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ぼくの! みんなのレビュー
- マチルデ・ステイン (文), ミース・ファン・ハウト (絵), 野坂 悦子 (訳)
- 税込価格:1,540円(14pt)
- 出版社:光村教育図書
- 発行年月:2010.1
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絵本
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紙の本
オバケのような大人にならないために・・・
2010/05/11 00:29
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒼空猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでもかんでも「ぼくの!」と独り占めしてしまうオバケ。
ひょんなことから メレルという名前の女の子の家に紛れ込みます。
メレルのベットに勝手にはいり、靴下を帽子にし 勝手にお風呂にはいり・・・
メレルはそんなオバケに呆れながらも優しく受け入れ、一緒に遊ぼうと声をかけるのですが、オバケがなんでも独り占めしてしまうのでついに怒ります。
そこでメレルとオバケは「仲良く遊ぶ」練習をすることにしたのです。
はじめは「ぼくの!」とボールを手放さなかったのがキャッチボールができるようになり、ブランコを離さなかったのが 交代して使えるようになり・・・嬉しくなった2人はパンケーキを焼いてお祝いをします。
そこへオバケを探しにきた人は、オバケをみて「ぼくの知っているオバケによくにている」といいますがオバケがとてもいいこなので、同じオバケとは気づきません
楽しい夜をみんなで過ごした次の日、オバケはある手紙を残し帰っていきます。
言葉もそうですがコミニュケーションというのはよくキャッチボールに例えられるものです。
投げなければ返ってもこないし、練習もしなければうまくはならないでしょう。
子どもは基本的に欲しいものは、なんでも自分のモノにしたいものですが、友達との付き合いのなかで我慢することや譲ることを学び、社会のルールと共に 集団で遊ぶ面白さや思いやりに気づくものです。
一人より2人 2人より大勢で遊ぶことは発見の連続ですものね。
たまにオバケのまま大人になってしまう人もいますが、大人になりより広い世界で仲良く遊ぶことを学ぶのは難しいものです。
メレルのような優しい大人も少ないでしょう。
大人にとって当然のルールでも、子どもはすぐに自分と結びつけることはできません。
幼少期から 遊ぶ練習の機会は、色んなカタチや場面で与えていきたいものだと感じました。
ボク(自分)だけでなく、共有することでより多くの楽しさを得られることに気づいたなら きっと オバケの世界はとてもひろくなったことでしょう。
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