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読了。
本というものの捉え方
がかなりおもしろい。
この発想は、本だけでなく、
色んなプローモーション、
製品開発等、色んな発想につながると思う
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著者なりの本の愛し方がよく伝わる。それが人と人を繋いで行く様子がほっこりする。成功パターンや展示の内容がワンパターンな傾向なのは活動年数と年齢の問題だろう。だけど、こんな風に仕事が広がっていくのかというのが多くの人を勇気づけるのかもしれない。
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ジャケ借り。
「本」に関して、本当に色々やってる人だなぁ。
たくさんの発見があり、学ぶことがあった。
おもしろいことがあふれてた。
「モノ」としての「本」が好きだ。
改めて思った。
まだまだ、いろんな可能性があると思う。
今はもうなくなってしまったプロジェクトも多いみたいだけど(残念)、これからも気にしていきたい人である。
あれこれと考えるきっかけをもらいました。
買うには、少し高いけど(笑)
とりあえず、本を買うときは好きな本屋で買いたいものです。
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説得力がさらに増しました。B&Bを雑誌なんかで見かける度に、本に書かれていることを思い出します。本当に良書。
http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage136.htm
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自分にあった本と出会うことが難しい現在、本の売り場や本を使ったアートをプロデュースするブック・コーディネーターが注目を浴びている。注目こそ浴びるがその仕事でご飯を食べていくのはかなり厳しい。著者はブック・コーディネーターの中でも成功している人の一人である。
一橋大学商学部を卒業後(こういう仕事もなんだかんだ学力は必要なんですね)国際見本市主催会社に入社し、出版業界の見本市を担当するが二ヵ月で退社してしまう。世間一般的にはすぐ仕事をやめてしまうやつだが、その後バイトをしながらフリーランスでウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、ライターなどの仕事をする。そして本の世界にのめり込み本に関するプロジェクトを手がけていくうちに、ブック・コーディネーターという肩書に落ち着いた。
本書は一冊の本だが「本の未来をつくる仕事」と「仕事の未来をつくる本」が「両A面」という扱いでそれぞれ表と裏からはじまっている。「本の未来をつくる仕事」では著者がブックコーディネーターとして手がけた様々なプロジェクトを紹介する第一章、と本に関するテキストをまとめた第2章で構成されている。
そして「仕事の未来をつくる本」では著者が会社を辞めてから現在に至るまでの仕事のノウハウや、似た価値観をもつ同世代に向けたマニュアルが書かれてある。とくに「自分のやりたいこと」と「お金をもらうこと」の違いを少しずつすり合わせていき、最終的に著者のように自分のやりたいことと、お金をもらうことが一致するまでにどのような過程をたどるべきか教えてくれるのはありがたい。
ところでこの本は税込み2310円とページ数の割にはちょっと高い。カバーが半透明で表紙に写っている写真がうっすらと透けて見えるお洒落なデザインだ。こういうところをこだわるからこそ今の仕事を手に入れることができたのかもしれない。
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「本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本」内沼晋太郎
ブック・コーディネーターのお仕事の本。
2009年3月30日初版。
読んで良かったです。オススメ。
タイトルからそうですが、リバーシブルに読める一冊です。
1.本が、精神的にも物体的にもマスプロダクツの粗悪さから脱却して、よりその価値に特化した形を精錬していかないといけない、と思っているんですが、そのひとつの扱い方。
