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予想外だったので、6点つけても良いくらい。美少女とロボットものから、まさかの急展開で不思議ストーリーへ続くが、この展開の仕方が面白くて良かった。
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書評サイト「Something Orange」ほか激賞のため、在庫調べて買いに行った。
「JINKI」の綱島志朗と組んだ絵物語がスタートで、つまり「ロボと娘っこ」というテーマが与えられての一題噺なのだと思われる。そのアイデアの必然性を、後半の急展開であまり支えられていなかったな、と思えてしまう。ゆかりが女神であり、マナブがその信者であるという関係が最後に至ってあまり変化しなかった(ように思える)こともマイナス点かも。
佳作ではあるが。
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面白かった。
多世界解釈からあんなふうに話を膨らませるとは、その発想がすごい。
シリーズ化もアニメ化も眼中にないところが並のライトノベルと違っていさぎよい。
ゆかりが自分の姿もロボットに見えていればより本格的にクオリアを突き詰めたということで星五つあげたいところだが自分は人間に見えるというところで星四つ。
たとえばある人は人の顔がガミラス人のように青く見えていたとする。ところが、肌色の絵の具もこの人には青く見える。だから青い絵の具で青く顔を描いたはずなのに、他の人から見ればその絵は普通の肌色の人の顔に見える。その人が人の顔が青く見えることは、誰にも分からないし説明できない。そういう自分も、今見えている世界が他の人も同じに見えているとは限らない。
こんなややこしいネタを読みやすくて楽しめる小説に仕上げたところはさすが。一点上記の部分のみ惜しいと思うが、ではどうすればよいのかという代案は浮かばない。
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ちょっとしたキーワードすら口走るとネタばれに繋がりそうなのであんまり言いたくありません。とにかく読者にガンガン読ませる本。先が気になって仕方ない。
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ちょっと意外な仕掛けを使った展開と、ほんわかした結末のSF小説です。
続きが気になってしまい、最後まで一気に読み終えてしまいました。
題材に癖があるので、人によって好みは分かれそうですが…
SF好きな方にはお勧め出来るかも知れません。
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物語の始まりでは、自分以外の人間の姿がロボットに見えるちょっと不思議な女の子が登場。友達のことをスーパー系のデザイン・換装・汎用性と表現したり、ある男の子にドリルがついていることを打ち明けたときに、ドリルはロマンだという話が出たり、ロボ好きに共感できるネタが多数登場。
そのまま、SF系の青春群像劇が続くのかと思いきや・・・。
途中で話ががらっと変化。
後半ではパラレルワールド、並行世界をテーマとした話にシフトしていきます。
後半は文章の流れがよく、自分がSF的な話が好きなのも手伝って、ぐいぐい引き込まれました。
物理学とか脳科学とか、いろいろ小難しい内容の話が出てくるので、人によっては拒否反応が出るかもしれませんが、一応わかりやすく説明がされているのであるていど敷居は低くなっていると思います。
「シュレーディンガーの猫」とか有名な話を聞きかじったことがあるとより入り込みやすいと思いますが。
自分は良い作品だと思いましたが、独特な切り口なので人を選ぶ作品だと思います。
コアなSF好きな人にはオススメです。
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自分以外の人がロボットに見える紫色の瞳を持つ毬井ゆかりとその親友波濤マナブの物語。
序盤は緩い異能モノかと思っていたけど「1/1,000,000,000のキス」に入ってからの展開がなかなかでした。
しっかりSFやってます。
おまけ四コマも良し。
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ラノベじゃなかったら、この内容を理解するのは難解そう
クオリアとか、専門用語的なものがでてきて小難しいなと思ったがこの作品のおかげで興味をそそられた
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量子論の知識が少しでもあれば楽しさ倍増間違いなし!ラノベに見えるけど結構ハードです。良い意味で予想が外されますよ。
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「毬井についてのエトセトラ」は並、「1/1,000,000,000のキス」が面白かった。イラストがJINKIの人なのが嬉しい。
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平行世界論をあつかった作品は多いが、この作品の扱い方は新しい。
クオリアという個と個を分かつフィルターを通して、平行世界を語り、物語を作る。
ライトノベルの軽快さがありながら、世界のあり方について深い考察がなされている。世界のあり方についてとことん考えまくって作られているように思う。
物語としては小松左京の『果てしなき流れの果てで』を思わせるが、あれよりも考察は深いし、面白い。
えぐい描写をさらりと書く作風もいいかんじだった。
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並行世界と自分とはを、テーマにしたSFです。登場人物の一人称で進んでいくせいか、細かいことを気にせず読み進められました。硬いSFにとっつきにくい人には、お勧めかも。
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非常に評価し辛い作品。
なんというか、色々とおかしなトコがあるんだよなぁ。特に1章。でも設定は良い、しかし上手く言いたいことが伝えられてないというか、作者が自己完結している感じがする。ということで評価しにくい。まぁ、★3てとこかなぁ。
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これは萌え小説の皮をかぶったSFだった。面白い。
説明がコンパクトな上に濃い。この作家さんの小説を読むのが初めてなので、こういう文体の作家なのか、短編のために作られた文体なのかがいまいち判別がつかず。
最初読んでいる時は「主人公なんで女性なんだろう。普通なら男性じゃないか? 時代って奴かなー」と考えていたけど、計算されてた。
ライトノベルへの偽装といい、萌えといい、計算している作家さんだなぁ。今度別作品読んでみよう。
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もともと雑誌のコラボ短編を読んでいたけど、
文庫化しているのをいまさら知って即日読了。
可愛らしい挿絵が付くのになんかえぐい設定がおおい作家だという認識をあらたにした。
友だちと友だちでいたいために自分に出来る範囲でできるかぎりのことをする少女「達」。
平行世界とかのSF要素を抜きにしても引き込まれる文章で、
SF要素が加わるともうジェットコースターだった。
続きを読みたくもあるし、ここで終わる美しさがいいとも思う。