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有栖川家の花嫁
※上記の作品は「有栖川家の花嫁」('06年6月雄飛)として刊行されました。
新妻の1日~「有栖川家の花嫁」番外編~
有栖川家の蜜月
有栖川家の蜜月~コミック編~
※上記の作品は「Leafy」(リーフファンクラブ会誌)に掲載されました。
秘書のお仕事 /書き下ろし
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本屋にて立ち読み。
まぁ、ありがちな展開かなと。
ぷち漫画とかもあって、それは面白かった・・・かも。
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4.5くらい。この方の作品はもともとセクシストっぽい所が
あり(マイナスな視点からではなく純粋に)、
受けに古典的な「理想の女の子」の資質が求められる
シーンがこの本のみならず伺えますが私はこの作風が気に入ってます。
独特で異様な雰囲気をお楽しみください。
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水晶は、妾だった母とともに旧家族の名門の分家であった家を追い出され、北陸の地方都市で、母と二人きりの生活を送っていた。
ところが、母が突然の病気で倒れ、3ヶ月で逝ってしまった。
そんな折り、突然、父から「東京で来るように」と書かれた手紙が送られてきた。
母の死の際にも何の連絡もなかった父だが、父の元に残された姉に会いたい気持ちもあり、水晶はその申し出を受ける事にする。
ところが、東京に着いた水晶が連れて行かれたのは、父の家出もないく、本家である有栖川家だった。
そこで水晶は、有栖川家の次期当主である誉との結婚が決まっていた姉が出奔し、自分がその身代わりとして連れてこられたことを知る。
もちろん、男の身である水晶は、結婚を突っぱねるが、薬を盛られ、手足が自分の意志では動かないまま犯され、水晶の心と体は踏みにじられる。
しかし、前向きな水晶はそんな境遇におかれても、自分にできることを探し始め、戻って来る姉の為にでも少しでも居心地をよくしようと奔走し始める。
そのせいもあり、少しずつ、誉との距離も詰まり始めるが、水晶の発した一言がきっかけで、水晶はひどい折檻を受けてしまう。
というような話。
まぁ、簡単に書くと。
騙されて軟禁される→そんな状況でも前向きに頑張る→少しずつ心の距離が縮まる→失言で全てが台無し→命の危機に遭い仲直り
とまぁ、これまたBLの王道。
でも、こういうの嫌いじゃないです。
ただ、ちょっと話の構成が頭の中で混乱してしまった。
一番出だしが、結婚式のシーンから始まって、かなり鬼畜なエピソードから始まるんですが。
時系列で並び替えると。
①騙して連れてこられる→②前向きに頑張って心の距離が縮まる→③失言する→④監禁陵辱→⑤結婚式→⑥水晶が寝込む→⑦誉の命の危機→⑧仲直り
何ですが。
この⑤だけが急に前に出てて、後は割と順番通りに進んで行って。
⑤が出てくるのって、本の四分の三くらい過ぎた辺りなんで、正直、何でこんなことになったのかよくわからないまま、読み進めさせられていたような気がします。
せっかく心の距離が縮まったんだから、そのままハッピーエンドでもよかったのかなー……? と思わなくも無いです。
④の監禁陵辱なんて、結構酷いことをされてるのはわかるんですが、それをさらっと書かれたので、「別になくてもよかったんじゃ……?」って思ってしまった。
書くんだったら、もうちょっとねちっこく書いてくれた方が個人的にはよかったなー……と思いました(それだとページ数が足りなくなりそうですが)。
設定は好物なんですが、話の構成の順番的な面で、個人的にはちょっとおしかったです。
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すごい…ファンタジーじゃのう。
この手のを初めて読みました。なるほど。
黙って立ち去ろう。
好みが合えばとても面白そうだなと思いました。
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とても優しく美しく、力強い話です。
まだ本編を読了したばかりの状態ですが、待ちきれずにレビューしました。
姉の身代わりとして瓜二つの少年が旧家の当主に嫁がされる―その話形は、BLでは定番です。
ただ、今回のお話、ヒロイン(受け・美少年水晶)のキャラが際だっています。とても好感のもてるキャラです。
幼い頃から不要のものとして扱われ、「死に神」と畏怖された若き有栖川家の当主誉。その誉に半ば騙された形で強引に「妻」にされた水晶ですが、
―あなたといる限りは仲良くしたい。
と、いつか帰ってくる姉のために、何より「夫」となった男性と心通わせたくて奮闘します。
料理を作ったり、掃除を頑張ったり、誉のために居心地の良い家庭を作ろうと頑張る水晶の姿は、限りなく健気で魅力的です。
きっと、男性なら誰もがそんな水晶に惹かれてゆくことでしょう。
―どれほど虐げられても、この屋敷から逃げようとしないのは、泣いたりしなかったのは、ただ一つ、心からの願いがあったからだ。どうか、誉と姉の結婚が幸せなものであって欲しい。今、水晶にできるのは誉に対して誠実であることだと思う。〈陽射しの当たらないひややかな暗闇があるなら窓を大きく開けて、明るく暖かな光で満たそう。そうして帰ってくる人を待とう〉。
抜粋ですが、私の特に好きな部分です。〈〉のところは、本当に素敵な表現だと思います。こういう考え方、心の持ち様が自然に普段からできたら、本当に良いなと思います。
物語りの冒頭は北の雪深い町から始まり、舞台は東京に移るけれど、全体的に雪のようにキラキラと輝いて、儚いながらもどこか力強さを感じる雰囲気が漂っています。また冒頭で母を病気で失った水晶を何くれとなく助けたイケメンエリート医師が失踪した誉の兄だったという設定もよく考えられていて、素晴らしい。
昨日、読了した「純白の条件」も同じ雪代さんの作品ですが、コチラは読者評価が予想外に低く、私としては意外な感じでした。
でも、本作を読んで、これだけの作品を書ける作家さんであれば、前作はファンにとっては少し物足りなく感じられるのかな、、、と理由が想像できました。
物語りを貫く「儚くて美しくも強い」印象は、水晶の人柄そのものであるように思います。
オススメの素敵な作品でした。
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設定とか展開は嫌いじゃなかったんだけどなぁ、、、そもそもの導入と2か月前の回想と導入の続きから現在と、ってその行き来がタイミング的にちょっと良くなかったかなぁ。酷い人ってとこから始まってるのに振り返った過去も酷い人でさして大きな事件でもないのにちょっと軟化したと思ったら直ぐ酷い人に戻った上その酷さが更に悪化してるっていう。。。全編通して酷いのに、目の前で刺されただけで好きって認めるっていうね。しかもあんだけのことされたのにすぐ両思いに落ち着くっていう。。。アクロバティックだw
あんだけ酷い人だったなら、もうちょっとすったもんだしてほしかったかな、