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WindowsNTというOSが作られる過程を辿ったとあるプログラマーたちの話。
「バグを潰す」ただそれだけに熱心に仕事に取り組んだこの本の主人公、デーブ・カトラーはMicrosoftに入社してからも、その絶大なるリーダーシップを発揮して、キャンパスライフ気取りをしていたチームに一喝を入れた。
彼の多大な貢献は今の複雑系を扱う世界にとっても、見習うべきものである。
改良を重ねるたびに見つかるバグに途方もくれることなく、ひたすらに戦い続けた先に今現在のOSの歴史が刻まれていると考えると感慨深い。
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いかに大規模なソフトウェアを作るのが大変であるか。この本を読むとよくわかる。陳腐な言葉だが完成したのは奇跡みたいなものだ。もしプログラマーとしてプロジェクトに参加していたならば、得がたい経験をしたに違いない。カトラーの下で働きたくはないけれど。
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Microsoft社がWindowsNTを作り上げるまでの物語。
バグのために何度も延長されるリリース、決まらない仕様、三歳になる娘の一年間を知らずに過ごすなどなど、複雑で大規模なプロジェクトに挑むチームの猛烈な仕事っぷりが書かれている。
チームをゴールに導くために、プロジェクトの目標を示し、部下とともに泥だらけになるリーダーの姿はかっこいい。
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闘うプログラマー[新装版] いつ読み終わるのかと思った。3週間かけてようやく読み終わった(それだけ時間がかかって読み終わらなかった理由の一つはポケモンばかりやってたからですが)。 http://is.gd/2bvpK
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What does this all mean?
要するになんなのかがよくわからない。
訳の問題なのか、そもそも文章が拙いのか、読むのに疲れた。
もし読むのであれば、エピローグだけでもいいんじゃないかとも思った。
得た知識をメモメモ。
大きなプロジェクトを動かすには、資金と優秀な人材が必要。システムを作るのに優秀な人というのは、コードが書ける人だと思う。コードが書けないと見積もりもできないし、何が正しいかわからないし、品質を評価できない。で、コードをかける人って、独学で勉強してきた人が多いように思う。プログラミング中毒みたいな人。自分はそういうタイプではないけど、本文にもあった「管理者になってもコードを書き続けるべき」という言葉にはすごく共感する。マネジメントだけなんてって。
そして、こんな大きなプロジェクトだと、バグも多く、一日の遅れが積み重なり、一年の遅れとなる。いつまでたっても終わんないんじゃないかって。基本的に予定から遅れると、期限を延ばすか、機能を削るのが筋だけど、「どちらを削りましょうか?」「両方やれ。」が面白かった。うん。
あとは働き方。ものすごいハードワーク。ストックオプションがモチベーションになるのはわかるけど、本文にあった「死の床でもっと働けばよかったって思うやつはいない」はまさにその通り。家族との時間を犠牲にしてまでやるべきかはよく考える必要があるなあと。で、外資系特有?かはわからないけど、泳げない奴は沈めばいいっていう考え方もまた惹かれる。今の自分のスキル微妙だなあって。月並みな仕事しかできないのは、意思に問題があるからだそうなので、もっと吸収していかなきゃ。
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* 当たり前なのだけど、みんな価値観が違うというのを最確認できた。
** 読む前は NT 開発時のデスマの話ぐらいしかイメージがなかったのだけど、登場するエンジニアの価値観の多様さに驚かされた。漠然と MS であればスキルが高いエンジニアがいるのだから、それなりにまとまっているのかと思っていたのだけど、スキルが高い以外は全く共通点がなく、まとまりがあるようにも見えなかった。
** 自分の周りにもいろんな価値観の人がいるわけで、それはあたり前のことなんだと再認識できた。
* アメリカでも一部は無茶苦茶働くという話は聞いたことがあったが、その実例を見ることが出来た。
* 別に難しいことは書いてないのだけど、普段より読むのに時間がかかった。つい、考えこんでしまう内容だったのかもしれない。
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WindowsNTを作ったものたちの物語。
同じエンジニアですが、OSを作るって想像できないなあ。
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壮絶なソフトウェア開発の状況が鮮やかに描かれている。書中では、ブルックスの法則が引用されているように、遅れた進捗を取り戻すために単純に人的リソースを投入することは愚であることが実例により示されている。その解は、担当者による私生活の崩壊やバーンアウトに至るほどの自己犠牲に他ならないのかとさえ思えた。現在のMicrosoftにおける開発プロジェクトはここまでではないと思うが、Googleなんかはどんな感じなんだろうか。ビジネスモデルが異なっているため単純に比較することに意味は無いだろうが興味はある。
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1994年に発売されたWindows NT開発をひたすら追ったドキュメント。DECから移ったデイブ・カトラーがリーダーとして剛腕を発揮し、軋轢を生みながらもプロジェクトを推進する。部下に100%の献身と完全さを求めるリーダーで癇癪もよく起こす。原著は1994年に出ているので、まだ関係者の記憶も新しい頃に出た本。
コーディング-テスト-バグ取り-修正ビルド-テスト...という大規模ソフトウェアプロジェクトお馴染のプロセスが、終わりがいつなのか、そもそもあるのか分からない状態で続く。著者はインタビューで得た事実を元にして、まるで何かに憑かれたかのように、その経緯を関係者の実名を挙げて漏れがないようにという熱意を持っているかのように書きつける。果たして、それは作品として必要な表現やプロットなのか分からない。ただ、最初は違和感があったが、読み進むにつれて妙な迫力を作品に与えている。
NTはこの後、Windows XPにその成果が引き継がれる。Windowsがいつのころからかブルースクリーンを見なくなったのは、このNTのプロジェクトがあったからだと言える。
そういった話を離れて、巨大ソフトウェアプロジェクトとはつまるところこういうことなのだ、という思いを抱くのは、著者の期待するところ以上のものなのかもしれない。
性格と能力を考えると、自分は実はプログラマーに向いているんじゃないかと思っている。タイミング的に環境がそうならなかった。よかったのか悪かったのか、この本を読むとそう思う。
そう思う人は少ないかもしれないが、不思議な本だ。
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WindowsNTのプロジェクトの話。有名な本だが初めて読んだ。ストーリーはだいたい想像どおり。むしろ、人物描写が多くて開発の臨場感などはあまりつかめなかった。最終章のまとめは他のチームにも参考できるところがあると思う。
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Microsoft の Windows NT (1988-1993 頃)の開発ヒストリー。
かなりの大人数が昼夜休まずに必死に闘い抜いた開発秘話が語られており、とても面白かった。
開発リーダー 兼 プログラマー(プレイングマネジャー)であり、この話の主人公でもあるカトラーの異常なまでの仕事に対するストイックな姿勢や、その周囲の開発者の動き方/考え方など、刺激になる部分が多かった。
かなり胸が熱くなった。
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ウインドウズ作るとかいうマジ吉の所業をやってのけた人たちの話。大きなものを良く作ることの下に折り重なる犠牲が大きい。カトラーがいなければ無理だった。
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9/13はプログラマーの日(ロシア)
「Windows NT」開発のために呼ばれた、伝説のプログラマー、デビッド・カトラー……