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きっかけは北海道という郷土感覚で手にした本。
ところが読んでみると、良い意味で裏切られた。
「どうせ無理」という言葉を嫌い、挑戦し続ける著者の考え方に惹かれる。
重要なのは教育、というだけあって、終盤ではそのためのプロジェクトもスタートさせている。
お金の価値は一日で変わる。
だったらとっとと使って本でも買って、頭の中に知識を詰めて、いつまでも使えるようにしなさい、という一節にも共感した。
子どもができたら、好きなように育つ環境を、と考えてしまう。
もちろん、今現在の自分にも十分役立つ本だった。
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僕は小さい時から工夫をするのが大好きでした。だから、この世の中の人はみんな、工夫をするのが好きなんだろうと思っていました。ところが、会社を始めて、そして、生まれて初めて人を雇うことになったとき、履歴書を持ってうちにやってくる人たちの大半が、そうではなかったんです。興味を持ってない人、やる前にあきらめてしまう人、そして、自分で考えることを嫌がる人たちでした。
この人たちのキーワードは、
「いやあ、自分なんて」という「謙遜」と
「どうせ、無理ですよ」という「評論」でした。
34p-35p
僕たちが「普通」をつくりだしているわけです。僕たちは周りの人から影響を受け、そして周りの人に影響を与えています。普通というもののレベルは、いくらでも変えることが可能です。自分が子どもたちにどんな人になってほしいかを考え、それを助けるような「普通」というものをつくりだす必要があるのではないでしょうか。
僕たちが子どもに求めるものが、「おとなしくて聞き分けのいいこと」だとしたら、今のままでいいですね。子どもたちが黙っていて、前へ出ようとしないのがいいのでしょう。そうすれば、今のままの社会が続きます。でも、きっとそれはあまりいいことではないような気がします。
69p
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北海道の町工場でロケットをつくった話? と思ってはいけません。著者の植松氏は「どうせ無理」という言葉を廃絶するためにロケット開発をしている。夢を持ちつづけることの大切さ。「どうせ無理」ではなく,「だったらこうしてみれば?」と問い続けることが,夢の実現に近づく。
こどもの教育に関わる私たち大人として忘れてはいけない姿勢がそこには貫かれている。
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植松さん曰く、中学生でも読める本。
「どうせ、無理」をなくして
「だったらこうすれば?」を癖に
しよう。
大好きなことを一生懸命やりたくなる
一冊です。
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文章がわかりやすいと言えばわかりやすいが、作家が一企業の経営者(研究者)ゆえにつたない。
また、「仕事はお金儲けではない、できると信じ努力を惜しまなければ夢は叶う」と言いたいんだろうけれど、何だか結局は自社の自慢ばかりが伝わってきた。
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memo
「ダメかもしれない」と「できるかもしれない」は、確率は同じ
ギリシア語で暇を「スコーレ」といってこれがスクールの語源だそうです。つまり、暇というのは学ぶべき時間なんです。ギリシア人は、暇というものから学校をつくりだしたそうです
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「どうせ無理」なんて言うな。「どうしたらできるか。」を考えろ。その考え方ひとつで人生だいぶ変わるのでは。私はこれまでどれだけのことを「無理だ」とあきらめてきただろう。。。目の前のくもりをとってくれるような一冊だった。
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どうせ無理という言葉をこの世からなくすこと。
0から1を生み出だす仕事をするためにはどんな人たちが必要なのかというと、頭がいい人でも、高学歴の人でもありません。
「やったことのないことをやりたがる人」です。「あきらめない人」です。「工夫をする人」です。
「だったら、こうしてみたら」です。もう泣きながら、歯をくいしばりながら、「だったらこうしてみたら」だけを考えてください。
CAN DO NASAの門に刻まれた。今から80年前に、
「思い描くことができれば、それは現実にできる」
