聞いたことあるけど飼うのがこんなに大変とは、一匹ん百万もするなんて知らなかった。ディスカスに魅せられた男のそれこそディスカス一辺倒の生活とそれ故離れていった由真との時間がえがかれる。それまで上手く割れたことのなかった割りばしをちょっとしたアドバイスで綺麗にわれたとき、パキンと音がした時に恋に落ちた・・・ ここのところ、すき。
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ディスカスの飼い方が詳細に書かれている。
水の練り方、繁殖の方法…
主人公は少し異常だけど、読後感は意外にもすっきり。
↓以下、ネタバレ↓
ディスカスの世話をするたびに、死んでしまった恋人を思い出す。
死んでしまった恋人を思い出すために、ディスカスを飼育している。
無くした恋人を追いながら、その延長線上の新しい何かに向かって生きている。
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読みたいんですけど…
文庫あったかな……。
そして皆さんのタグがカオスなんですがwww
ちょ、気になるwww
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タイトルと表紙につられて買った。
小説内にディスカスのブリーダーの行動が綿密に書かれており、大変面白かった。このころディスカスを飼ってみようかと思っていたがこの本を読んで世話が大変そうだなぁと思った。
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「ディスカスの飼い方」を知るためには、たぶんとても魅力的な本。
でも熱帯魚に興味のない者にとっては……。
「宇宙を理解」しようとしてディスカスにのめりこんだ「僕」だが、
ひとつわかれば、別のわからないことがでてくるという具合で、
どんなにディスカスの飼い方を極めたつもりでも、
突き詰めることはできない。
だが、ディスカスを飼うことで、「僕」はあることに気づく。
交通事故で亡くなった恋人を深く愛しているということ・
愛されていたということ。
「未知なものを既知のものや言葉だけで説明づけていく、あるいは
その方法の道筋だけでも提示」しようとする試みは、
「さらに未知なもの」に頼らざるを得なくなって、挫折したかに思えた。
けれど、たぶんそこに何らかの鍵があるのだろう。