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ここまでの湊作品は個人的には結構好きだったんですが
今作はちょっと...だったかも。
得意の視点を変えたモノローグ形式で一つの
事件を語っていくのは「告白」と同じですが今作は
事件そのものに驚きと魅力が薄く感じてしまいます。
悪意のないボタンの掛け違いによる、悪循環の連鎖の
ようなもの...が読んでる自分としては仕掛け的には
予想の範疇内でその上をもっと突き抜けて欲しかったと
ホザいてみたりして...。
湊さんの作品でなかったらまた別の感想なのかも
しれないんですが、やはりあの「告白」の善くも
悪くものインパクトと衝撃がある分ハードルが勝手に
上がってしまうんでしょうね。
1stアルバムを越えられないバンドみたいな...。
面白いんですが始終低空飛行のままでググっと
気持ちが飛び上がるタイミングを逸してしまいました。
贅沢過ぎですかね?
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「N」と出会う時、悲劇は起こる―。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために―。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。
《ブックデータベース より》
《2010年2月1日 読了》
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各章ごとに 登場人物の独白の一人称で進むいつものスタイル
今回はそれほどひどい終わり方ではないのかな・・・?
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つながりをつきつめるのがちょっと難しかったかな… 成瀬→希美→安藤→西崎→奈央子→野口の順番であってるのかしら? 野原さんのために、が一番はじめにきてたことに気づいてびっくりしました(^_^;)
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購入と同時に一気読み。
後味はすっきりしないであろうと解っていたのに、読む手を止められなかった。愛とは一体なんなのか・・・
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「N」と出会う時、悲劇は起こる―。大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。努力家の安藤と、小説家志望の西崎。それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。すべては「N」のために―。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。『告白』『少女』『贖罪』に続く、新たなるステージ。
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以前読んだ作品が良かったので、図書館で借りてくる。
内容は、悪くはないのかもしれないが読みにくかったなぁ。
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この人の伏線のはりかたはとてもセンスがいいと思う。ここでなぜ?っていう一見意味のない一文があとになってサラサラ溶けていく。「灼熱バード」をタイトルにする西崎が好き。
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生徒に借りた!その3
湊かなえのは全部借りてます笑
評価はあまりよくないのかな?
でも、私は好きだった。読むにつれて色んなことがつながっていく感じ。
すっきりするんだけど、やっぱり、この人の重いです。
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マンションの一室で起きた夫婦殺人事件。
かかわった人間のそれぞれ。事件の真相は・・・・。
なんかダメだー。まどろっこしくて話に入っていけなかった。
この作者のデビュー作がすごく衝撃的で面白かったんだけど・・・
その後はどうもついていけない。
次は買わないかも・・・・
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この人の小説は右肩下がりで面白くなくなる気がする。いつも通り、ある殺人事件を複数の視点から回顧し最後には驚愕の結末が・・・!となるのはもはや予定調和ですね。水戸黄門かよ。意外性のないラストにうんざり。
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著者のこれまでの作品の印象である、暗さを入れ子式の小説に組み込んだ感じの本でした。
1回の読みでは、誰が誰を庇っていたのかがいまいち分からなくなってしまいましたが、一通り読んだ後にもう一回読み返してみると、とてもしっくり来ます。
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購入者:仲村(2010.2.24)返却:(2010.3.8)
またもや、本の帯の文章と、『Nのために』という意味深?な題名に惹かれて購入しました。読んでびっくり!!全ての登場人物が『N』なんです。最後にその『N』が誰なのかが分かり、ENDになると勝手に予測したんですが・・・最後はもやもや感大でした。 中盤は良かったんですけど・・・。ただ、苦しくて重たい感じがありました。
渡辺 貸出:(2010.3.13)返却:(2010.3.22)
湊かなえ作品はすべて読んでますが、本当にハズレ無しです。
登場人物がみな「N」で、それぞれが「N」のために動いていて伏線が後半一気に繋がってくる感じが気持ちよかったです。
貸出:山口(2011.8.13)
それぞれがそれぞれのNために、何かをしたりないかを考えたり偽ったりする話。自分以外の人のために何かをすること、深いです。自分にはまだ無理な気がします。
油谷 貸出:(2010.8.24)返却(2010.9.3)
映画「告白」を観に行って、すごく斬新でストーリー展開もおもしろかったので次は小説を読んでみようと思い読んでみたのですが、期待しすぎてしまった為かあまり印象に残らなかったです。
中山:貸出(2010.9.3)返却(2010.9.28)
個人的には、がっかりでした。4人の視点から構成されていて、いろんな角度から見て事件の真相を探るといった内容でした。映画でいうと、黒澤明の羅生門みたいな構成です。ただ、ラストも衝撃的ではなかったし、なによりも、登場人物のNの中に、中山が出てこなかった事が残念でなりません。同じ構成なら、宮部みゆきの理由の方がおもしろかったです。
細見:貸出(2011.10.28)返却(2011.11.11)
良かったです。僕は『告白』のをほうを先に読みましたが、やはり今回の『Nのために』も同様、湊かなえさんの独特の描写・話の展開にドンドン吸い込まれていきます。凄いです。
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私には、上手く立て直したように思えるのだけれど……。
前回までとは打って変わって、「誰かのため」っていうのを主題に置いているらしいのだけど、結局、湊さんの描く登場人物って自己中心的な感じがする。
いや、もちろん小説として良い意味で描写は上手い。
でも、だからこそ読んでいて気分が悪い。
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うーん。湊かなえさんの本を読み終えるといつもモヤモヤしたものが心に残る。今回も登場人物それぞれが事件について語っていき、最後に真相がわかるパターン。続きがかなり気になりページが進んだ。でも細部がわかりにくい。これは誰のエピソードなのか頭で整理しながら読んだ。