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プロローグ、エピローグ抜けば新規書き下ろしが2編の全9編の短編集
新規書き下ろしの一つ「透明女」はいじめられて影の薄かった女性が透明になる秘術を編み出して・・・
もう一つは「悪魔の不在証明」、村の男が新たにやってきた神の存在を信じる宗教家に論戦を挑むが、男は悪魔の証明をする羽目になり不毛な論争に・・・
本のタイトルで予想されるほどグロテスクばかりではありませんが、耐性の無い方にはきついと思うので注意。
そこをクリアできれば、SF要素もあり発想や着眼点も面白いものもあって楽しめました。
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グロな話はは嫌いだが、それを
外してもなかなか面白かった。
いわゆる奇妙な味の短編集かな
世にも奇妙なで実写化できそうな
作品もあった。
個人的に良かったのは
透明女
ホロ ←これが1番良かった
釣り人
造られしもの
悪魔の不在証明
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俺の知ってる形での小林泰三は死んだ。
もちろん、こういうのが好きな人がいるから出版→販売されてんだけどさ……
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冒頭のなんか前書きみたいな部分で「つまらんな・・・」と放置していたのだが、
本編を読み始めたらこれが意外とおもしろかった。
セリフが多く、芝居みたいな形で進んでいくのだが、
なんというかキャラクターがみんなとぼけてて、真剣じゃなくて、
ゲロ吐いたり体じゅうかき混ぜられたりしてもユーモラス。
ちっともぞくぞくしないのがかえって笑えてよかったです。
それにしてもゲロが好きな作者なんですね。「ゲロ吐いてるところが
書きたくて作家になったのだー!!」という気概がひしひし伝わりました。
ストーリーはすべての短編ともオチが読めてしまうものだったけど、
特に問題なくおもしろく読めました。とくに「悪魔の不在照明」。
誰かと神についてディスカッションしたくなる勢いがありました。
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タイトルからしてなんだかもう凄いんですが(笑)。想像されるように、スプラッタ満載のホラー短編集。サイコテイスト、SFテイストと様々なジャンルがありますが。どの物語をとっても、臓物がたっぷりと溢れ出るような感覚です。
お気に入りは「悪魔の不在証明」。小難しい理屈屁理屈の応酬にどんどん引き込まれます。そしてこのラスト。まさか、まさかそういう路線の物語になってしまうとは。これこそ、証明することは不可能ですね……。
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2010年5月13日読了。臓物まみれのスプラッター短編9編を収録。「透明女」など、のっけから読んでいてこれほど「いい意味で不快感」を覚える小説も珍しい・・・。とは言え各短編の本質は粘液とか肉にはなく、人間とより高次の生命体とのコミュニケーションの質的な差異というか、すれ違いの妙を描いたお話なども多く普通にSF小説として楽しめる。最後の「悪魔の不在証明」は「神の存在を証明できるか?」といういわば古典的なテーマを、この人らしいユーモアと狂気と臓物(結局これが出てくるのが笑えるが)をまぶして軽いタッチで描いており面白い。作品としては、タイトルとオープニングから連想させるようなトータルアルバム的統一感に欠けるのが残念だが。
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最初の「透明女」はグロかったけど、それ以降はそれほど臓物らしさ?もなく、グロいというよりはオチのあるホラーのような。気持ち悪さを期待してただけに、その部分は物足りなかったけど、全体的にはさらっと読めて面白かった。
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好きな作家の一人。
変態描写人間として、一目置いている先生であります。
泰三。「タイゾウ」ではなく「ヤスミ」と読む辺りにすでに変質性を感じるぜぇ。
「ぁぅぇぇぉぉぉっっヶッッャョュ」
悲鳴ですよ。これ。
こんな、よくわからない人間の表情とリアルな臓物の表情をグチャグチャと混ぜて…うげぇ
ストレートで気持ち悪い表現を、ここまで全力投球できるものか…肩壊すぞ。
ただ、気持ち悪いだけではなく人間の感情というか、ヒューマンドラマ的な要素もしっかり短編で纏めてくるあたりが巧いなぁと思う。きいきい。
また、ホラーとSFの両面を話に巧く織り込んできいきいなので妄想好きの人は、はまり易いんきいきいきいんではないかな。
気持ち悪いけど、後味が悪くない。
だから、おかわりしてしまう。きいきいきい。
今回の作品は他の作品に比べてクオリティがきいきいきいきいなので星三つ。
「臓物大展覧会」という表題を掲げられる環境と地位にきいきい、星一つ。きいきい。
きいきいきいきいきいきいきいきい。
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なんだかラストがよくわからない話がいくつか(十番星とか)。悪魔の不在証明はメイン二人がそれぞれ嫌な感じな人なので、どちらにも感情移入できなくてフラストレーションがたまったけど、なかなか面白かった。
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一番怖いのは「透明女」
一番すきなのは「攫われて」
小林泰三さんの小説は当たりはずれがものすごく大きい気がする……
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とにかく描写がグロい。活字を追っているだけなのに、目の前にぐっちゃぐちゃの臓物が浮かんでくるようで気持ちが悪くなってくる。
が、それがどうも癖になってしまう。自分を解体して自分で咀嚼していく話が、個人的に最も気持ち悪かった。
誘拐の話が一番シナリオとして好きです。
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「気持ち悪いモノが体の中に入ってるという再確認」
臓物はそそられるよネ。
臓物出てくる話少ないけど。
小林先生らしい短編集。
人間ってどうして臓物食べるのか。
自分の臓物はダメなのに。
気持ち悪いのに。
気持ち悪いのに。
気持ち悪いのに。
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いつもながらグロすぎ。グロすぎて手に力が入らなくなる。
「十番星」と「悪魔の不在証明」が特に楽しめた。
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全体的にオチが弱い。「透明女」がグロかった。星新一のオマージュと思しきものも1つ。「SRP」と「造られしもの」が面白かった。
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この人は本当に気持ち悪いものを気持ち悪く書くなぁ・・・。
でもなんだか読みたくなる不思議。
人目のあるところではブックカバー推奨。