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愛されているの?って疑問を持つような境遇、文字の持つ怖さ。。。読み終えた後も、心にズーンと黒い雲がかかったような重い話。
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久しぶりの大満足できた本!
中学生の文章がそれらしく書けてる(と思った)ので、感情移入できる。主人公のイライラが切ない。子供を持ってからこれを読むと、子供を幸せに育てる親の役割と責任を痛感させられる。
心情描写だけが満足なのではなく、話の意外な展開がとても良かった。細かな人物描写に加えてミステリー要素まであり、しかもタネ明かしも充実・・大満足な一冊でした。
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人間を二つのタイプにわけるならぼくはいじめられる側の人間だ。
ジョン・レノンになりきった無職の父トヨヒコと
お金がないと嘆きパートにばかり精を出すお母さん。
成績もよくなく運動もできない、痩せていて背は低く話しベタ。
極めつけは名前だ。太刀川照音。通称タチチョン。
そんな日ごろのうっぷんを絶望と題打ったノートに綴っていると
庵堂が怪我をし、是永と国府田さんが死んでしまった。
オイネプギプト様のおかげですか?
イラスト:チカツタケオ デザイン:鈴木成一デザイン室
お見事です。騙されました。
ノートの意義についてはちょっと怪しんだこともあったのですが
来宮先生がそう絡んでくるとは。
仕掛けが見事なのでつい忘れてしまいがちですが
いじめの根深さを訴える力もあると思います。
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タイトルとあらすじがめちゃデスノ調だったので借りたんだけど、なかなか変わった構成でした。私としてはデスノにインスパイアされたと言って欲しいむしろ。
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「絶望ノート」タイトル通り、自分の運命に対する絶望をつらつらと綴ったノートが鍵となるミステリー。
感想としては、んんんっ?って感じだった。
まず登場人物がドラえもんっぽかった。いじめっ子のジャイアンが是永くん、ヒロインの女の子国府田さんはしずかちゃん、主人公の立刀川くんはのび太くん。あと、殺してほしいとノートに恨み辛みをかくのもなんかデスノートぽくていただけなかった。(あくまで私の主観)
この話読んで、デスノートが流行ったときにクラスの男子が真似して作ったのがバレて大騒ぎになったの思い出した。笑
意外と読みごたえありました。ふぅ〜
結論!主人公の家庭みたく親が破天荒でなくてよかった。今ある幸せを大事にしよう。
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設定やタイトルからして某有名マンガを連想させるところがまずは大掛かりなミスリードとか。
日記の読み手になった我々読者が(物語内の)客観的記述との齟齬に気付いていながら、
どちらに肩入れして読んでいくのか。
序盤こそイジメカッコワルイ!とか絶望した!な感想ばかり抱くもののそんなのは瑣末な問題とわかって妙な後味の悪さが残る。
歌野氏の深いたくらみに舌を巻きました。
こんな読後感はなかなか無いです。
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黒歌野として評判も良かったので読んでみた。
歌野さんの作品は基本全て好きで、デビュー作から追っかけ。
で、本作。
確かに、前半いじめ被害者の日記形式の記述は鬱。だが、私自身の経験から、現実もこんなもんでしょ的にさらっと読めてしまった。経験者は強し(笑)
なので、本作から受ける最後10数ページの大どんでん返しによるカタルシスは、ここの部分に没入出来なかった事で半減。また、家族・友人関係の薄ら寒さ、下流家庭の生活、それに伴う人間への不信感や絶望は、正直普通に感じられる。つまり、歌野さんがそれだけあり得る記述(誇張していない)をなさっているという事。その事に妙に感心してしまった。
ラスト、ありかと思う。回収できていない線もあるが、これはこれでいい終わりだと思う。
いじめを受けた事のない方、普通の家族、普通の生活をなさっている方なら驚愕&鬱必至。逆に人生も生活も見切ってる方には普通の小説。
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絶望!
みんな盲目的で、客観的な意見がないとやっぱあかんな
自分の中だけですべてが解決するなんておおまちがいなんだよ
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前半は主人公の照音がいじめを受ける様子が延々と続く。日記の形式をとっているので妙にリアルで、読むのがかなりきつかった。
特に万引きを強要される場面は読んでいて心が痛くなった。カワイソすぎる。つらかったので前半はかなり斜め読みになってしまった。
こんなにつらい目にあったんだから、きっと後半ではいじめからは解放されて辛かった事が報われるんだろうな、と思っていたが、とんでもなかった。
照音がノートに書いて願った通り、いじめっ子が死に、いじめから開放されたように見えたが、最後には予想外のどんでん返しがあった。
この小説の根底となる部分での騙し。痺れました。さすがは歌野サン。
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主人公の少年が書いた、いじめについて事細かに書いた日記をめぐるお話。
日記とほかの人物からの視点を交互に繰り返してく形式が読ませます。ハラハラドキドキで途中からほぼ一気読みだったけど、終盤のネタばらしでちょっと失速かも。
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大刀川照音はいじめに悩み、日記帳にその苦しみを綴る。彼はやがて「オイネプギプト」という架空の神に祈りを捧げるようになる。すると日記に名を書いた憎い相手が次々と死んでいく・・・という話。
このあらすじからデ○ノート的な話を想像してたのですが、全然違いました(笑)
照音の日記は読んでて憂鬱になります。
大体半分くらいまで読んで、きっとこういうことなんだろうなー、と想像がついたのでさほどビックリ感はなかったです。やっぱり『葉桜の〜』の衝撃があると、ついつい身構えて読んでしまいますね…。
ひたすら気が滅入る話でしたが、なぜか引き込まれてしまい1日で読了してしまいました。
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これは後味が悪い話だった。これも人がいっぱい死ぬけど、昨日の「さらば雑司ヶ谷」と違いカラッとしていない。
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相変わらずの後味の悪さ。でも今回はまとめ方が好き。
感じとしては女王様と私に近いかなと思いました。
前半というか大半の描写があまりにも辛かったです。やっぱりいじめものは苦手です…
照音は頭が良いのか悪いのかよくわかりませんが、運が悪いのは確実ですね。
歌野作品は主人公の容姿が整っていないと途中でイケメンが出てきて全てをかっさらって行く気がします
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某漫画の影響を受けていて、ストーリイに新鮮味がないというかなんというか。ラストも主人公のあまりの黒さに白けた。
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後味がスゴイ…よろしくない…。中盤までは、ひたすら「こんな風にいじめられた。殺したい…」が続く。後半に入ると、歌野マジックが炸裂…。これがまた、暗から暗へのどんでん返しなもんだから…救いがないなぁ。