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「豊臣秀吉は、上司である織田信長の長所を見ることに
心がけて成功し、明智光秀は、その短所が目について
失敗したといいます」
とは、松下幸之助さんの言葉。
上司を見抜く、というページを開いたら出てきたこの言葉に、
この本は読みごたえがあるなぁと思いました。
特に、私どもの人材業では、人の見極めが肝心です。
経営者にとっても、この、「人を見抜く」ということが
どれだけ大切で大変かもしれません。
私も先輩経営者にお会いするたびに、見極めのコツを
聞いたりしますが、難しいものですね。
上司や部下の本音に気付き、理解を深める。
これだけで、仕事の大半はうまくいくのではないでしょうか。
仕事柄、いろいろな業界、職種の方のお話を聞きますが、
どれほど過酷な労働環境にあっても、
「今の職場、気に言っているんです」と言える人の多くは、
上司や部下、仲間との人間関係に恵まれているんですね。
この本は心理学を用いて、それぞれの話し方やクセ、行動から
本音を見抜く、具体的な例がたくさん載っています。
人間関係もビジネスの基本。
多種多様な上司、部下がたくさんいるんだと理解できる
オススメの新書です。