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友人が貸してくれた本です。
ライトノベルという類を読んだ事が無かったので、あまりの展開にビックリした。
面白いけど、その飛び道具は反則!と思いますw
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いわゆる「白」の乙一といわれるせつない系の短編集。乙一が描く主人公は大抵、人付き合いが苦手で人間関係が希薄で他人の前では仮面をかぶって演技して、といったキャラ設定で、太宰治が描く人物像に近いものがあります。筆者の控えめな性格によるものでしょうか。
タイトル作の「きみにしか聞こえない」は、携帯も必要ないくらい友達がいないんだけど、空想の携帯を持ってるふりをしているうちに他の空想の携帯電話を持つ相手とつながってしまうという妄想の上に妄想を重ねたようなお話。で、電話相手とは微妙に時間差があったりして、今自分と話している相手が実は30分過去の相手だったりする。もちろん、より鮮やかなラストを演出するためにこういう状況設定をあえて創り出してるんですが、この辺りは筆者の得意とするテクニックです。うまいなあ。
さらに興ざめな話をすると、せつない気持ちを演出するテクニックとしては、「ほんとはそんなこと言いたくないし、やりたくないけど、ベストな解決策を考えたら自分の気持ちに反してもそうせざるを得ない」という状況に登場人物を追い込んであげることがポイントなんだなと実感。「本当は好きなのに嫌いっていわなきゃ相手が死んでしまう」っていう状況設定は典型的なパターンですね。
その他収録の「傷」は、他人の傷を自分に移動させることができる少年の話、「ウソカノ」は、彼女がいないのにいるフリをする(またも妄想キャラ。笑)二人の高校生の話。
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大人の文学というよりはYA.もの。
私は携帯電話を持っていない、だけど携帯電話が欲しいと思っている女子高生(16才)。頭の中で携帯のイメージをしているうちに、その電話に、本当にある男の子(17才)から着信が届く。彼も私と同じく、人としゃべるのが苦手で、孤独な高校生。二人はいつしか、実際に会いたいという思いにかられる。
他に2作。
「傷」・・・他人の傷を移動できる能力をもつ少年との友情物語。
「ウソカノ」・・・友達の手前、見栄を張って彼女がいるとウソをついてしまった高校生の友情物語。
全ルビ付き、小学校高学年から。はじめて読む乙一としてはいいのでは?>白の乙一
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この本を読んで、乙一さんのファンになりました。『時をかける少女』を少し思い出すような、切ない淡い恋のお話が入っています。
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きっかけは同名の映画の試写を見たことですが、今回原作を読んで映画は少しだけ改変されていたのを知りましたが、そのときに感じた想いは原作を読んでもなお変わらず残っています。
他2編も切ないのに、児童向けなせいか結末は清々しい感じがしました。
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最初はなんとも思わなかったけど、何年かたって読んだらガチ泣き。心臓をぎゅっと捕まれた様な気がした。
凄く好きでこんなお話をかいてみたい。私の中で物凄い革命だった。
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「きみにしか聞こえない」を映画で見て、原作を読みました
原作を読みながらふいに泣いてしまいました
切なくて胸に沁みました
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少し精神年齢が高い子におすすめ。
友人関係に疑問を持っていたり、大人に憧れているような子なら興味をもって読んでくれると思う。
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胸が締め付けられた。
原田さんの正体は早い段階で気づいてしまったので、「何年か前」のくだりで きっと二人は離れることになるのだろうとは思っていたけど
そんな哀しい現実が待っていたなんて!
最初は え?!妄想癖やん!!
なんて思ってたのに....。読んで良かったです。傷は映画でみたよりも原作の年齢低くてビックリ!
最後の安藤夏の話は この年代にありがちで微笑ましくなりました。
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まだ未読だったのがおどろき乙一作品
小学生が読んでいいのか正直微妙な気がする(いろいろと)
頭の中のケータイの話と
傷をうつすことができる小学生の話と
架空の彼女をつくる高校生の話
どれもいたくてかわいそうでおもしろい
3つめはばかみたいだけどいいはなし
乙一作品は、中二病的というか、
まわりやじぶんとおりあいがうまくつけられない年頃(やそういう人)に
しっくりくるのがおおいな~
だからすきなひともおおいのかな
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なんとも切ない話がほとんどで、
でも最後はどこかしら救いやこれから頑張っていこう!
的な感じがあって、きっと辛い思いをしている学生が読んだら力になるほんなんじゃないかなと思った。