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感想
http://hidahida.blog.so-net.ne.jp/2009-10-31-3
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前半はあざとさが鼻につきました。
特に変わったことが起こらなくても女の子同士で抱き合ったりあーんしあったりしている姿を見るだけで悶えるような人ならアリかもしれません。私は厳しかったです。
中盤の黒猫の話はなかなかの展開。さすがは「俺の妹が~~」の作者だと思いました。
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奥付に「猫は苦手」とあるにも拘らず。
本当は大好きに違いないと、傍から感じる作品。
作品自体ににまにま、書いた著者に「もう~つんでれなんだから~」と言葉を送りつつ。
猫好きには堪らない仕上がりになっとります。
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人気ラノベ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の元となった作品。
本当は姉だけどどう見ても妹、な美緒を大好きな鈴は桐乃に近い気がしないでもないが、千夜子はどう見ても黒猫です。本当に(ry
見た目だけならまだしも性格とかもなんか限り無く近い。
人間の姿になれたばかりの三女・美緒が人間の文化を色々体験する物語。天然で猫だったから全然人間の事を知らないというのもあるけど、人間の社会の中でもすごい純粋でまっすぐな美緒のその姿勢を見てて目が潰れるかと思ったwまぶしすぎて直視できない。
前述の四女・鈴や次女・千夜子に加え人間嫌いで普段から猫の姿で過ごす長女・かぐらといった個性ある家族に加え、猫とか猫とか猫が登場する猫好きにはたまらない一冊。
個人的には最後の千夜子はかっこ良く最高のシーンだった。妹思いだったりアレな趣味だったり、超厨二病なところがまたいい。
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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の作者伏見つかさの書いたファンタジー小説です。
猫又の美緒が、人間になって人間社会を美しい物や醜い物も含めて経験していく。そして、猫又に戻るか人間のままで生きていくか選択するという物語です。
美緒やその姉妹、友人たちの純真さに心が洗われるようでした。
是非お薦め。
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ねこシスです.
ねこで姉妹です.
猫又姉妹のほのぼのコメディですよ.
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のコンビです.
面白かったよ.
なんていうか…,和む.
ほんわかですよー.
おすのです.
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初版読了。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」という作品で有名な作者が、他にどんな作品を描いているのか興味があって、読んでみた一冊です。
読了してみて感じたのは、可愛い内容ではあるけれど、自分にはあわなかったと感じました。
もう少しいろいろと調整すれば、児童向けの読み物になったかもなあ…とか思ったり。
いずれにしてもコレ一冊で、いろいろと断定してしまうのは早急かな…と、思いましたけど……コレを読む限り「黒猫」にはキャラとしてかなり思い入れがあるように感じました。
「俺妹」でも、ドンドン目立ってくるのがなんとなくわかった気がしましたww
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俺妹で有名な伏見つかささんの俺妹以前の作品。人間の世界で暮らす猫又4姉妹のお話。いきなり地球が滅亡しそうになったり、異世界から敵が攻めて来たりするような大きな事件はなく、姉妹が人間として人間界で右往左往しながらも楽しく暮らしていく日常を描いている。本作に出てくる千夜子は、そのまま黒猫そのもの。それもそのはず本作は俺妹のプロトタイプらしい。一応、別作品なので、千夜子は黒猫ではないです。あくまでパラレルな世界観を楽しむ程度にしましょう。俺妹ではなく、この作品がシリーズ化されていた世界があったかもしれない。
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『俺妹』のプロトタイプとして位置付けている伏見氏。
猫又4姉妹のホンワカなお話。
長女、かぐら(白猫)
次女、千夜子(ちやこ・黒猫)
四女、鈴(りん・三毛)
三女、美緒(みお・トラ)
この美緒がヒト化した時からのお話。
