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ダチョウが好きという一心だけで大学の教授になってダチョウを飼育してダチョウを研究してダチョウの本まで書いてしまうその単純さ純粋さに少なからず嫉妬。やっぱり好きこそものの上手なれなんだよなあ。
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飛べないアホな怪鳥ダチョウをこよなく愛する著者は、その免疫力の高さに注目しインフルエンザウイルスを防ぐダチョウマスクを開発。その他製品開発にも余念がない。全編通してダチョウへの愛に溢れています。
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獣医学を研究している筆者の、ダチョウ研究の様子が描かれた本。
内容が示唆に富んでいるわけではないが、ひたすら筆者のダチョウに対する愛が伝わってくる。読んでいてほっこりする本。まぁ産学連携で営業活動をした影響からか後半が少し営業くささが漂っているのはご愛敬。
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鳥好きが高じて獣医学博士になり、
ダチョウ好きが高じてダチョウ博士になった著者が
愉快にダチョウ研究についてかく。
専門書ではないので、難しい話はでてこないから、
笑いながら、興味深く読める。
ダチョウの卵からとった抗体が世界をすくう。
そんな日が本当にくるのではないかとわくわくする。
ダチョウについてもっと知りたくなった。
先日読んだ『孫の力』はニホンザルの研究者島泰三が孫を観察したもので面白かったが、
今回のダチョウ研究者の本も面白かった。
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まず「ダチョウってアホなんだ」ということを知ることから始まり、でもたくさんの可能性と愛嬌をもっている、面白い動物だということを知った。
ぜひ、動物園へデートに行ったときはダチョウのうんちくを語りたい。
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ダチョウの生態が、具体的なエピソードを織り交ぜながらユーモアあふれる内容で描かれています。
以前、流行した『動物のお医者さん』を活字にした感じ。
あ、免疫系嫌い人は、途中眠くなるかも(笑)
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ダチョウ鈍感すぎ。脳みそが、ハンバーグ程の大きさしかないからとかそういう問題ではない(笑)ダチョウに関する株が急騰する日がくるので、早めにダチョウ関連会社の株を購入することをオススメ。ダチョウの卵は無駄に大きいだけではない。
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面白い。これを読むとダチョウが好きになる。あとオマケで抗体についての理解も深まる。
というのはダチョウというのは徹底的に生命力の強い動物らしい。
作者はそこに目をつけ、ダチョウから抗体を作ることを考えた。そしていくつかは既に実用化されている。
人類の未来はダチョウ次第だ。
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ダチョウ研究に取り組む塚本先生のエピソード本。切り口や表現が面白い。もともとは成毛さん推薦本だったので試したが、やっぱり面白かった。
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ダチョウがこんなに可能性を秘めた動物だなんて思わなかった。
人類は「知りたい」という欲求を満たしながら、同時に人間以外の生物の計り知れない能力を思い知らされるのだ。知への探究心に素直に耳を傾けたい。
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「抗体マスク」や「抗体フィルタ」は何となくよく聞くが、まさかダチョウの卵から抽出された抗体が使われ、背後にこんなエピソードが存在するとは、驚きである。
ダチョウの免疫力の強さに着目し、ダチョウに抗原を注射することにより、彼らの体内に作られる抗体が卵にも移る現象を利用しているらしい。
何よりも、ダチョウの生命力、繁殖力の強さ、卵の大きさから、安価に大量の抗体を得ることができるのがすばらしい。
愛らしいダチョウを殺さずに済むことも大きなメリットだろう。
本書の後半でも様々な応用例が紹介されているが、まさにダチョウは人類を救うといっても大げさではないかもしれない。
画期的な発見である。
