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テーマは「恋愛の抹殺」。だけどそもそも恋愛ってのがわけわかりません。所詮錯覚なのにねえ。どうも理解できない。
各章どれもが「イン」と読めるタイトルで、それに絡めながら進む物語は面白いけど。とにかくどろどろ……やっぱり、恋愛ってのは綺麗なものではないですねえ。
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小説は悪魔か。それとも、作家が悪魔か。
「恋愛の抹殺」がテーマ
人はいやおうがなしに恋愛の渦に巻き込まれ
やがてそれを抹殺しようとしていく
相手の死によっても完遂できない抹殺。
いやはや、とにかく重い。読んでてめっちゃしんどかった
男の身勝手、女の執念
とにかく重くて怖いっす。
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うん、なんか良かった。
今までのとは少し雰囲気が違ったような。
愛を抹殺。
生きてる側では、ず~っと纏わりつくか?
多分、そうゆう事なのだろう。
うむ。
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「OUT」と同じような路線かと思ったら全然違ったー。
やっぱり、不倫ってよくないと思うな。。
一番の被害者は、愛人でもなく奥さんでもなく、子供たちだ。
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前評判よりもずっと面白かった。
男と女のどろどろ、というより表現者(小説家)とは?がテーマ。
不倫どうこうではなく、こういった形での人との繋がり方を経験したことがあるならば興味深いのでは。
そして「IN」は「淫」なのだね。
読み終わってから気づいたわ。
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うーん。
OUTが面白すぎただけに、裏切られた気分。
話の内容と言うか、訴えたい事がいまいちわからん。
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体調がいまいちの時に読んだせいか、ぐったり疲れました。
事実であろうが虚構であろうが、人を書くというのは恐ろしいことなのかも。
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彼は、小説に命を懸ける、と何度も言った。小説は悪魔ですか。それとも、作家が悪魔ですか?恋愛の「抹殺」を書く小説家の荒涼たる魂の遍路。
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中年の男女の不倫を描いたドロドロの恋愛劇かと思ったら、意外にも小説家、表現者としての修羅が前面に出てきて、後半はなんだか作者自身の懊悩が感じられるようだった。
だから、エンターテインな小説としてのまとまりはないが、「書く」ことについての内奥を深く見せられたような強烈な読後感がある。深くて暗い修羅の道だ。
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面白くて引きつけられたけど、すごくのめりこむっていうほどではなかったなぁ。終わりが乗りきれなかったからかな。でも昔ならではの文豪ってこういうのだよねみたいな期待にこたえてくれた小説でした。
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『OUT』と関係があるのかと思ったのに、全くなくてガッカリ。
内容もイマイチ。
第2章の語り口調の進め方が『告白』と似ていて、腰が抜けそうになった。
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「たかが恋愛、と笑う人々は 何も知らないのだ。」という帯のコピー。これがこの本のすべてだと思う。恋愛っていろいろすごい。
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ダブル不倫関係の女性小説家と編集者。別れるが又、会う。クモ膜下出血で死亡。連絡の携帯電話が鳴ったのは取材中。
「無垢人」(作家の自伝、自分と妻と不倫相手子の話)の〇子は誰か?
小説のタイトルは淫。恋愛の抹殺。故人の知り合いのつてで取材。
最後に北海道に住む未亡人(現在は作家)に会いに行く。取材には娘と編集者が同席。すべては作り話とインタビューで答えた。帰り際に手紙を渡される
〇子からの遺書。〇子は同人会の女性小説家。夫から死ぬ間際に連絡があった。未亡人が書いている小説は夫の日記を書き換え。
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今は亡き作家の話題作に登場する浮気相手○子を探す女性作家の心理を描いた物語。
OUTとの関連を想像したが、これといってないような。
犯罪小説ではありません。
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『OUT』がどろどろとした物語だったので少しは関係派あるのとかと思い買ってあったのが今日読み終わった『IN』だ。だが「OUT」とは全く異なり作品間の関係は感じられなかった。作中で作者は主人公の女性小説家に「小説とは皆の無意識を拾い集めて、物語という時間軸とリアリティを与え、さらに無意識を再編すること」と語らせているが、本作品がそうだとすると世の中の無意識とは世にあふれているかもしれないが見えていない道ならぬ恋愛に揺れる多くの意識だろうか。主人公の小説家の道ならぬ恋の相手は編集者であり、編集者との濃すぎた関係により破綻を迎えかつ彼の病により永久の分かれおも迎えてしまう。そんな彼女が恋愛の抹殺というものに手を染めよとしたとのときにまさに彼女が書こうとして追っていたのが過去に活躍した作家が書いた私小説『無垢人』という作品の中での作家と関係のあった女性の正体だ。作品では○子とされ、文壇でも知られていなかった○子は実在の人物か?という謎を突き止めていくなかで、作品に書かれた真実は作者の側の真実であり、実は真実はその相手の側にもありそれは作品には反映されていないということに気付かされるくだりも彼女の作風の変化に繋がる心境の変化かなあなどと思わせられる部分も興味深く読んだ。