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以前は消防・ポンプ車の機関員として消防車を運転していた生田は、異動になり今は恵比寿消防出張所の機関員として、救急車のハンドルを握っている。ある日、いつものように隊長の筒井、そして救急救命士の森栄利子と共に出場し、無事に傷病者を病院に送り届けた帰り、道路で喀血した男性を発見した。すぐに収容、さあこれから搬送という時に、3人はありえない光景を目にする。先程まで喀血して倒れていたはずの男が立ちあがり、ナイフを森の喉元に突きつけていたのだ。
救急車がジャックされるという、奇想天外なストーリー。1分1秒を争う現場までの走行や警察・マスコミ車両とのやりとり、爆弾や隊長負傷で命の危険など、次から次へとドキドキハラハラする展開がものすごいスピード感で繰り広げられる。また、それぞれのキャラもとても魅力的だし、以前読んだ「鎮火報」での登場人物も出てきたりして楽しい。元暴走族で、警官と結婚した主人公・生田が何よりイイ熱さを持った人物でかなり好感度が高い。学級委員長と呼ばれるくらい真面目な女性救急隊員・森との今後も期待したいところだけど、生田がものすごい愛妻家&子煩悩なので、それは無いかぁ。お金ではない、犯人の本当の目的・・・今現在のこの救急システムの問題点は、最近読んだ「救命拒否」と一部かぶる部分もありやはり今後もっと改善していく必要があるなぁと感じる。他、女性がこの現場で働くうえで大変なことや現場のジレンマなど、今まで考えたことのないようなことまでうまくストーリーに組み込まれていて、勉強になったしいろいろ考えさせられた。続編希望!
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身内やら教え子やらに消防官がいるのですが、
具体的に何をしているのかはやはりわかりません。
だから、この作品を読みつつ、
「あいつはこんなことをしてるのかなぁ」と
非常に興味深く読むことができました。
皆が皆、熱い正義感を抱いているとは限りません。
でも、もし、この先、救急車にお世話になるなら、
この作品のキャラのような方にお世話になりたい。
また、私の周囲の消防官の方々にも
これぐらい熱い情熱を持った人であってほしいなぁ。
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救急車がハイジャック!というものすごい設定(笑)でも無理なく楽しめた!映画化されたら面白いのに!最後は感動デス!みんなに読んでほしい‼
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うーん、なんだかちょっと期待ハズレだったかも。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-575.html
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救急車もの。
面白かったです。
ハラハラドキドキ、仲間との絆、阿吽の呼吸、
胸にぐっとくるものがあり、おおいに楽しめました。
やっぱ小説はこうじゃなくっちゃね。
映画化されないかな?
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ありえなーい。なんで犯罪者のために消防士たちが法律を破るの?って感じです。犯罪者の背景に同情、感化されたってわけでもないでしょうに。。展開はたしかにハリウッド的でワクワクものだっただけにザンネン。
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元・暴走族の過去を持つ消防隊員、生田。救急隊長の筒井、救急救命士の森と共に、搬送を終え帰る途中で路上に倒れていた男・悠木を収容したところ、森を人質に取られた。家族を人質に取られての犯行だった。
犯人と悠木の関係、事件の本質に唖然とさせられた。新刊発売オビから有川 浩さんが「映像化希望!」と。納得。
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初、日明恩作品。
スピード感があって読みやすく、一気に読み終えました。
終盤まではどんな展開になるか楽しみで、こんな話、ありそうだな~と思っていたのですが
ラストの展開にはちょっと行き過ぎ感が見られて・・・・・
でも面白かった。
消防隊員の作品は初めてだったので、出てくる用語や仕組みも興味深かったし、
消防隊員の苦労も垣間見れて、救急車を利用する身として考えさせられる事が沢山ありました。
生田をはじめ、消防隊員達の心の広さと男らしさにも魅せられました。
こんな消防隊員がいると思うと安心だな。
読後感は最高。
是非シリーズ化を希望したいです。
【元暴走族の過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。だが、二カ月前に異動してからは、慣れない救急車のハンドルも握らなければならなくなった。そんなある日、路上で倒れていた男を車内に収容したところ、突然、その男、悠木がナイフを手に救急隊員のひとりを人質にとる。同じ頃、警察とTV局に謎の男から犯行声明が入った。男は、悠木の家族を人質にしていることと、悠木に爆弾を持たせていることを告げ、二億円を要求する―】
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救急車がジャックされるた。犯人の正体は? 要求は?
ノンストップアクションです。 展開速いし、ノリはいいしグイグイ引き込まれます。 ドキドキ、スリル満点です。
生田と冴子さんがいいなー。
面白いんですが、読後色々考えさせられましたね。 ホント、隊員の方の苦労と頑張りが少しだけわかった気がしました。
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初めての作家さんでした。救急隊員の職務、活動内容、現状などとても興味深く読みました。勉強になりました。ただ事件の設定や状況等に無理を感じたので、あまり面白く感じませんでした。また行動の説明がくどく感じるところが多々あり、文章が好きでないです。会話の間の悪いお芝居の台本を読んでいるようで最後まで読むのが苦行でした。全く個人的な感想で申し訳ありません。
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5月-6。4.0点。
救急車ジャック。二億円の身代金要求。
運転は、Fire's Outの生田。
行き先と時間を指定され、間に合わなければ爆破。
生田の腕と、同乗した救急隊員たちの優秀さが光る。
おもしろかった。一気読み。
生田の妻がサイコー。
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救急車ジャック!スリルとスピード感ある作品でした。
「鎮火報」で消防士さんの大変さを知り、この作品で救急隊員の大変さを知りました。全ての救急隊の方がこんな想いで患者さんを運んでくれているなら、素晴らしい事ですね。
救急車をジャックした理由もリアルな社会的問題ですね。
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読み終わった後の爽快感。登場人物がみんな良い。特に主人公の奥様が素敵すぎる。
ありそうでなかった視点から社会問題を考える一冊。
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序盤、救急隊の仕事について長々と割いているが取材したことを全て書いてしまったかのような印象。
仕事の内部事情や裏側を知れるなどの楽しさは無くひたすら家電の取説を読まされているよう。
人物造形も元不良や学級委員的などレッテル以上の深みは無い。
ハイジャックされてる最中の車にマスコミが全く警察と連携をとらずに取材構成かけたりするか?
救急車が業務にあたれないことに怒っていた主人公のラストに向けての行動も納得いかない。
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日常系お仕事小説かと思いきや事態は急転、
劇場型犯罪に巻き込まれる救急隊員たち。
消防、警察、マスコミ、無線マニア…それぞれの視点から
多面的に事件を追っていく様子にぐいぐい引き込まれる。
視点や時間軸が切り替わりながら、
だんだん事件が立体的に浮かび上がって行き
読む手を止められない。
事件の真相が明らかになってからがまた圧巻。
高速に乗ってから、消防車両が集まってくるシーンはゾクゾクした。
組織で戦う話はやっぱりイイ!
それに事件の発端となった出来事は、
現実問題としても色々考えさせられる。