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店舗ビジネスにおいて重要なファクターである「立地」の重要性と、その見極め方が書かれた書籍。
著者は商品力・営業力による売上と、立地による売上は概ね3:7であると主張していて、「立地」の大切さを説いている。
しかしこれは大手コンビニエンスストアやスーパー、チェーン飲食店などには当てはまることだと考えられるが、個性の強い店舗ビジネスに当てはまる考え方ではないと感じた。
閉ざされた住宅地で繁盛している個性的な飲食店は沢山ある。
「飲食店は立地ビジネス」と言われるが、これはチェーン展開するようなスタンダードな業種・業態に限った話であると私は考える。
さらにはITの進歩で情報が容易に入手出来るようになった昨今、立地の占めるウェイトはますます減りつつあるとすら、私には思える。
とはいえ、立地の基本的な考え方が身につくという意味では、店舗ビジネスに関わる者にとっては有益な書籍であると思われる。
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つぶれたお店の後に、また店が入ってつぶれる。よくあることだけど、そのことについて書かれた本。これから見世を出そうっていう人は読んだ方がいいかも?でも、焦らなければ、いい立地を感覚で見分けられる人もたくさんいるだろうなと思う。
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科学的なアプローチの手法を期待してましたが、大した内容ではありませんでした。でも、マクドナルドの店舗開発を担当していた方でこの程度なのかと自信になりました。繁盛立地を探すツールは存在しないのかもね。
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立地判断をする上で有用な視点やコンセプトを懇切丁寧に解説した本。
同じ著者の本に、○○があるが、そちらは、ストーリー調にする必要がない題材でストーリー調を選択したが故に、せっかくの理論体系を殺してしまっていた(詳しくはそちらの書評を参照)。一方、こちらは、ストーリー調を排し、コンセプトを単刀直入に記述するスタイルを取っている。結果、はるかに見通し良く、簡素に、要点が分かり易くなっており、TGやPCといった、著者の有用な理論体系が素直に伝わる良書となっている。
但し、コンセプチュアルな説明に終始しており、実例や数値分析は全く記載されていないため、実践性という観点からは不満が残る。また、著者が20年以上前から提唱している概念を平易に記述しているにすぎないため、新規性という観点からも、疑問が残る。これらを解消している本として、○○シリーズの△△があるため、これらに比較すると、どうしても劣後する印象も拭えない。
立地論に全く触れていなかった門外漢が、最初に手に取る本としては、有用かもしれないが、上記のマイナス点を考慮に入れて、☆3つ。
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仕事に関連する内容と思い勉強のために読んだ。立地条件が売上に与える影響力を改めて痛感。具体的にどんな点に注意して評価すべきか、すぐに仕事に活かせるものもあり、大変参考になりました。最終章に記載された売上予測についても興味が湧いたので引き続き勉強したいと思います。
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TG(Transfer Generator)、視界性、動線、行動ベクトル、ポテンシャルクラスターなどのキーワードから、立地選びを説く。といっても、"新奇な専門用語"を乱造して煩雑な分析を行うわけではなく、いちいち説得力が感じられたので、非常に参考になった。
やっぱ立地は大事だわ、と今更ながらに痛感している。