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以前ポッドキャストのサイエンスサイトークでの植松さんのお話がものすごく印象に残っていたので、書店で見つけて購入させていただいたのですが、本当に素晴らしい御本でした。
読んでいる間、何度も泣き出してしまったり、考えさせられたり、自分以外の周囲の人が愛おしくなったり、生きる勇気をいただいたりしました。何度も何度も読みたい本です。
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とても感動した!読んだきっかけは、ものづくりの原点が知りたかったからで、町工場の苦労話がたくさん書いてあるかと思いきや、そうではなかった。
人間には誰にでも可能性があって、それを奪うのが「どうせ無理」という大人の言葉。「どうせ無理」は「だったらこうしてみたら」でより良くすることが出来る。小さい頃の夢を仕事にするとか、憧れを抱き続けるとか、文字にしちゃうとクサイ台詞ですが、この本に書かれているとそういう風に感じない。
人間が成長し続けることの大切さを教えてくれる、本当に良い本です。
特にこれから子育てを控えている方には是非読んで欲しいです。
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著者の情熱が詰まった一冊です。
宇宙開発の本としてではなく、仕事をするという事の神髄を教えてくれる素晴らしい書籍です。
あきらめないで工夫し続ける、それが大事だと改めて実感することができる本。
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2年前に講演を拝聴し、とても感動しました。
その日から、私も「どうせ無理」は使わないようにしています。
言葉が優しくて、温かい・・・
植松さんのお人柄がよく出た
優しい本だな、と思いました。
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最近 講演を聞いてこの本のことを知りました。
『宇宙開発をしているのは「手段」であって本当の目的は、ただひとつ。「どうせ無理」という言葉をこの世からなくすことです。』という著者の植松さんですが、
ダメかもしれない」と
「できるかもしれない」は、確率は同じなんだから
ひとりでも多く「できるかもしれない」と思う人を増やしたいとも
言っています。
バイブルの一つとして、いつも手に届くとこにおいておきたい一冊です。
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「自己紹介で本が好きですと言ったら、どんな本を書いてるんですかと聞かれました。映画が好きですと言ったら、どんな映画を撮っているんですかと聞かれました。」「お金を払ってしてもらうことはサービスですよ。それは趣味じゃありません」
ズドンときた一節。
いろんな事が見えてきた気がして、見失った大切なものをもう一度思い出せる。
会社の先輩に貸してもらった本。
読みやすくて、すぐに入り込める!
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どうせ無理、という言葉をこの世からなくす、夢をあきらめない、補助金がなくても全額自腹でやっていく
とても前向きな言葉がそこには並んでいて、事も無げに書いてあるから、ホントに?と思うことがあるけど、植松さんは全て実践してきているんですよね。
本の舞台は北海道の赤平にある植松電機で、昔炭鉱で栄えたけど、今は過疎化が進んでいる町。北海道に住んでいて車で通ったことがあって、どうしてこんなところに?って感じで植松電機の工場があります。
違和感を感じるのは巨大な無重力実験棟。何故なら宇宙開発をしている会社だから。
普通数十~数百万する無重力実験を、植松電機ではタダ同然で提供する。何故なら投資を経験と知恵と人脈で回収することが出来るから。
現在はアークプロジェクトという教育プログラムを同じ赤平の施設内に立ち上げて、「住むためのコストを10分の一にし、食うためのコストを半分にし、学ぶためのコストをタダにする」という欧米で実践しされている理想をいかに日本に持ち込むかという夢に向かって日々取り組んでいるという。
刺さる言葉が幾つかあったのでピックアップ
・大量生産、消費の時代から節約した方が豊かになる社会へ
・楽をすると無能にしかなれない
・給料分だけ働いていると、給料分の人間で終わる
・諦められるのはいつでもできるから、最後に回せばいい
・感動すると夢が見つかる
植松電機で開発しているポリエチレン燃料ロケットは、確かに推進力では制限があるかもしれないけど、安全性、環境親和性と今の小型化の流れを見ると、芽があるように感じました。
とにかく前向きになれる本で、エンジニアの人に読んで欲しい一冊。是非直接お話を聞いてみたい!