紙の本
オバマのバックが誰か、次第に明らかになるだろう。
2009/07/05 10:43
15人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校の卒業文集に「アメリカの大統領になって、日本を良くしたい。」と書いた覚えがある。小学生の目にも日本の総理大臣が表明することより、アメリカの大統領が日本に要求することの方が、実現率が高いことが分かったからである。しかし、現実にはアメリカ国民がアメリカ人の中から大統領を選んでいるわけで、アメリカの大統領が日本のために何かしてくれるはずはない。
この本を読んで、改めてオバマ政権に何ら期待できないことを確信した。日本人はマスコミの影響もあり、オバマシンパの人が多いようだが、彼のバックが誰で、彼が何をするのか醒めた目で見守っていく必要がある。オバマが叫んだ「チェンジ」はアメリカ国民に向けられたものであり、日本を良くしてあげようなどという意味ではない。彼は日本も「チェンジ」しようとするだろうが、それはアメリカのためにでしかない。それに、アメリカの民主党は共和党よりも日本に対して厳しい政策をとる傾向にあることも思い出す必要がある。日本の支配層は無能で傲慢なだけだが、アメリカの支配層は有能な上に悪辣である。
アメリカの唱えるグローバルスタンダードというルールは、彼らのためにある。それゆえ彼らの都合に合わせて変えられる。そのことはスポーツを見ても分かる。日本人が優勝して種目は、廃止されるか、次々とルール改変が行われる。日本製の水着を着た日本人の記録は認められない。水泳、スキー、そしてもともとは日本のスポーツである柔道までもである。
話を経済に移すと、まず第一に「何も生み出していない者が大金を手にする社会は不健全である。」確かに経済は共同幻想で成立している。だから、その幻想を操れるだけの元手と手法を持っている者たち(金融マフィア)は、好き勝手できる。できるだけでなく、彼らは実際に大掛かりな詐欺をやって逃げたのである。現在我々の収入が減少している分を掠め取り、知らぬ振りをしているのである。ノーベル経済学賞受賞者も含まれるらしいが、実はノーベル経済学賞は正式なノーベル賞ではない。経済学者に恋人を取られたから作らなかったと面白おかしく語られることが多いが、ノーベルはその時経済学者たちの詐欺的性格を直感したからではないか。
ただ、このように語っても空しさが残る。著者が唱える解決策は非現実であるからだ。アメリカの支配者たちはそんなにヤワだとは思われない。日本にはそれに伍して交渉に臨める(かつての白洲次郎のような)人材が見当たらない。政治家たちは政局争いなどしている時でないことを肝に銘じてほしい(大連立しろと言っているのではない)。徒党など組まず、是々非々で、行動しなければこの難局は乗り越えられない。手をこまねいているうちに、我々日本の庶民が食い物にされているのだ。我々庶民もオバマに声援など送っている時ではないのだと、この本を読んで知るべきである。
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大企業のCEOだった人が政府のポストに就くのが当たり前の国。
そして政府職を担った後に、また経済界に舞い戻ったりする国
その制度自体は悪いとはいえないけれど、どうしてもいろいろな思惑を引きずってしまう。今の自分を作ってくれた企業だから、影響がないわけじゃない。
そのコンプライアンスを個人の良心に、私の(私たちの)利益が国の利益になると本気で思っているキーマンに一存するのは危険だ。
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日本人が一生懸命に物を作り稼いだお金が、どんどんアメリカに吸い取られる。
吸い取られた金が、一部のお金持ちに流れていく。
この本を読んで、ただ悔しがって、働くのをばかばかしいと思ってはいけない。
タイタニック号で死んで行ったのは、3等室の乗客である。1等の人は死んでは
いない。
こんなときこそ、考えよう。どうすればいいか。
リーマンショックから、国は大きな借金を抱え、我々の貴重な財産から奪いとろう
としている。国のやることに気をつけて、損害を最小限にしなければ・・・。
残念ながら、我々を守ってくれる国は、この世界には存在しない。
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アメリカがいかにユダヤの人脈で動いているか、日本がいかにアメリカの食い物にされるか、詳しく書かれている。銀行と証券の兼業を禁止したグラス・スティーガル法を撤廃させた1999年からアメリカがニューエコノミーの幻想に突入し、資本主義のルールがなくなった。それにかかわった人々はサマーズ、ルービン、グリーンスパンと当時のアメリカ経済を支える三銃士とまで言われた。過激な内容だが、真実。
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赤い盾の広瀬氏がアメリカ政財界を斬りまくり。
でも、このトレンドに乗る以外に生き抜くすべがあるのだろうか?