本でアートってくくりはいかにも、”その場限り”感に満ちていますが、著者の内沼氏が実践しているもろもろは、本の中身と連動した活動が多い。なので、ユニークでこそあれ奇抜でなく、本の世界を広めようという雰囲気がとても好きです。
物体的なマスプロの粗悪さ、に関して言えば、5年、10年、20年のスパンで製版・印刷・製本技術も革新しています。
より高度な製本技術というのはどんどん実現していく。もちろん、デザインに関しても。
一様に電子書籍の対悪として「重い・嵩ばる・値段が高い」と捉えるのではなく、もちろんそういった一面があることは事実だけれど、モノとして持つ嬉しさ、にシフトしていくべきだと考えます。
(※極論、大量生産の市場に甘えすぎた出版・印刷業界は、今後まだまだ淘汰されていくのでしょう。しかし、淘汰とともに技術・センスの粋も失われていくことが、僕には耐えられないのです)
2.著者は発行当時28歳。今の自分と同じ年齢と考えると非常に刺激を受けました。
ダブルキャリアの考え方(この本の中ではその表現は出ていませんが)がやはり、ためになる。
結局目的をどこに据えるかという問題ですが、自分がやってて面白いことにこそ強みがあって、それをいかに育てていくかというところが主眼かと思いました。
「お金をもらう仕事/お金をもらわない仕事」「お金をもらうための仕事/お金をもらえてしまう仕事」「時間でお金をもらう仕事/成果でお金をもらう仕事」、スマートに説明されていて読みやすく好印象。
あと、ものの本では何度か見かけますが「アイデアはアウトプットして人に話す」これはもうどんどんどんどん実践していこうと思っています。
みんなが趣味から脱却して相互に〈お金をもらわない仕事⇒お金をもらえてしまう仕事〉サイクルが生まれればとっても面白い社会になるだろうなあ、と感じました。
全体的に説教臭いようなビジネス本では全く無くて、訥々と本周辺の次の世代を考えている本。
エッセイパートの point of view も読んでいて共感する内容が多くありました。オススメ。(5)
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タイトル通り、ブックコーディネーターという仕事を切り開いてきた著者が「本の未来をつくる」ためにやってきた事例/考え方と、自らがやりたい仕事を理想の形で遂行するために「仕事の未来をつくる」上でのスタンスについて語った一冊。
両面装丁でそれぞれのタイトルが縦書き/横書きで前後からスタートしている面白い仕立ても、本の新しいあり方を模索している著者ならではといった感じ。中の事例は、うまく稼働したものばかりではないけど、視点が非常に面白くて、自分の実業でのプランニングに役立つ気づきがたくさん詰まっていたように思う。
あとやっぱり、自分が好きなことを働くドメインにできた人間の強さと底知れなさを改めて感じました。無論、「本当に好きなことは仕事にしない」というスタンスもあっていいと思うのだけど、もし2者が勝負しなきゃいけないことになった場合、やっぱり好きな人が圧倒的に魅力的に周りからは見えるのだよね、否応なく。その強さが本からにじみ出てた。(書き口はまったく暑苦しくないのですが、その淡々としている感じがかえって、好きな事を勝手にやっている強さみたいなのをにじませてたと思う。)
充実の内容でした。良著。
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やっぱり本は良い
筆者の本に対する愛情がよく伝わってきた。
私も、人生の残りの時間、許される限り本を読もう
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ブックコーディネーターの内沼さんが28歳のときに書いた本と聞いて、ちょうど今の自分と同じ年だなということで手にとってみた本。
まず何より本の作りがおもしろい。両A面本。「本」と「仕事」という違うテーマで書いてあるものの、当然シンクロしてくる部分があるので、私は同時並行で読み進めました。
特に仕事について書かれた部分は、とても新鮮な考え方だと思いました。今すぐ実行に移せるかは別としても、今の自分の仕事や興味を表に当てはめて考えてみるのはすぐにできそう。
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1.4 読了
B&Bから存在を知り、インタビューなどを見て興味をもった内沼さんの作品。
人に覚えられやすい顔と髪型をしてるって書いてあって、
確かに人の顔覚えるの苦手な自分も一発で覚えたわ。って納得!
