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読み助2009年10月2日(金)を参照のこと。
http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2009/10/
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脱貧困を訴える運動の先頭をとっていらっしゃる雨宮処凛さんが色んな疑問を、エコノミストの飯田泰之さんに投げかけ、それを飯田さんが答えるという対談形式で書かれています。
ネカフェ難民に代表される若い貧困者はどのようにして生まれたのか
彼らはなぜ貧困から脱出できないのか
貧困問題に対する現在の経済政策の何が問題なのか
経済成長は必要なのか
「2%」成長とは何なのか
などなど・・・とても興味深い議題を飯田さんがとても簡単に説明してくれます。
以前飯田さんが登場していたシノドスの『日本を変える「知」』でも、上にも書いた「2%成長」が議論にあがっていたのですが、今回はよりわかりやすく説明されていました。
そして経済学って便利&面白いて思った1冊です。
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飯田さんが言っていることを素直に政府が実行していれば今の日本はこうにはならなかったのだろうと思う。政治家も日銀のトップにいる人もある程度の経済のコトも分からないのだろうかと疑問に思う。どうしてここまで、日銀は愚策ばかりするのだろう。。。
他の多くの先進国が、やっている政策と逆のことをやったり、やっと景気が良くなったと思っても、景気の熱を下げるような政策をとったりと。。。
こういう本を読むといつもすごく腹が立ってくる。ボクでもおかしと理解できるようなことばかりなぜ繰り返すんだろうかと。。
これじゃ貧困者は増えるいっぽうだ。そして逆に自分がいかに恵まれているかも実感できた。日々の生活をダラダラ過ごさず充実させないと。
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若者を中心とした貧困について、その原因を探り、解決策を提言している
本著で、「全体の50%以上が当事者や危機感を抱く人にならないと政治が動かない」と
あるが、事実だと思う
既得権益を持つ人は狡猾と言うか、いかに自分たちの権益を守るかについて、
巧妙な仕掛けをしてるんだなと思った
それは、もっと得たい欲であると同時に、今あるものを失いたくない恐怖がそうさせて
いるんだと思う
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面白い視点から見た経済本。
糞真面目な経済学本はちょっと苦手な形はぜひ読んでみて欲しい。
ハッとする内容が一つや二つ書かれているのでぜひ読んで欲しい。
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2010年参議院選挙にあたり消費税増税がクローズアップされているが、税の使われ方の一つとしてベーシックインカムもありなのかな、と。
最低時給を引き上げて失業率を増やすより、労働に対して補助金を支給する方が企業の理解も得やすく現実的だ、という見解に納得。
終章において雨宮さんの訴えに対する飯田さんの回答という形で伝えたいことを端的に纏めていて親切。
途中くどさも少しあったが、思っていたより真摯な対談だった。
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反貧困ネットワークの雨宮さんとエコノミストの飯田さんの対談本。ロスジェネ、若者世代の格差や貧困の問題が中心。とにかく飯田さんの話がわかりやすい。
序章の8の質問と巻末のそれに対する返答を読んで面白いと思ったら読んだ方がいい。
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・日本は税金の再分配で貧乏人が増える国
分配方針は「東京から地方へ」+「老人から若者へ」
20代の貧困率は税金を引く前より、再分配後の方が高い
→政府が何もしないほうがマシ
アメリカ、イギリスは日本より少ない予算で日本より貧困率が低い
→日本の再分配は非効率(モノで配るなカネで配れ)
・財源について
?再分配の見直し
?相続税の増税(格差が世代をまたがないようにする)
?所得税の累進度アップ
?景気回復で税収アップ(リフレ政策→作者はリフレ派?)
・贈与税や相続税の減税が景気対策になるなんて経済理論は世界中のどこにも存在しない(←本文中に理由の説明なし)
・構造改革はタイミングを間違えた、弱っているときに体を鍛えるのは無理 構造改革は景気回復後に実施すべきだった
・企業経営者(オープンシステム)は政治(クローズシステム)に不向き 国民はリストラ出来ない
・金持ち(=年収1000万円以上)への減税しまくったのが財政破綻の原因 + 逆累進の問題
→けして社会保障や生活保護のせいで財政が苦しくなったわけではない
・人間はほっとおいても毎年2%効率がアップする そのため、経済成長しなければ毎年2%労働力が余ってしまう
→経済成長2%を目指す
・仕事と生存を切り離す
→ベーシックインカム
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反貧困運動だって経済学的裏付けが必要なわけで、プレカリアート側の雨宮さんと経済学者の対談集・・というわけですが、なんかちょっと議論がかみ合っていないような気もします。まあ、当方が経済学の知識がないことが原因なのかもしれませんが現時点では経済学者は不況に対してろくな貢献はしていないような・・
この本で主張されているベーシックインカムは今のところ実現される見込みはなさそうですし、インフレ2%は日銀の涙ぐましい(?)努力にもかかわらずいつになったら達成できるのやら。この本が世に出たのが2009年、その後変わったことと言えば非正規の労働が「普通」になっただけでしょうか。この二人に今一度アベノミクスについて議論して欲しいような気がします。
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脱貧困に向けた参考になる話が満載の対談。ベーシックインカムがやはり良いかな?と思った。ただし、働く意欲を損ねないように、かつ単純な仕組みは慎重に考えなければいけないが。
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貧困問題解決にとって、
経済学が最も「安価なツール」であるかもしれないのに、
貧困層からは最も嫌われているかもしれない、
という哀しい事実。
そんな雰囲気を作ってしまった、
マスコミや論壇をしか持っていない、僕達の不幸。
とは言え、耳をそばだてていると、
流れが変わりつつある、
もしくは、流れがあることが分かってきた最近。