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お久しぶりのヤン提督。
少佐だったころの彼が挑むのは、同盟の英雄ブルース・アッシュビーの謀殺疑惑。
パトリチェフ大尉とはここで出会ったのね。
ユリアンの父らしき人もちょっと出てきます。
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ヤン体調の若い頃。この人は本当に、のんびりしているなぁ。今回、彼の脳は非常勤だったのが面白い。というか、アレックス先輩、この頃はまだ結婚していなかったんだな。
これから彼がどんなに尻に敷かれているかを知っているだけに、こういった時期もあったんだなぁと思わず笑ってしまいます。
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「よせよ、痛いじゃないかね」
この巻では泣くようなシーンじゃないのだけど、正伝を読んだ後だとどうしても涙腺が緩んでしまう。
全部読み終わって思ったのが、やっぱりヤン艦隊って特殊だったんだなぁということ。
リン・パオとユースフ・トパロウルにしても730年マフィアにしても、何だか人間関係ギスギスしているし、ラインハルト陣営は信頼感はあっても、ロイエンタールとミッターマイヤーの間柄を除くと、何だか堅苦しい感じがするし。
しかし……ヤンって21歳なのに何だか老けてる(笑)。そこがヤンのいいところというか、魅力なんだけど。
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初めての銀英伝。
アニメしか見たことなかったが面白い。
ヤンウェンリーみたいになれたらいいなぁ。
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若き日のヤン。ヤンやキャゼルヌやアッテンボローについて書いているのが一番楽しいんだろうなあと。外伝の中では一番筆は走っていたね。
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英雄のあたらしい仕事◆過去へのささやかな旅◆第二次ティアマト会戦記◆喪服と軍服のあいだ◆収容所惑星◆捕虜と人質◆顕微鏡サイズの叛乱◆過去からの糸◆出口をさがす旅
著者:田中芳樹(1952-、天草市、作家)
解説:石持浅海(1966-、愛媛県、作家)
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エルファシルの英雄と呼ばれるようになってまもなくのヤンが、同盟軍のある英雄の死が謀殺であったかどうかの謎に迫るミステリー風味の外伝。
やる気満々じゃないところがヤンらしいw。ほー、パトリチェフやムライとはこの件で出会う事になったのか。ほー、ヤンは老人に弱いのか。過去の出来事の謎に迫っても軍事的・政治的にどうなる訳でもないので、歴史家として分析するヤンのひと時の休暇といったところの外伝。
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どんなすごい英雄も全ての人にとって英雄にはなり得ないということを知る機会になりましたね。ヤンにとっては短い時間に得難い人との出会いがあって濃い2週間になりました。
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ヤンがエル・ファシルの英雄として名を馳せた直後、23歳の少佐だった頃の物語。キャゼルヌは中佐で婚約中、アッテンボローは士官学校4年生。
同盟軍の圧倒的勝利で終わった第二次ティアマト会戦の時の司令官で伝説的な英雄であるブルース・アッシュビーの戦死にまつわる謎を調べることになったヤンは、「七三〇年マフィア」と呼ばれたアッシュビーの幕僚たちの最後の生き残りであるアルフレッド・ローザスと出会い、また半年間赴任した惑星エコニアで捕虜として人生の大半を送った帝国軍の老人ケーフェンヒラー大佐に出会う。歴史家志望だったヤンは老人達の話を聞いて色々考察する。エコニアではヤンの生涯に於いて非常に重要だった二人の人物との出会いも描かれる。一人はヤンと死までを共にしたパトリチェフ大尉、もう一人はヤンの死後もヤン艦隊で非常に重要な役割を果たしたムライ中佐。
ヤンの活躍土壌が作られていく時代の物語とも言え、通じてキャゼルヌが当時からヤンにとって保護者とも言えるほど重要な存在であったことがわかる。こののちキャゼルヌによってヤンのもとへユリアンが送り込まれることを考えるとなおさらだ。
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名(?)探偵ヤン・ウェンリー華麗(?)に活躍!