しかし、そんな輝かしい研究成果とは裏腹に、著者がダチョウの研究を始めた理由がまた面白い。
「単純に飼いたかったから」である。
ダチョウを飼いたいから、研究テーマの方を「こじつけて」しまったらしい。
しかも、こじつける研究テーマを考えるため、2年間ダチョウ牧場でダチョウの観察を続けたらしい。
逆に考えると、ここまでの情熱を傾けたからこそ、ダチョウの神様も微笑んでくれたのかもしれないが。
私自身、技術者として「手段」の方が「目的」より優先されてしまうことがままあることに悩んでいたが、こういうケースを知ると、好きなことを追求することもときには悪くないことなのだと勇気づけられた。
同時に、ただ変わり者の研究者としてだけでなく、臨床医との経験を通して等、常に人と関わり、社会に役立つ研究とは何かを問い続ける姿勢が著者の背後に一貫してあるように思える。
世の中を動かす大きな仕事をするためには、どちらも欠けてはいけないのだ、と強く感じた。
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この本では、人類を救うダチョウの底力が書かれている。
ダチョウの卵から、大量の抗体が安価で作れる。モヤシですくすくせだつ。
もしかした、ガンだって⁈
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ダチョウ研究の第一人者の研究生活。
ダチョウってすごいポテンシャル持ってるんだよ!っていうのが伝わる一冊です。
ダチョウは、個人的にも、かなり注目してます。
20世紀末ごろに、BSE問題などを受けて、次の時代の牛肉に代わるものは?というところで、
ダチョウは、日本でも牧場が出てきたと思うけど、
そういうところの多くは土建屋さんが経営していたようで、その多くが2005年以降に失敗して廃業してしまった。
著者の関わっていたところも、
その瀬戸際だったところに、ダチョウの驚異的な生命力に目を付け、
医療分野での研究をしていったところ、ダチョウの卵を使って、非常に安価に、かつ質のよい抗体を作ることができるのを発見。
一躍、ダチョウは、医療分野での活躍が!
この本に書いてあるのは、主にこの医療分野での話だけど、
肉、皮、油、卵など、さまざまな部位に大きな可能性を秘めているのが、ダチョウ。
肉は、
低カロリー、低脂肪、高タンパク、鉄分豊富、低コレステロール。
なのに、とても美味しい。
脂肪が少ないというのは、良し悪しで、火を通しすぎてしまうと美味しくなくなってしまうのだけど、
刺身、タタキ、ハム、ジャーキーなど、あっさりしているのに、とても旨味があります。
人によっては、馬刺に似てる、牛に似てる、マグロ、クジラ、いろいろな意見があるけど、
つまりは、なじみのある肉とそれほど遠い味ではないので、すぐになじめるおいしいお肉です、ということ。
この本の中では、残念ながら、肉はあまり美味しくない、と言う風に書かれているけど、
そこはまさに調理方法の問題で、
今のところ、僕が周囲の人に食べさせたときの反応は、
「え?こんなに美味いの?普通に満足できるじゃん!」というようなものばかりです。
皮は、ご存知オーストリッチ。
オーストリッチOstrichとは、英語でダチョウのことなのです。
独特の突起が特徴で、高級皮として人気。
油も、傷口の治癒などでも活躍するとかだし、
卵は、殻を使って、アロマキャンドルの覆いとかもかなり味のあるものができたり、エッグアートなどにもつかわれたり。
ダチョウが持っている可能性については、
ぜひいろんな人に知ってほしいので、おすすめの一冊です。
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文系の小綺麗でミーハーな研究しかしなかった私には衝撃!!文系人におすすめ☆素晴らしい成果を出してる最先端の研究者なのに全然飾らなくて、「のんびりやってたらすごい抗体見つけてん。」な脱力系なのが好感が持てる。仮説をたてるのも、実験を効率的にするのもアイデア勝負なところは研究もビジネスもおなじなのだ。
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「あくせずせずに自由気ままでも、自分の興味のあることを気の向くままに追いかけていたら、人の役に立てるということをダチョウが教えてくれた」
本書で一番印象に残ったのはここ。
自分の興味の先に意義あるものを見つけられるのは幸せなことだし、そういう人生を送りたいと思う。ただそのためにはその対象に没頭する必要があるのだとも感じた。筆者さんは超長期間ダチョウ牧場に通って、研究活動もきっちりやった末に見つけたのだから。ただ漫然と過ごすのではなく懸命に何かをしないと結局は何もつかめないんだよねー…