投稿元:
レビューを見る
三年連続ミシュラン三つ星を受賞する銀座の日本料理名店「小十」。店主の奥田さんが、ご自身の半生をつづった本。
野球そしてサッカーに情熱を注ぐ奥田少年が、次に打ち込むことができたのは、食の世界。思い立ったら即行動。名門進学校高校卒業と同時に料理人人生の一歩を踏み出す。「不器用だけど、『できないこと』で自分を責めたことはない」。そんな彼が銀座に名店を持つまでになったのは、「教えを請う」ことができたからだと思います。
専門化が進むいまの社会では、「一人ですべてを準備できる力」より、「みんなの力を借りる力」の方が大切。本書はそんなことを教えてくれます。
「料理はどれだけ気がつくか」、そんな豊かな感性も学べる本です。
投稿元:
レビューを見る
読んでから、手元に置いておきたくて購入。
実現に向けて努力を惜しまない行動力を見習うべき。
・やりたいこと、達成のために必要なことを書きだす
・同じところを毎日磨く。古くなれば美しくなるものがある
・常識に沿った対応
・哲学のある仕事
投稿元:
レビューを見る
何事も一生懸命やれば報われるという当たり前のようでいてなかなか実践できないことをやっているという印象だ。
NHKの ドキュメンタリー 「ふたり」で奥田さんのことを知ったが、
私には才能がないと涙する姿が印象的だった。
ただ徳島の青柳で運転手をしながら3年も厨房に入れてもらえないのに小山さんとコミュニケーションと意思疎通がないのに驚く。
現在の若者だったら3年も続かないのではないだろうか。
ただ小さな店で三ツ星をとったのは素晴らしいが、やはり銀座だからだろう。
銀座に移る前の静岡の花見小路の方が多くの人は喜ぶのではないだろうか。
いずれにしてもがんばって仕事をする気持ちを後押ししてくれる本だ。
投稿元:
レビューを見る
ホームページに感想を書きました。
「9回裏2アウト、逆転満塁サヨナラホームラン!!!」
http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage030.htm
投稿元:
レビューを見る
青柳での厨房に入らせて貰えず、運転手・支配人の三年間、銀座出店後の不入りの日々。そしてミシュラン三ツ星。勇気を貰えました。
投稿元:
レビューを見る
平成進化論でかつて紹介された3つ星和食銀座小十店主の人生録。挫折の日々などもしっかり描かれていて良かった。ただなぜか一度目の結婚が書かれていないのは不思議。
投稿元:
レビューを見る
日本料理の人
料理漬けの日々、青柳での修行?静岡で出店
銀座進出、客が来ない日々
マスコミに手紙を送り
東京カレンダーに出てから起死回生
銀座のママさんの支援も途中あり。
ロブションのデシャップ台(料理チェック用)は
普通よりずっと顔に近くチェックも厳しい
料理の技法についての話はほとんどなし
ワインと日本酒の可能性を試す人
店名の小十は陶芸作家の名前から
店で使う皿類も焼いてもらった
投稿元:
レビューを見る
高卒から板前修業を志、大きな夢を描き一流料亭で修行をする。
一流になる人は、志が違う。
大きな夢を持っているからつらいことも、嫌なことも勉強として頑張れる。
またどんな世界でもマスコミ効果は計り知れない。
ましてやミシュランに選定されることは、予約がとれないほどの効果がでる。
一流の準備をしたものだけが獲得できる勲章だ。
投稿元:
レビューを見る
2つの道があったら厳しく険しく困難な方を選ぶ。自分から進んで試練を受け入れる姿勢にただただ感心。だからこその三つ星料理店である。
投稿元:
レビューを見る
一貫して淡々と控えめな語り口だが、裏では想像を絶するものすごい努力を続けてきたのだと思う。ミシュラン三ツ星の料理人というプロフィールからは知り得ない死まで覚悟した苦悩の時代があったこと、それを乗り越えた著者の心の強さと周りで支えた人々の存在が印象的だった。