人間の友達ひかりにバレたりして。
人間の良い所、悪しき所を見定めて。
一週間のお試し人間化を経て、美緒はまだ人でありたいと願う。
これと言って小難しい事がないのでサラッと読めます。
次女の千夜子が『俺妹』の黒猫。
うん、そうでしょうとも。
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人間として生きていくか、猫に戻るかをお試し期間1週間で決めることを求められた猫又の娘美緒のお話。
ネットで『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の原形はこれ、みたいな情報を見かけて買ってみたのですが、あとがきにそのあたりの経緯がきちんと載っていました。少し長くなりますが引用しておきます。
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本来は筆者が一年ぶりに発表する新シリーズとして、二〇〇八年夏ごろに文庫化する予定だったのです。“だった”というのは、そうはならなかったという……意味で……。
『俺の妹〜』でイラストを担当してくださっているかんざきひろさんも、元々は『ねこシス』のイラストを描いていただくために、担当編集氏が、『世界一可愛いネコミミを描く人』というコンセプトで探してきた人だったんですよ。
それがまあ色々とありまして。
新企画『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』が立ち上がり――設定やキャラクターの一部が継承されることとなりました。
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ということで、この本(の一部)は間違いなく「俺妹」の原型であるようです。継承されているキャラクターや設定は、ほとんど次女の千夜子から黒猫へ、でしょうね。
「俺妹」が気に入ったから関連するコンテンツを全部買う、という意気込みでこの本に触れた自分としてはまずはその千夜子を追う形で読むことになりました。
「俺妹」を知っている人なら100人中100人がその千夜子の描写を呼んで、即座に黒猫を思い起こすでしょう。それほど黒猫の「原型」っぽい千夜子ですが、外見とコスプレ趣味と痛い言動、見ているアニメと下に妹が2人いるという設定などは黒猫その人ではありますが、交際を申し込んだ男子に偽悪的にオタク趣味を開陳する開き直りっぷり、クロちゃんや妹2人に対するツンデレっぷり、大活劇でのはじけっぷりなど性格はどちらかといえば桐乃っぽく描かれています。結果、桐乃っぽい黒猫というねじれたキャラの活躍を大変楽しく読むことができました。
ただ、一冊のラノベとして面白かったかというと、上に引用した後書きから伺い知れるとおり、いまいちです。
何といってもヒロインであるはずの美緒のキャラが立っていません。立っていないどころか、彼女より先に人間になった妹の鈴との区別がつかないんです。髪の毛に反映されている猫だったときの毛並み、猫又であるという事実を知っている友達の存在、そして、強大すぎるという伏線が敷かれている美緒の魔力など、キャラ付けする要素はあるものの、同じくらいの年恰好であること、状況に流されるだけの行動指針などを引っ繰り返すことはできていません。いっそのこと双子にしてしまったほうが良かったのかもしれません。
出版に当たってあまり恵まれているとはいえない状況だからなのか、ラノベとしては重要な要素であるはずの口絵や挿絵が非常に少ないこともキャラが立っていないことに拍車をかけています。(でも、表紙のイラストを見ても美緒と鈴の区別ってつけにくいので、一般のラノベ並みにイラストが豊富であったとしてもやっぱりキャラが立ったかどう��は疑問です)
さらにもう一つ。
自分は人間としての振る舞いがまだ身についていない美緒の行動を見て(読者が)ニヤニヤするという構造が嫌いなのです。
【努力・友情・勝利】のうち「努力」を省いて主人公(や読者)がヒーローになれる構造として、異世界ものがあり、現代日本の常識が通用しない存在が現代日本に放り込まれるという構造はこの異世界ものの一つの派生形です。
例えば留学してきた外人さんに日本語と日本文化を教えたり、ずっとお屋敷に閉じこもって暮らしてきたお嬢様に庶民の振る舞いを教えたり。
神社での参拝の作法やコンビニでの買い食いの仕方を教えるだけでお手軽にヒーローになれるお話ってそこらじゅうにあふれていていい加減食傷気味です。それに、そんなことでヒーローになったってうれしくもなんともないじゃないですか。
こんなことを思っていると、平気ですっぽんぽんでそのあたりを歩いていたり、「交尾したいと思わないのですか?」なんて口走ったりする美緒を微笑ましく見守って素直に萌える気持ちにはなれませんでした。
千夜子は桐乃と京介の板ばさみになって悩んでいた「俺妹」との黒猫は違い、ヒーローになってはじけ、クロちゃんといちゃいちゃしてのびのびと人間ライフを満喫していますので、黒猫推しの人はファンアイテムとして買ってもいいのではないでしょうか。