かなり読み返すことになりそうな一冊。
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知人の勧めや近頃よく行く下北沢B&Bのオーナーでもあられる内沼晋太郎様が書かれたということもあり購入致しました。造本に気を遣われたとのことですが税込で2310円というのは少しお高いのではないでしょうか。2千円以内で買えたら嬉しかったと悲しんでおります。
ロスジェネのためのインディペンデント論
本書は「本の未来をつくる仕事」と「未来の仕事をつくる本」とで両A面となっております。
前者は著者様の仕事を集めたポートフォリオとなっておりまして、B&Bを作られた方はこんな仕事をしてきたのだなと趣深い読み方ができる内容となっております。
後者に関しましてはちょうどロスジェネ世代にあたられる著者様の仕事論ということで「就職しないで生きるには」の日本ロスジェネ版とようなと申せば良いでしょうか。こちらも秀逸な内容となっております。
迷える子羊のようなあなたに
特に後者に関しましてはまさにワタクシの活動のちょうど参考になるようなものばかりでございまして、非常に素晴らしい買物であったことをここにご報告しなければいけません。
本書にもありますが「お金が欲しい訳ではないけれど、だからといってやりたいことがあるわけじゃない」そういったフワッとした違和感を持ちながら悶々としている迷える子羊のようなあなたにこそ読んで頂きたい御本でございました。
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時々耳にする、ブックコーディネーターとはなんぞやと思い手にした本。
こういう職業があるわけではなく、著者の内沼氏が諸々の仕事を経てそういう肩書に落ち着いたということらしい。
内沼氏はとにかく本にまつわる今までにないいろんなプロジェクトを手掛けており、半分はその紹介、もう半分は著者の独特の仕事論を記したものになっています。
また著者の本や読書に関する考え・それに基づいて温めているプロジェクトの案などが書かれた章(chapter2 ポイント オブ ビュー)では、いろいろと同感なことが書かれていた。
・本を読み飛ばすことをおぼえるといい
ある程度読み飛ばすことを知らなければ本当の面白い部分に出会う前 に放棄してしまう可能性が高いから
・おすすめ本について
同じ分野の本をおすすめする機能などはamazonなどですでにあるが、 段階的にレベルがあがっていけるようなおすすめ本の紹介機能があると よい。いまのところそれは人が担ってやるしかない。
→確かに。難易度のレベル付機能などがあればそのようなことができる のかな?本屋や図書館で人がやるのも意味があるだろうなー。
仕事論については、お金と仕事、やりたいことの関連をどう考えるかという点で、なかなか面白いことが書かれていました。
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ブック・コーディネーターである内沼晋太郎氏著で自身の経験を元に
【本の未来をつくる仕事】と【仕事の未来をつくる本】についてを両A面仕様で読めるようになっています。
奇抜でなんとも新しいアイデアが満載の楽しめる一冊。
¥2200+税と、お値段はなかなかのものですが本が好きな人と『ブック・コーディネーター』と言う不思議な職業を垣間見たいと言う方には、買って損無しではないでしょうか。
最後にもう一つ挙げるとすれば
頭が柔らかければなお、楽しめるかと思われます。
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アイディアが次々と、実行も次々と。
- コンテンツにあわせて、もっともふさわしい形でプロダクトする。
- 旅と読書
ホテルでの読書、地図と本の関係、
旅先で読み終わった本を交換
- 一年後にやりたいこと、というインタビューで、"言ってしまった"ことを書き込んだ手帳
- その次に読む本
amazonにはできない山を登るような、穴を掘るような本探し
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どのジャンルの棚に置かれるのか、あるいは二つのジャンルの棚に置かれるのかを実験するためにあえて本についての本と仕事についての本の二つが合体した本。デザインが面白い。
本についての方では、内沼さんの仕事の実例から、本ってこんな使い方があるんだと視野が広がった。
また、「本を自分とは関係ないと思っている世代」が出現しており、業界不況に拍車をかけているとの危惧から、その解決の糸口として子供、そしてその親が本を面白いと思ってもらえるような工夫が必要なのではないかとの話に確かに思ったのでもっと考えたい。
仕事についての方では、お金にならない仕事の重要性が説かれている。お金をもらうための仕事とバランスを取りながら徐々に実績と実力をつけていき、お金をもらえてしまう仕事にシフトしていく戦略には希望が持てる。と同時に時間でお金をもらう仕事から成果でお金をもらう仕事へシフトしていくことで時間の自由を得ることができる戦略を学べた。この戦略で行くとなにものかになること、よくわからない人になることを実現でき、さらに面白い仕事を呼び込み、仕事が楽しくなるという良い循環が生まれる。
それから、常連の店をつくること、都心の近くに住むメリットの話もなるほどなと思った。