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★4.6。
ボストン旅行の成田で衝動買い。ハードカバーで買っちゃったけど後悔なし。文句なしに一気読みできた。
テンポの良さ、テーマの深さ、深いけど設定がすごいことになってるので
そこまで暗くならずに読める。臨場感文句なし。
どうやって終わらせんの?!と危惧しながら読んだ通り、ラストがもう一歩。
でも設定上あれ以上の終わり方はないか・・。
最近の東野さんの中ではヒットです。
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「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」東野圭吾
運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!
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さすが東野さん。その一言に尽きる作品。
3月13日13時13分から13秒が失われるという、なんて安直な設定なんだと最初は思った(しかも13日金曜日という設定だしw)。が、そんな思いの束の間。決して起こるはずのない世界のはずなのに、筆者の類稀な想像力と創造力で、ドンドン本の世界に引き込まれる。しかも、ただのSF小説にとどまらず、リアルな人間ドラマ、ひいては社会や人の生き方についての問いも描き出しているので、読み応えたっぷり。
細部の描きだしはもちろん、作品全体を通じてのストーリーも見事としかいえず、抜群のセンスを改めて感じた。
500ページ近い長編だが全然間延びしない。オススメの一作です。
※印象的だった箇所
p.164-p.165
「日本の福祉政策は大したことないといわれたが、それでもいろいろとやってくれた。(中略)だけど、それがなくなってしまった時のことは、誰も責任を取ってくれない。だから、地震や台風なんかの時、まっさきに年寄りが死んでいく」
(中略)
「私は今、どうにかこうにかここまで来た。年寄りで体力がないうえに怪我をしている。それなのに来られた。理由はほかでもない。皆さんのおかげだ。身体を支えてもらったり、手を貸してもらったりしなければ、到底無理だった。それで思うんだよ。真の老人福祉とは、手すりをつけたりバリアフリーにすることではないとね。足腰の弱った老人に必要なのは、そんなものではなく、手を貸してくれる人なんだよ。それが家族であれば理想的だ。近所の人でもいい。ところが国は、家族がばらばらに生きていかざるをえないような国づくりをしてしまった。その結果、ひとりで生きていかねばならない老人が増えたわけだが、その事態を国は文明の利器で対応しようとした。で、老人はそれらに頼り、ひとりでも生きていけると錯覚する、私も錯覚していた一人だ」
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3月13日13時13分からの13秒間、
地球は謎の“P−13現象”に襲われるという。
何が起こるか、論理数学的に予測不可能。
P-13現象はともかく、
主人公達の置かれる設定はどこかで見たような…
それでもありきたりで終わらないのは
さすが東野圭吾というところです。
ハラハラドキドキだけじゃなくて、
一見便利な文明社会の脆さとか
善悪の見極めの難しさとか
いろーんなことを考えさせられます。
本屋さんのPOPに東野圭吾さんから
「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」
ってコメントが載ってたけど、本当その通り。
P-13現象そのものじゃなくて、
そこに取り残された13人の心模様や人間関係が
本当の主題なのかなぁと思いました。
自分が14人目だったら…
そんな風に思いながら読むと
ますます面白い1冊だと思います。
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内容紹介
「世界が変われば善悪も変わる。
人殺しが善になることもある。
これはそういうお話です」東野圭吾
運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
13 時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか 13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!
内容(「BOOK」データベースより)
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。
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個人的に、東野の作品ってものすごく当たり外れが多いような気がします。コレは僕的には「ハズレ」。まず、設定が安っぽい、登場人物がいかにものステレオタイプ、結末がありきたり。SFでもなく、サバイバルものでもなく、パニックものでもない、なんとも中途半端な仕上がりです。ま、これでも売れるんでしょうけどね、きっと。
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東野圭吾でなければ4★だけど...結末が気になって一気に読んでしまった。おもしろかったけど、ちょっと強引な結末?
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これは好き。
個人的に東野圭吾って
ストーリーは
確かに面白いけれど
文体が暗くて
ちょっと苦手なんだけど
でもこれは好き。
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東野圭吾初のSF作品。
SFというにはちょっぴり、いや、物足りない作品でした。
ただ、東野圭吾らしい文章構成ではありました。
でもね、最後がちょっと微妙でした・・・。
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設定は特異な近未来小説。当然あるはずの世界が崩壊したら。
リーダーの冷静な判断力と行動に脱帽する。
キャリアって実際にもそうなの?
中盤以降は次第にはまった。映像化されそうだ。
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うーむ。
たしかに面白い。
面白いことは確か。
でも。
東野圭吾らしさって言うか、あまりにもさらっとしているって言うか
読みやすすぎるって言うか。
好きだけどそれどまりかな。
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「おまえは、何の行政サービスも受けなかったか。文明の利器を使わなかったか。文化や娯楽を味わわなかったか。おまえよりも先に生まれて社会に出た人間たちが、税金を払い、科学や文化の発展に貢献したから、おまえという人間がここにいるんだ」
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ちょっと軽めではありましたが、相変わらずの理不尽さと、「でもきっと自分もそういう態度を取ってしまうだろうな」という切なさを感じた。
久し振りの一気読み作品
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読んでいてとてもこわくなった。
東京という都会に住んでいることが
便利だということと共に
それがなければ生きていけないことを
思い知らされた。
明日からまた、地下鉄で通勤するけれど
よく考えたらとてもこわくなった。
知らないところで、そういう力が
はたらいているかと思うと、とてもこわい。
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分厚い本だったけど、消えた理由が知りたくて一気に読んでしまった。
最期まで諦めないことが大事。
でも、結局はひとつのカップルの話なのかと思うと。。。
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あまりの面白さに時間も忘れて徹夜して読みきりました。
しかし、読んだ後なぜか急に怖くなって…なかなか眠れませんでした。
夢にも本の内容が出てきたりして…(しかもなぜか映像ではなく活字 笑)
2、3日頭から離れませんでした。