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上巻から続く「童話迷宮」は変わらず不思議な雰囲気で良いのだけれど、それとは別に最後に入っていた「月のナイフ」という作品がすごく好き。
枠線の手前にあるように描かれた雪とか、夜の川に泳ぐ魚とかが、とても綺麗で吸い込まれる。
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ぐっとくるとか、せつないとかいった高揚感とは別物の、ざわざわと胸騒ぎがするような、それでいてノスタルジーな不思議マンガ。
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えーと、とりあえず、小川 未明からは、離れている気がします。
絵とかもしだす雰囲気は、けっこう悪くないと思いますが。
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短編集下巻。
総まとめ的な感じで良かったと思います。
時計の針の話はわりと好きかな。
それよりも、童話迷宮とは関係のないラストの短編の方が面白い罠。
作者オリジナルなのか小川未明さんのものなのか…?
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小川未明さんの 童話ベースの短編。
んーー解りにくいといえば、わかりにくい。なんだか不思議な感じの内容(オチ)で好き嫌いはっきり別れるかも..,.
個人的には、『野ばら』と『金の輪』が好きでした。 結婚= 殺してくれる ソノニュアンス変に納得した
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下巻に入ってから、枠物語に位置していた少年が、活躍というのかなんというのか絡んできて、学校の先生へと。
各話が短いのもあって読みやすいし、雰囲気もいい。
んで、んで!「月のナイフ」という連作外の短編が入っているのだけれど、これが!これが!
わざと悪く言えばただのフシギクンの話なのだけれど。
現実べったり散文的日常を送る自分にも、かつてこんな少年だったときがあったような気がする……それはもちろんまやかしに違いないが、そう思わせてくれるくらい引き込まれた。
ラストは息を止めて読んでいた。
少年が単体で出るのではなく、視点人物が少女にも振り分けられ、その少女の存在が今後彼にとってどれだけ援けになるか、それを思うだけで胸塞がる。
「放浪息子」への別角度のアプローチと言ってもいいかも。
この短編が断然好きだ。いや好きかどうかわからないくらい切実さを感じた。