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面白いですよ。
読み物としては・・・・
陰謀史観スレスレなところもありつつ・・・
ちょっと まゆつば物だったり・・・
胡散臭さも漂うところもありますが。
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アメリカ経済の崩壊とユダヤ人金融の関係にせまる本。
あまりにもカタカナの人の名前が多すぎて。。。
だいぶ偏った言い方なので、話8割ぐらいでいいかと。
序盤の穀物価格と石油価格上昇の原因を語る部分には
思わず「なるほど」って思った。
穀物相場に投機を絡められるのは不自然と感じた。
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詳細は後ほど。
著者のこの手の本は読んでて楽しい。
その真実性は…???と感じてしまうが、文字情報で分かる範囲のことは網羅しているので、半分以上は正しいのか?
驚いたのは、米自動車メーカーが本業以外の金融部門でかなりの収益をあげていたこと。消費低迷と自動車ローンの未返済で破綻に近い状態に追い込めれたわけではなかったのか…
世界の見方が変わります。
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偏った側からの意見のような気がしますが、非常に分かりやすく参考になりました。陰謀説はまるで小説のよう。
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資本主義崩壊の首謀者たち
金融危機 つぶれそうな銀行・保険の国有化
資本主義のあり方が崩壊
金融危機は金融腐敗
大きすぎてつぶせない は資本主義のルール
からり逸脱
アメリカは貧富の差によって引き裂かれた国
世界恐慌 戦争とファシズム 原爆とマンモ
ス財閥を作る。
原油高や穀物の値上がりもウォール街のまねーが株式市場から逃げたため
諸悪の根元は投機マネー
腐敗とは不労所得によって限度を越えた富を
手にいれ罪のない善良な人々の生活を圧迫し
ても知らん顔するものたち。
三大自動車メーカーは自動車会社ではなく金融会社で利益を得ていた。
リーマンブラーズの幹部だった人物は政府の
大物が多数名を連ねている。
貧富の格差 経済が上昇しているときは、低所得層の所得もすこし伸びている。しかし、富裕層は、分母がでかいため貧富層も何倍ものスピードで富が伸び貧富の差は拡大する。
誰がこのような世界を作りだしたのか。
ロバート・ルービン財務長官
世界の必需品を扱う賭博場 先物市場を
作る。
ローレンス・サマーズ
シティグループ つぎつぎと銀行証券をのみ
こんで巨大化した金融グループ
アラン・グリースパン 元frv議長
グラス・ステイーガル法の廃止
銀行が証券の垣根を払う
投機業者の後ろ盾となりサブプライム
ローンを放置
オバマ政権の金融閣僚のほとんどがバブル
崩壊の立役者
グローバリズムの問題
世界中のお金を集めるエンジン WTO
富裕層が貧困層からお金を搾取するメカニズムがグローバリズム
国際金融マフィアは、みんなつながっていてインサイダー取引をしている
その多くがユダヤ人 ロスチャルド家につながっている
金融危機で売り逃げしたお金の大半をヘッジファンドが握っている。
ジョージ・ソロス
金融崩壊のもうけ頭
日本の立場
9.11以降日本のお金がウォール街にながれ、サブプライム危機をおこした。
アメリカの戦争と金融支援の借金を米国債を買うことで支援した。
ゼロ金利政策で国内での運用できない資金は、ウォール街に流れた。
日本は必要なものは国内で作り黙々と勤勉に働いて、余裕がでたら、アジアの国々を
支援すべきなのだ。
アメリカ金融マフィアは郵貯マネーを狙っている
アメリカに右倣えでは日本は破滅する。
こんなアメリカなどほろんでも仕方ない。
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[ 内容 ]
一九八九年にベルリンの壁が崩壊して、ソ連の共産主義は崩れ去った。
そして二十年が経ち、今度はアメリカの資本主義が大崩壊を始めた。
