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1965年生まれ。彼の方が少し若いけど世代はほぼ同じ。
不自由だったけど、手つかずの部分が世の中にはいっぱいあって、自分の好きなことを職業として開拓していくには楽しい時期だったかもしれない。こういった成功本を読むと触発されるなぁ。
本が大好きで、自分の感性で集めた本を理解してくれる人に売る。
贅沢な仕事です。若さゆえにできることはいっぱいあったでしょう。
年とって、経験とまとまったお金がある状態だからこそできる仕事もあるのではないか・・・・なーんて、また夢をみさせてもらいました。
影響を受けて「女子の古本屋」と「本屋さんに行きたい」という本を購入しました。彼が若い頃に読んだ「就職しないで生きるには(レイモンド・マンゴー)」という本も読んでみたいな。
彼が作った本屋「カウブックス」にも行ってみたいし・・・・・
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最高の面と最低の面の両方がバランスよくあることが本当のこと。
孤独を受け入れること。
自分が成長するために仕事をすること。
続けること、工夫すること。
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みんなが知らない二流のもの、教科書に載っていないものの中にもすばらしいものはたくさんある。
好き嫌いは別として、松浦さんじゃないとダメなんですといわれると、すごくうれしい。
そのためには個人のメッセージを自分なりに表現しないと意味がない。書くことも他の仕事もそうですが、自分じゃなくてもいいことに関しては、相手に対しても、自分に対しても罪悪感をもってしまいます。5%くらいでもいい、少しでも自分がやったという後を残すのが大切だと思うんです。それを支えにするしかないと思うんです。
自分に何かをした人、意地悪でも親切でも何でもいいから、何かかかわった人を一度全部思い出してノートに書いてみると、それまで自分は誰にも頼らずに生きてきた気がしていたけど、決してそうではなくて、たくさんの人がいてくれたおかげで、今の自分がいるということに気づく。
社会との関わりを持たないと仕事をしている意味もないし、これからはもっと社会に役立つことをやりたい。どうすれば個人として、今の社会に正しい影響力を持つことができるのかが、今の僕の考える自由です。
なぜわざわざ海外に行って本を買うのかというと、今まで自分が知らなかった本に出会うためです。これだけ便利な時代になっても、自分の知らないことに出会うためには、実際に足を運ばなければいけないのです。
要するに根っから「何かを探す」のがすきなのです。
僕がやっているのは弱者の発想なんです。弱者の発想で物事を考えて、世の中とのつながりをもちたいと思っています。
どういう人が店にきて本を買ってくれるのか、どういう人が指示してくれているのか、ちゃんと自分の目で見て、感じたい。僕も人と会うことで元気をもらえますし、一方通行じゃない、一対一の関係をたくさん作りたいと思う。
書かせてもらえる場所があるというのは、本当に感謝です。発表の場がなくて、自分のためだけに書き続けていくのは難しいですから。やっぱり伝えたい相手がいてこそかけるものだと思います。
粋な人は文章を自分なりに着崩す。
僕はあまり執着ってないのです。冷たいかもしれませんが、人に対しても、モノに対してもあまりべったりするのが好きじゃない。
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新しい教科書みたいな感じを受けました。作品の中に出てたレイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』もビックリな本でした。
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絶対にあきらめないこと。自分が一番得意とする何か。他人が喜んでくれることで自分もうれしくなる何か。一番にはなれないけれd自分にはこれしかできない何か。その道は永いかもしれませんし、辛くて大変かもしれませんんが、きっと幸せと感じる瞬間は手にできるはずです。
仕事をしながら、常にそれぞれリンクすることを勉強をしていたあの時代は本当に楽しかった。
一人になって何かを考えたり感じることで自分に戻れるのが旅の味わい。
どうして一は生きているのかと言えば、自分を高めるため、成長するために生きてる。
やっぱり本物を見るのが一番です。本物をたくさん見て自信をつける。
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自分の将来について迷ってる人はぱらぱらめくってもマイナスではないと思う。でも影響を受けるかどうかはその人次第。私もまだぱらぱらとしか。
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自分の気持ちに嘘をつかずに、強い意志を持って続けていくには
大変な努力が必要だと思う。
経済的な理由よりも気持ちの問題のほうがきっと大きいでしょうね。
個人でやっている場合は続けていきたいという気持ちの部分を大切にしていたら続けられると思う。
会社や組織はそうはいかないけど。
誰かのせいにして逃げることはできなくても、
自分の気持ちには正直にやっていくことができる。
それが自由ということかもしれない。
無鉄砲にいろいろ戦っても結局勝ってもむなしい思いをしただけです。
勝っても負けても得るものにたいした差はない。
結局ボロボロになってまで仕事をしたくない。
どうして僕は仕事をしていくかといえば
結局は自分が成長していくため。
神様が見ている。何かをしてくれるわけでないけど、
ちゃんと見てくれている。
何もしないでいるときの大切さ。
ブラブラ何もしてない自分もあって、バリバリ働いている自分もあって
