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渋澤栄一の5代目の子孫の渋澤健氏の運営する会社、「コモンズ投信株式会社」の紹介。「30年投資」、「30銘柄」、「対話を重視」を特徴とする。
(感想)
30年投資は、社会を良くするのだろうか?
良くするとすれば、どうやって?
という視点で読んだ。
1.長期投資は、長期資金を求める企業にとって役に立つ
2.投資の目的が、「利益」から「つながり」へと転換する
⇒30年投資は、「自分のための目先の利益」が目当てではなく、「次の世代の利益」と「次の世代と自分とのつながり」が目当て
ということらしい。
なるほどね。。。
21世紀は、<左脳的価値観⇒右脳的価値観>への転換が進んでいるらしい。
「機能」から「デザイン」へ。
「議論」から「物語」へ。
「個別」から「全体」へ。
「論理」から「共感」へ。
「まじめ」から「遊び心」へ。
「モノ」から「生きがい」へ。
(ダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト』より)
だから、<短期的な利益⇒長期的なつながり>へと投資の目的がシフトしていくというのは、ありうる話だ。
「30年投資」って実はすごく画期的なコンセプトかも。
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人に「見える価値」と「見えない価値」があるように、企業にも「見える価値」と「見えない価値」があるのです 「能率」の定義は「経営資源の最大化」へ変わっている 「目に見える資源」は氷山の一角であり、水面下の目に見えない経営資源を最大化する 30年投資は、今の自分のためではありませんが、30年後の将来の自分の子ども、孫や誰か大切な人のための投資なのです 谷川俊太郎の詞「木を植える それは夢見ること 子どもたちのすこやかな明日を 人生とは、「到達点」という結果ではありません。生きる道筋です 30年投資のきらりと光る企業①ダイキン工業②日揮③東京エレクトロン④テルモ⑤エーザイ
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30年投資のついて知りたくて読書。
投機的かつ短期的なFXなどの対極にある考え方。
投資を自分個人ではなく、子や孫まで含めたマクロ視点で考える大まかな概要を説明している。
投資に限らずこの視点、考え方は一般的な日本人はあまり持ち合わせていないので重要かもしれない。
複利と時間を恩恵をしっかりと生かして資産を安全に確実に増やす方法を30年長期投資としている。
それにしても、日本株の投信で平均5%も7%も達成できるのか知りたい。
また、日本在住だと購入できない海外オフショアファンドとの違いも知りたい。
読書時間:約55分