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会社共同体の機能失効。中間共同体を担保とした承認の備給。
ヒガミ系、ルサンチマンからの批判、単なる自己正当化。
とのみち党派的意識が反映されてしまう。
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昨今のTV、映画、マンガアニメのタイトルが一通り出てくるので(当たり前だけど)、「あー、そんなのあったな!」って感じで楽しかったです。
批評の中身云々は個人の好みに依存するので、逆になんの意見も持ってないほうがサックリ流せて楽しめるかも。
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ゼロ年代のサブカル状況が俯瞰できて面白かった。
さすがに出てくる単語に分からないモノが増えているな。
↑を読んだ後に雨宮処凛系の書き手を「ヒガミ系」とくくるのに爆笑。
批評は結局読み手にとっては、
自己正当化のためのツールとしてしか機能してない、な指摘に唸る。
隅々まで濃厚で刺激的な本。
http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-1572.html
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とりあえず二人とも物知りですごいなぁと思った。
妙に攻撃的で鼻につく言い草も多かったけど、自己正当化するツールとしての批評とか「図書委員系女子」とか「現代は誰もが被害者で、少数派だと思っている時代」とか印象的な話も多かった。
10年後という設定の最終章は何が面白いのか、さっぱりわからなかった。
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全体から滲み出る高二病感がなければもっといいのに………と思ったけどそれが『ゼロ想』なのかな
半分ぐらいは的確なことを言ってると思う
最後の10年後の話はおもしろくないのは置いといて、14年現在かすってもいないのでワンランクdown
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全体的に辛口な批評本。最近自分の考えを肯定するだけの本や、ダメな自分を慰撫するネット記事ばかりをみていたことに気付かされたのでこの本が読めて良かった。
島宇宙の中で自分のカテゴリーに拘泥し、自分のキャラを守って閉じたコミュニティでマスターベーションを繰り返す非モテはいつまでも安直な僻みを繰り返すという意見がつらい。
異なるコミュニティを渡り歩き、それぞれにどのようにコミットするか、どれほどの距離感を取るか、どれほどアイデンティティを預けるかを意識的に行うことが「対人能力」が高いことだというのは面白かった。
大きな物語失効後、父的なもの(会社、国家、家庭)が生きる意味を与えてくれないこの現代で、承認の受け皿として槍玉に挙げられるコミュニティ(共同体)だけど、そのコミュニティへの参加の仕方こそが大事なんだということがわかった。
仕事、趣味、性欲を同じコミュニティで達成しようとするから拗れるという意見が面白かった。
僕はこの本の中で指摘されているような「文科系ワナビー」なのだが、サブカルチャー批評という閉じた島宇宙で安易なセクショナリズムに陥ることなく、もっと横断的な批評をやりたいと思った。
まずはTVドラマやアイドルにハマってみたいと思う。
個人のアイデンティティの身の振り方、それして批評両方とも、異なる島宇宙へのコミットをしてみたい。
ただ、批評に関してはわからなかった。
何でも「セカイ系」に回収しがちな80年代のるーみっくわーるどの住民を否定しておきつつ、1990年代後半から2000年代前半のメンタリティを全て「セカイ系」の図式で片付けるのは強引すぎると思う。