そういう自分もあっていいと思う。
何もしないでいたときに考えていたことが、見ていたことが今の仕事の役に立っていたりするのです。
昔は憎むべき対象だった仕事が、
今となっては一番の遊びになったと書かれている。
**************
バリバリ働く自分とどうじに
何もしないで考える、見る自分を大切にしていきたい。
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この本、読む前は題名の意味がわからなかった。著者は現在「暮らしの手帖」の編集長だが、題名から「本屋」という文字を抜かして見ると最低で最高の生き方がいいんだ、「あの人は真人間でいつも正しい」と思われることの方が辛い、だめな部分が最も魅力的に見えることがある。高村光太郎の詩に「最低で最高の道」というのがあって、この詩を読んで、著者は生き方が楽になったという。
詩も読んで、この本も読んで、この題名の意味がわかった。
本屋を作るまでの体験談を綴ってはいるが、教科書では教えてくれない「本当のこと」を教えてくれていると思う。就職できないで悩んでいる人も少し視点を変えられるんじゃないかなー。
ちゃちゃ
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自分がまだ何者でもない時期のお話や、何者にか、なりかけている時期のお話、そして現在のお話、そして未来のお話と時間軸に沿って、実際の経験が描かれています。
自分にも他人にも物事にも、一つ一つ丁寧に向き合って、自分の考えや価値観を育んでいく姿勢を学びました。
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前半は著者が高校を中退してから、いろんな経験を経て(こう書いてしまうと如何にもさらりと全てが流れてしまうけれど)、いわゆる「業界」の人々と繋がっていく様が書かれている。そうか、業界人は常にアンテナを至る所に張り巡らせていて、何処からともなく臭いを嗅ぎ付けてやってくるんだ。逆に言えば、そういう嗅覚が優れていなければ、長くはやっていけないんだろう。そしてある質の高さを保つ努力を最大限することで、今度は彼らから話をもってくるようになる。そうやって転がっていくんだな、ということをこの本はシンプルに教えてくれる。
後半の旅行記は特にニューヨークの話が印象的だった。僕の初めての海外旅行が奇しくもニューヨークだったので、氏が歩いたハドソン河の沿道を、僕も数年遅れで歩いたのかもしれない。その日もよく晴れた日で、いい気持ちで散歩していたのだけれど怪しい黒人に捕まって、ちょっと苦い思い出になってしまった。今となればそれもいい。帰ってからウディ・アレンの映画の中のニューヨークを観た。風景は随分違って見えたけれど、行き交う全員がニューヨーク・シティ・ピープルとしての自覚をどことなく持っているように見えるのは同じだった。なんだ、みんな独りなんじゃないか。そう思って楽しくなってきた。みんな都会で寂しい思いをどこかに隠して、小脇のブラウンバッグにリンゴとベーグルを携えて、毎日を歩いているんだ。そう思う。
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キタムに薦められて読んだ。
会社を辞めて一念発起したくなる。
作中よく出てくる、レイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』はこれが気に入ったならきっと必読。
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とても心地の良い自由の香りがする。
ただの夢や幻想ではなく、しっかりと地道に地に足をつけて仕事をしていく上で勝ち取る自由。
こんな生き方をしたい。
本当にそう思う。
松浦さん自身「就職しないで生きるには」という本に影響を受けているようですが、巻末の対談において、就職していてもインディペンデントに生きることは出来ると言っていたことは、現在、就職中の自分にとっては大きな救いでした。
(もちろん、僕もいずれ就職しないで仕事をしていくことを選択肢として持っています。)
生き方に迷った時、仕事に悩んだ時、何度も読みたいと思う本。
あと、中目黒に住みたいなぁぁと思う本。
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2010年の一年間、私の手帳には、
この文庫のカバーがかかっていました。
松浦弥太郎さんの文章が好きです。
晴れた日の寂しい午後や、寒い寒い夜更けでも
寂しさや寒さをすなおに受け止められて、なおかつ
心のどこかに灯がともるような温かな感じがします。
人の体温に近い自然な温度を文章から感じることができます。
だから好きです。
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「就職しないで生きていくには」という命題のもと、「自由について」「書くこと」など、学校を飛び出し「本当のこと」を探し続けた著者の経験を通じて語りかけてくれる一冊。
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@yonda4
古書店「カウブックス」を創り、「暮しの手帖」の編集長も勤める著者のお話。
高校を中退し、単身渡米。路上でビジュアルブックのページを切り取り販売するところから始まった。
「自由に生きる」ことはのべつまくなしに自由ということではない。
自分の中で「大切なものは何か」を決め、それを軸に生きること。
本書の中で一番好きなところは「自分(著者)がいなくなっても、本屋が続いていくようにしたい」というところ。
100年後に自分が創った本屋が続いていたら、と想像するだけでもたのしくなってくる。輪廻転生が本当にあるならば、自分が立ち上げた本屋で、本を買ってみたい。
というわけで、まずはカウブックスに足を運ばないと!