若き日のヤン。任せられた仕事はまさかの探偵業。ちょっと毛色が違うかと思いきや、やっぱりいつものヤンで安心。キャゼルヌやアッテンボローも登場。
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「エル・ファシルの英雄」と呼ばれるようになってすぐのヤンのお話。
同盟軍に所属する人々は、本編と同じように会話に皮肉が溢れている。
それがとても心地よい。
キャゼルヌやアッテンボローと言った長い友人達から、パトリチェフやムライとの出会いもあってファンならニヤリとすると思う。
「皇帝の聖恩をたたえないとひどい目にあうような社会より、
役立たずの腐敗した政治家を公然と罵倒できるような社会のほうが好きですね。」
一番好きなフレーズ!
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大活躍するちょっと前のヤンウェンリー。フリープラネッツ側もムライやパトリチェフ、アッテンボローなどの主要キャストとの出会いが描かれています。いいですね。
そして、多分ユリアンの父親ともキャゼルヌのところで邂逅していたような記述も胸熱です。
ヤンは、世が世ならこういった探偵みたいな感じが一番合っているんですかねー…。
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外伝4巻は、エル・ファシル以後、若かりし頃のヤンのお話。
艦隊を率いてビシバシ戦果を挙げる神のような彼ではない、より普通の人に近くて親近感がわくような頃。昔もヤンはやっぱりヤンだなぁと思えるお話。
同盟の、とある英雄的名将の死について調べることになったヤンが、いろいろな人と出会って、後のヤン艦隊に欠かせないメンバーともこの巻で知り合ったりして、なかなか面白い。1シーンだけしかでてこない(たぶん)けど、ミンツ大尉という人も登場する。この人がおそらくユリアンの父親なのだな、とか考えると楽しい。
あと、キャゼルヌはやっぱり気回しが最高に行き届く人だと再確認。この人あってのヤンだし、銀英伝だなと思えるくらい、存在感があるし魅力的な人物だ。
尊敬すべきおじいちゃんたちが大活躍するなかなか面白い巻、という印象を持ったけど、最後の方に出てきたアッテンボローのお父さんが、かなり強烈で可笑しくて全部持って行ってしまったんじゃないかくらいの印象を残した。
娘を軍人に嫁がせたいために結婚を反対した交際相手の父と、100回以上の口論と3回の殴り合いを演じた末に息子が生まれたら軍人にするという条件をつけられ結婚できたアッテンボロー父。約束した義理の父は戦死するも、嫌がるアッテンボローに軍人になれと迫り、お前が軍人になればお前一人が不幸になるだけで、周囲はみんな幸せになれるんだ!と豪語する。ふたりのやりとりが可笑しくて仕方がなかった。
外伝もあと1冊で終わってしまう。もう寂しい。
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連休中に読了。
これまでの外伝で一番古い時代を取り上げているからか、中盤に入るまで乗り切れなかった。
最後の解説を読み、この理由が何となく自覚できたように思う。そう、この話ヤンが全然活躍しないんだと。
一方で部下となる前のアッテンボローやフィッシャー、ムライといった面々との接触が描かれているので、一読はしておきたい一冊ではある。さあ外伝もあと1冊だ。
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笑顔で頑張れと言う人に対して、ヤン・ウェンリーは「そりゃあ笑顔もできるだろうさ、がんばるのはあんたじゃないからね」と内心で毒づく(『銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮(スパイラル・ラビリンス)』)。ヤンは昭和的なガンバリズムを否定するキャラクターである。精神論根性論から頑張ることを強要されることほど腹立たしいことはない。特に腹が立つことは相手が「激励する」「はっぱをかける」など嫌がらせしていることに無自覚であることである。ようやく21世紀になって「頑張れ」と言ってはいけない、「頑張れ」と言うことが悪いという風潮が出てきた。ヤンのマインドには時代を先取りする先進性がある。