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2009/3/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2013/12/2〜12/4
森さんの短編集。メフィストやIn Pocketに連載された作品など10編。長編はもちろんだが、森さんの短編には詩的な心象風景がより色濃く反映されているように思う。頭も良くて藝術的なセンスに溢れているのだろうな。個人的には「ライ麦畑で増幅して」がベストであるが、謎の答がわからない。何なんだろうか?
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森先生の短編集。
今までの短編で一番おもしろかったかも。
相変わらず好みは分かれそうだけど。
貴志祐介に似てるって前に書いたけど、
語弊があったかも。
スタンスはにてるかもってことです。
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西乃園萌絵は、叔母を連れて白刀島までやってきた。加部谷と、この島の出身者である山吹、海月と合流し、夕食の席で、島の診療所に女性の幽霊が出るという噂話を耳にする。(「刀之津診療所の怪」)。全10作の短編を収録。
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森博嗣の短編集は「…だから何?」っていつも思っちゃうんだけど、今回は結構面白かったなぁ〜♪
ぶっちゃけ、面白かったのは10作中2作なんだけど、もうこの2作だけで“読む価値あったな”って思える満足度!
それはもちろん、1作目の『ラジオの似合う夜』と9作目の『刀之津診療所の怪』で、『刀之津…』の方は内容紹介を見れば直ぐに「Gシリーズのメンツが出るのね!」と判るのだが、『ラジオ…』の方は、読み進むうちに段々と登場人物の正体が自分の中で明らかになって行って、そこがまた良い感じ♪
ザジが主人公の正体に最初に気付いたのは、中華料理店でX・Jから美術館がやられた話を聞くシーン。
その後、主人公は日本に残してきた二人の女性の事を思い出すのだが、残念な事にザジは、そこでピーン!と来ることは出来なかった…。
ザジが主人公の正体に確証を持ったのは、電報を送って寄越した離婚した妻に電話した辺りw
“あ、彼女ね!”と思ったら、余計に読むのが楽しくなったのだが、『刀之津…』の方は「医者」・「少林寺」・「フランソワ」というキーワードがあるにもかかわらずどうにもピーン!と来れなくて、読了後に感想サイトを覗いちゃったよ^^;
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霧に覆われた、見ず知らずの街を歩いているような気分になる。
「どうしようもなく大人に近づいていくのに、自分たちだけはずっと
子供のままなのだ、と信じられる時間が、まだときどきあった頃」
―2009/04/22― 読了
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短編集でとても読みやすいんだけど、少し哲学的な感じの内容が多く難しい。はっきりした結末が好きなので少々消化不良ぎみ。
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十編の短編集。
森博嗣の場合、短編集だと全然ミステリじゃなかったりもするんだけど、一応ミステリも含むってことでカテゴリ分け。
で、やっぱり短編集だと好きになれないものが多くて、今回も、可もなく不可もなく。いや、短編集を読むと、どうももやっとすることが多いので、もしかして不可なのかも?
あんまり読み返したりはしないかと。
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短編集。
「ラジオの似合う夜」と「刀之津診療所の怪」が面白かった。
結局登場人物が魅力ってことか。
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森博嗣ワールド全開。
こいういう摩訶不思議で自己満足的小説・・・(←褒めてるんですって!!)
大人になってしまった心のどこかにあえて置きっぱなしにしておいた
子どもへのどうしようもない憧れとちょっぴりの苦い思い出・・・
内容は全て漠然としている・・・
が、読了後に胸焼けにも似たもたれ感がたまらん(笑)くせになる。
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読んでて心地いいくらい好き。
最初に林さんが出てきて驚いた!最後に小川さんと椙田さんでまたまたびっくり。
診療所の怪は心して読みました。読みました。読んだけど。
パラシュート博物館読んでないことがこんなに…こんなにでかいとは…!!もーほんとショック。全部順番通り買ったと思ってた…のに!
はあ、くやしい。近々買ってこよう。
久しぶりに知り合いにあったようないい気分。ほかの短編も短くてすごくちょうどよかった。森博嗣…やっぱりすごく好き!
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西之園萌絵は、叔母を連れて白刀島までやってきた。加部谷と、この島の出身者である山吹、海月と合流し、夕食の席で、島の診療所に女性の幽霊が出るという噂話を耳にする。(「刀之津診療所の怪」)。ほか「砂の街」、文庫版に初収録の「ライ麦畑で増幅して」など、煌めく魅力を湛えた、全10作の短編を収録。
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『できれば、誰も失望してほしくないから』
森博嗣短編集の五冊目。本書には、Vシリーズ及びGシリーズの第一作より時系列で過去の話がいくつか載せられている(いくつと見るかは読者次第かと)。物語の一連の流れを十分に認知したうえで、その発端をさらに遡ることは実に心地よい。これだけで十分つぼなんだが、「刀之津診療所の怪」ではさらに読者サービスがある。パラシュート博物館の謎が解けるわけだ。ただ、アイドルの変わりようは、ちょっとショックだったりしなかったり。
あと、個人的に「私を失望させて」が結構好き。
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「刀之津診療所の怪」が!
シリーズ読者にはたまりません。というか、そうじゃないとわからない話が多いと思います。
とくに、パラシュート博物館のぶるぶる人形を読んでから読んでください!
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ほんとおもしろすぎ
もう練無も大好きだし保呂草も大好きだから
大好きだからあああああああああああああああああ!
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・・・なんというか、例えば夏目漱石が書けば後年名作と呼ばれていたんじゃないかみたいな話がいくつか入った短編集。同人誌だなあという気もするし(読者を頼りすぎているのか、お約束なのか、作者さえ楽しければいいという部分が多すぎる)、「この人は頭が良すぎるから・・・」なんてフォローは、これをはじめて読んだ人には通用しないだろう。
文が読みやすいのと冒頭でぐいっと引き込まれるから読み進めていけば、なんとも肩透かしなラストだらけの短編集。短編って呼んでもいいのか? うーむ、いっぺんファンになったからにはすべて読みたいが、こんなんじゃもう読みたくないぞ。
ただ、解説の人も引用しているが、「生まれれば、落ち着くことができる。死ぬこともできる。とにかく、生まれなければ。」の一文は胸に刻まれた。どうとでもとれる一文だが、あがいている人間にはぐっとくるだろう。うーむ、本当にこの人はどんな作家になりたかったんだろう。本当は、か。