AIG、シティグループなどの実質的な国有化からもそのことは明らかであり、国家による一連の救済策は資本主義のルールではなく、社会主義、共産主義のルールに則っている。
本書は、この重大な歴史認識を持つことから説き起こして、グローバリズム~金融腐敗という未曾有の大混乱を誰が招いたのか、ことの真相を明らかにし、さらに国民の資産を守るために、日本がとるべき新しい進路を指し示す。
[ 目次 ]
第1章 自作自演の仮面舞踏会に酔った金融大国(リーマン・ブラザーズ倒産―ことの本質 過去の歴史から何を学ぶか―世界大恐慌 原油価格と穀物価格はなぜ高騰したか ほか)
第2章 誰がこのような世界を創り出したか(最大の責任者は財務長官ロバート・ルービンとローレンス・サマーズ シティグループの誕生と現在のアメリカ銀行界 ウォール街から証券会社は消えたのか ほか)
第3章 日本がとるべき新しい進路(リーマン・ブラザーズたちが日本に残した足跡 日本はアメリカの奴隷国家か 日本政府が買いこむ外貨は何に使われるのか ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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これは、妻と武蔵小杉に食事に行ったときに、帰りにTUTAYAで購入した一冊です。
それ以外に、「たった4行ですらすら書く技術」という本も購入しました。
今は平日に買い物をすることができません。朝9時に出社して終わるのが24時、
終電でも帰れる場所に住んでいるのが救いです。位の環境で働いているので、
何とか「通勤」、「食事」、「睡眠6時間」、「働く」、「朝シャン」位はできます。
「風呂(入浴)」に至っては、一週間に2~3回くらいの日もあります。
「投資は趣味です。趣味の一部が投資です」っと考えるのであれば、色々な世界を
知るには面白そうな一冊です。
その中には、ゴールドマンサックスアセットマネジメントという会社が作った
投資信託、シティーバンクという銀行、インデックスに採用されるモルガンス
タンレーMSCIインデックスなどなど多くのアメリカの企業が存在します。
今回のサブプライム問題・金融腐敗で登場してくるフレディーマック、ファニーメイが
どういう存在だったのだろうか等などに触れられています。
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皆さんの書評にも書かれている通り、陰謀論的で若干偏ったお話ですね。良く、アメリカの新聞のマンガを引用していますが、米金融業界は腐っていても、メディアは健全ということなのでしょうか?
1933年に金融恐慌で投資家から失われた信頼を回復するために「銀行と証券会社を分離しなければならない」って言う法律、グラス・スティーガル法がアメリカにもあったんですね。
1999年にはそれが撤廃されるような動きとなりましたが...。
私の記憶にあるのは、日本のテレビのコメンテータが米国のこのような動きに早く日本も追従しなければならないと言っていたのをうっすら記憶しています。が、日本にも同様の規制があったのにも関わらずその規制を撤廃したのは、やはりアメリカ盲従の考え方があったのかなと思う次第です。本書では最後にバンドン会議のスカルノ大統領の演説が掲載されておりますが、植民地主義は経済の形で未だ生き続けているということは理解できますが、植民地時代は西洋とその他の構図でしたが、それらより遥かに複雑な構図となっているのではないでしょうか?どの国も「陰謀」を持ち、自国に有利になるため、他国を利用しようとしている。
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ロスチャイルド家やらFRBやら米財務省やら、強欲なユダヤ人について。
偏ってる本のほうがおもしろい。
満足度7+
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ロスチャイルドを中心とした、陰謀説がでてくる本。
世界規模の経済の流れで、アメリカの有名な人物が、私腹を肥やすためにいろいろな策を講じ、世界を支配している内容になっている。
何か体系だった説明があるわけではない。