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ドラッカーの最晩年、著者のところにインタビューに応じてもいいよと電話がかかってきた。
ドラッカーが自ら語った人生、著作の真意、GE、ウェルチ氏などとの関わり、思いが知れる著作であり、ジェフリー・A・クレイムズ氏のおかげで「知の巨人」を深く知るための新たな入門書が登場したのである。
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(K) ドラッカーが残した足跡を一冊の本にまとめ、そこから首尾一貫したマネジメントに求められるエッセンスを抽出した本。ドラッカーの影響を受けたと思われるこれまでの名著を引用しながら、ドラッカーの影響力や、ドラッカーが求めたマネジメントの確からしさを踏みしめながら論旨展開していて非常にわかりやすく、馴染みやすい。一般的にドラッカーの本には難解なものが多く、ビジネス書初心者には勧めにくいが、本書は初心者のみならず多くの人に薦めることができる。訳も非常に読みやすい。
ドラッカーの考え方に触れてみていつも思うのは、視座の高さと視点の意外性である。書いてある言葉は表面的には普通の事を言っているようにも思えるのだが、よく考えてみると自分の視野が狭窄していることをど真ん中から指摘してくれる。そのシンプルさから痛快な感覚を覚え、ドラッカーの世界に引き込まれていく。
何をすれば良いのかという具体的なことは何も教えてはくれないが、何を考えなければならないのかを教えてくれる良書である。
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ドラッカーの足跡や、さまざまな著書を生み出した背景・思想に触れることができる。
ドラッカーが本当に大切だと考えているポイントに関しては、この本の中で知ることができる。
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マネジメントの大家、ピーター・F・ドラッカー。
著作をじっくり、読みたいと思いつつ、まだ取り組めていない著者のひとりです。
その考えの概要を知りたいと思い、この本を選んでみました。
著者は、GE社の元社長、ジャック・ウェルチの関連本も手がけたという、ビジネス関連のライター・編集者。
2003年に、もうすぐ94歳になるドラッカーに直接、インタビューをする機会を得た著者。
高齢のため聞き取りづらいながらも、旺盛に語るドラッカー。
インタビューで語られた内容に、ドラッカーの経歴、著作等で発信された思想を交えて、まとめられています。
「学ぶこと」「イノベーション」など、15のテーマに分類されています。
項目が多いだけに、ひとつひとつについては紹介レベルなのかもしれませんが、ドラッカーという人がどのようなことを考え、発信していたのかというアウトラインに、触れることが出来ました。
そして著者が繰り返し描写している、ドラッカーの「謙虚さ」も、印象に残りました。
過去にとらわれず、実行すること、経験から学ぶこと・・・まずはこの部分を意識して、行動していきたいと思います。