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前に読んだ「転落」に比べたら悪意と黒さが
抜け落ちた感はありますが、文章的にも
展開的にもスッキリしたような気が。
各章の頭で展開されるクニコのパートと
本筋であるナナミのパートが読者の混乱を来す
一歩手前で展開され、最後にキッチリと重なり
収集される様はやはり気持ちいい。
気持ちいいんだけど...その仕掛け自体は
さほど驚きはなく、むしろ予想の範疇で
謎と不安...的なオビ煽りほどのインパクトは
なかった...かな。ナナミのとった行動も正直
「んなアホな!」って気もするし...。蛇足だったのでは?
...と敢えて贅沢を言ってみる。
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二つの物語が交わった時、驚愕の事実が! 一人暮らしのナナミ、元ヤンキーのクニコ。ある日、クニコがカフェでメールを送ったところ・・・。ドメスティック・サスペンスの旗手が放つ驚愕の書下ろし長編。 あなたは、この仕掛けを見破れるか?
《ブックデータベース より》
《2010年3月5日 読了》
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【あらすじ】
二つの物語が交わった時、驚愕の事実が! 一人暮らしのナナミ、元ヤンキーのクニコ。ある日、クニコがカフェでメールを送ったところ・・・。ドメスティック・サイエンスの旗手が放つ驚愕の書下ろし長編。
【感想】
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■二つの物語が交わった時、驚愕の事実が! 一人暮らしのナナミ、元ヤンキーのクニコ。ある日、クニコがカフェでメールを送ったところ・・・。ドメスティック・サイエンスの旗手が放つ驚愕の書下ろし長編。
■■全体的に読みやすいんですが、盛り上がりに欠ける。これって一応ミステリに分類されるのかなぁ・・・???あちこちに一応伏線らしきものはあるんですが、結末まで行ってもそれに対する感動や感激はあんまりない。ただ、一応幸福の見える終わり方だったのでそれはよしとするかなと。脇に出てくる男の子が良かった。
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驚愕のラストというほどではなかったが、最後までわからなかった。
乾くるみ的作品。
悪意がなくて物足りない。
(図書館)
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二つの物語が交わった時、驚愕の事実が! 一人暮らしのナナミ、元ヤンキーのクニコ。ある日、クニコがカフェでメールを送ったところ・・・。ドメスティック・サイエンスの旗手が放つ驚愕の書下ろし長編。
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クニコとナナの定型文の往復のようなそっけないメールのやり取りを軸にした、クニコとナナの物語である。と、読み始めてすぐにそう思った。だが端々にちょっとした、あるいは大きな違和感を覚え、あちこちに引っかかりながらもつい流してしまいながら読み進んだ。それぞれの人生は、さまざまな困難や壁に満ちていて、家族の事情に振り回され、自らの蒔いた種に翻弄されながら過ぎていく。そして最後の最後の種明かしで、それまで流してきた数々の違和感がすべて腑に落ち、彼女たちのこれからを見守りたくなるのである。わだかまりをすべて溶かして、しあわせになってほしいと願わずにいられない一冊である。