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子供の絵が次々と不幸を言い当てる…とかいうテーマは面白いと思います。最初は展開が早く、どう収拾つけるか?!て感じで読み進めるのですが…登場人物が何か世間一般的な意味で、全員人としておかしい。主人公は何かの病気なんじゃ、というくらい思考が一定してない。風呂敷を広げすぎたらたためないどころか布地引っ張って破れちゃいました☆的ラストには…本をリアルで投げ捨てたのは初めてかもしれない。
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ただでさえ、無邪気に思える子供の絵、には何かしら怖いものがあると思うのですが。死を予知する絵……このネタは怖すぎるぞ。なかなか明らかにならないデスパターンもさながら、隠されたものにも戦慄。絵の具の下のあれは怖かった!
終盤に向けての盛り上がりも緊迫感抜群。あの人の壊れぶりがかなり怖い。そして徐々に明らかになる、「予知絵」の真実。本当に怖い。これ、映画化すると面白そうです。あの絵の数々をビジュアルで見たいような、見たくないような。
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■09126.
<読破期間>
H21/9/27~H21/9/29
<本の内容>
児童館で働く万里が拾った1枚の不気味な絵。
数時間後、その絵を描いた児童が電車にはねられ死亡する事故が発生する。
その絵には、児童の「死」が描かれていたのだった!
この事態に慄然とした万里は児童画の研究を始めるが、息子の描く絵に、ある形を見つける。
その形を描いた児童の周囲では、次々と死が訪れていた。それは「死」を表すパターンなのか?
息子を救うべく奔走する万里だったが—。
異色のサスペンスホラー。
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今年(09年)イチ!!!衝撃の本でした。なーんか読んでて不快感を覚える。作者の意図するものなのか?登場人物の行動に???の連続で読み進めるにつれ???が加速する。ラスト数ページは小学生の頃、作文を書いてて、決められた枚数書く為に文字数をなんとか稼ごうともがいたことを思い出した(笑)
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児童館での仕事の帰り道、木村万里は小学生の女の子が電車に轢かれて亡くなるという事件現場に遭遇した。その現場の近くで拾った、子供が描いたと思われる1枚の絵――何か不気味なものを感じ取った万里だったが、その時は何かわからなかった。のちに児童館で知り合った広瀬啓子から、子供の絵からは様々なメッセージが読み取れる、時にそれは”死”を表している場合もあるということを聞き、拾った絵や、自分の息子の絵に気になる兆候を見出して不安になる。
児童画から心理を読み取るというのはフィクションではなく、浅利篤という人が本当に研究して発表されているもののようで、これを生かしたストーリーはとてもおもしろいし、興味深い。しかしながらそれは前半までで、後半はホラーの物語や映画にありがちな尻すぼみというか、やっつけ感が否めない。本多の行動や変わりようがが突拍子なさ過ぎてひく。万里の中途半端ないい人加減も、あんまり好きじゃなかったなぁ。テーマはおもしろいのに、作品としてもったいない。
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児童館に勤める主人公が発見した不慮の死を遂げる児童の絵に共通する一定のパターン。
彼女はそれを死のパターンと信じ、児童画分析にのめり込んでいくが自分の息子の絵にもそのパターンが出現するようになり・・・。
これ正直作者が書いてるうちに無理しすぎたなってのが伝わってくるw
折角良い題材なのに後半とか完全に収集つかなくなって支離滅裂になってるのが・・・。
どのサイト見ても酷評されてるのが泣けて来るな。
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子供の絵から悪い出来事や心理状況を予測すると言うかなり面白いアイデアだったのに、結局あまり関係ない部分で主人公が殺害されてしまい、徒労で終わった感じが否めず、どんでん返しにしても残念でした。
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児童画診断に基づくホラー小説。美味しいところを全部サイコパスに持っていかれた感が否めない(笑)ある行動を取れば、絵が予知する死から逃れられる設定とか、予知は本当には起こらず、実際は犯人が予知を模して殺人を犯していた設定とかを加えたら、サイコパスに美味しいところを取られずに済んだのではと思ってしまった。
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三津田信三『逢魔宿り』に言及されていたので読んでみた。
児童館で働く万里が不気味な絵を拾った後、それを描いた子供が絵と同じように死んだ。児童画診断に詳しいボランティアから子供の絵は未来を予知すると聞いた彼女は、自分の子供が描いた絵のことも気になり児童画の調査を始めるのだが‥
予知絵というテーマは(解釈が強引なところもあるとは思うが)たいへん面白い。しかしストーリーが中盤から別のサスペンスに焦点が当たってちょっともったいない気がする。
絵はビジュアルで見てみたかった。